梅田ヨドバシカメラ2Fにある望遠鏡売り場のパンフレット棚に、四季刊行のフリーペーパー『So-Ten-Ken』が置かれています。
現在置かれているVol.38春号では、星雲・星団を見てみようということでメシエ天体ラリーを紹介しています。メシエ天体とはスター・ウォッチングに興味を持った人が直ぐに聞く言葉で、18世紀のフランス人天文学者シャルル・メシエ博士が夜空に広がる星雲・星団・銀河の代表的なものを『メシエ・カタログ』としてリストアップしたものです。例えば有名なオリオン大星雲はM42(Mはメシエの頭文字)、また昴(プレアデス)星団はM45というリスト・ナンバーで呼ばれています。
メシエ・マラソンとは夕方から翌朝にかけて一晩中で、総計107個のメシエ天体を望遠鏡で捉え観ていこうという、実際のマラソンのようにかなり体力も要るスター・ウォッチングで観望大会も開かれています。時期としては3月から4月に掛けて多くのメシエ天体が観やすくなっています。興味のある方は参加されると色んな望遠鏡を覗かせて貰えたり、星の名前などを覚えるのにも最適なイベントです。
ところで今号の『So-Ten-Ken』で面白いのは双眼鏡のページで、身近な鳥を覚えようということで「お散歩バード・ウォッチング」を薦めています。千里山でも良く見るメジロやヒヨドリなどのことや、持っていると楽しい観察ができる双眼鏡も紹介されています。先日、千里山神社に梅の花を見に行った時に見た野鳩達も、双眼鏡を持っていたらもっと詳しい生態が観られたかも知れません。