先日紹介させて頂いた野口義修先生の『作曲本~メロディーが歌になる~』(シンコー・ミュージック刊)とは、姉妹編シリーズに当たる『作詞本~言葉が歌になる~』も、歌詞作りの大切な心構えとテクニック的な両面に触れたものとしてお薦めします。
ポップス即ちポピュラー・ソングは大衆の共感の得られるテーマを、自分らしい個性的な言葉・表現・発想によって歌詞にするのが作詞であると、冒頭に歌姫宇多田ヒカルさんの大ヒット曲『Automatic』を例にしながら書かれています。これからも常に胸に置きたい言葉です。そして動機には作者の感動が無ければならないと改めて教えられます。
ただ、詞先(歌詞を先に書き上げること)の場合にその歌の構成を考えて書くことを薦め、A・B・AとA・B・C(サビ)の形式が大多数と言われているところは、最近プライマリー・ブリッジと呼ばれるいわゆる大サビを良く使う僕としては、現在はそのような曲構成も普通のものとなってきたことを挙げたいと想いました。
ところで『作詞本』の著者の遠藤幸三さんは、野口先生とはコンビで作品作りをされている親友ということです。一人で作詞・作曲するのはもちろんソングライターとしてやり甲斐がありますが、作詞でも作曲でも補完しお互いに作品を高め合える友人(パートナー)を僕も欲しいと想っています。
また中森明菜・稲垣潤一などJポップから歌謡曲まで、幅広いジャンルで作詞家として活躍されています。特にNHK「おかあさんといっしょ」「みんなの歌」など、子供の歌に50作品以上を提供されているのは、千里山MMT子どもミュージカルの挿入歌を一昨年に作曲させて貰った僕としても興味深いです。 絶版になっていますが『ロック作詞講座』の方もAmazonの中古本流通で購入したいと想います。
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