先日千里山キリスト教会の下の道を歩いていると、赤い椿の蕾がついた枝が一本落ちていたので拾って帰りました。高い石垣の上を見上げても椿の木らしきものは見えなかったので、誰かが何処かから落として行かれたものと想像しました。
帰宅して細長いグラスに枝を差し、パソコンのディスプレーの前に置きましたが、倒れて水がキーボードに掛かりそうでかなり危険な感じです。蕾の重みが掛かる反対側のグラスの底に、両面テープを貼ってみましたがやはり不安定でした
そう言えば昨年の桜の蕾の季節に下を走る高い車に折られたのか、蕾を付けた桜の大きな枝が垂れ下がっていたのを拾ってきて、暫くの間ベランダで活けて開花させたことがありました。たかが桜の枝ですが散華するまで美しく生命を全うさせてあげた感慨がありました。今回の椿の小さな蕾の枝も花開くまで枯れないでいて欲しいと、パソコンでのデザイン・ワークの合間にも見守っていました。
一週間くらいして椿は綺麗に花開き、2日後に突然落ちてしまいました。椿の花は首が落ちるようで縁起が悪いと言われますが、落ちた花もなかなか風情があるものでした。