千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

歩道スペース

2011-03-22 22:15:31 | Weblog

 千里山でも大きなマンションなどが建て替わる時に、意識の高い周辺住民の要望や交渉運動が行われて、道路から建物を適度に控えることで圧迫感を減らし、そのスペースを住民の安全のための歩道スペースとして確保したり、緑彩を提供するということが見られます。千里山まちづくり協議会が出版・配布中の『千里山の暮らしと住まい』(集合住宅編)は、自分達の住んでいる場所でそのような開発が起こった場合に、住民が主体的に取り組むなかで参考にして頂けることも想定しています。
 さて、写真は僕のよく行く大阪梅田の茶屋町界隈ですが、近年まで残されていた入りくんだ路地の平家屋が、次々に大きな高層ビルに建て替わっています。近くには広さ日本一と言われる丸善&ジュンク堂書店が入るチャスカ茶屋町ビルも最近オープンされたし、この右に写るNU茶屋町は5年ほど前に出来ましたが、現在向かいに阪急不動産のタワー・マンションジオ・グランデ梅田が完成しつつあります。
 工事囲いのパネルの中は余り分かりませんが、少なくとも地上階は確実に店舗が並ぶことでしょう。そしてNU茶屋町の歩道側と合わせると道路が従来の倍近い広さになり、開放的で魅力的な街通り空間が住民や来訪者に提供されます。ビルの高層化と共に見上げる空は狭くなっていきますが、地上では街の共用スペースが広がっていくのは面白いと想います。