ELEVEN HOUSE

北海道だ~い好き❤バイクはカワサキ☆クルマはレクサスCTとタウンエース(キャンカー)とジムニー☆キャンプと鉄道も好き

2022.11 浜名湖ガーデンパーク、いいわあ

2022-11-20 22:48:33 | クルマでドライブの部屋
 納車されたばかりのレクサスCTの初ドライブは浜名湖ガーデンパークにしました。山の方はもみじ狩りで渋滞ぎみになりそうな気がしたので、すいすい走れそうな海側を選択。
 東名岡崎IC辺りでややペースは落ちたものの、ほぼ順調に浜名湖に向かうことができました。
 浜名湖ガーデンパーク、いいところだわあ。しかも入場料は無料。どうやら県の施設らしい。メンテの軽トラに小さく「静岡県」と書いてありました。
 広い駐車場の入場口近くにクルマを停め、園内に入ると、川沿いに美しい景色が広がっていました。


 遠くに見える展望塔まで、ぶらぶらと季節の花の中をウォーキング。いい雰囲気です。


 季節の花もいいけど、展望塔(300円)から見る浜名湖の眺めもとてもすてきでした。




 国際ガーデンエリアまでさらにぶらーり。海外の建物のレプリカや庭園もすてきでした。






 暑かったからキッチンカーでソフトクリーム。「北海道小豆」の文字につられてあんこのソフトクリームを食べました。北海道小豆のあんこはうまい!。




 いい汗かいたわ。
 浜名湖ガーデンパークを後にし、向かった先は、展望塔から目の前に見えた浜名大橋を渡ってすぐの渚園キャンプ場。広~いキャンプ場でした。係の人から料金などの説明をお聞きし、ちょっとだけ見学させていただきました。なかなかよさそうなキャンプ場です。
 いつか浜名湖ガーデンパークで半日過ごして、夕方から渚園キャンプ場でのんびりしてから焼き肉、そして浜名湖のおいしい空気を吸いながらテント泊、なんていいかも。

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2022.1 お正月は蒲郡三谷温泉

2022-01-06 23:59:42 | クルマでドライブの部屋
 コロナ第6波への足音がひたひたと・・・ちょっとイヤな予感。
 今年のお正月の2日と3日は、僕たちと二人の母の4人で蒲郡三谷温泉でのんびりと過ごしました。
 2日午後1時半、Cクラスのトランクに車椅子とキャリーバッグを入れ、妻の母の住む住宅に行き、豊田ICから東名高速に入りました。ここ最近はジムニーかシュピーレン(タウンエースバン)でしか高速を走ってなかった僕は、Cクラスあまりのスムーズさについついスピードが乗ってしまい、スピードメーターを見ながらアクセルを緩め加減にして走りました。「本来、乗用車ってこういうもんだよなあ」なんて思っているうちに、道路は混み始め、岡崎~音羽蒲郡間は60kmから80kmくらいで流れに乗って走りました。


 音羽蒲郡ICから蒲郡までは一本道。蒲郡から豊橋方面に向かえば、三谷温泉はすぐそこです。山の上に茶色い三谷観音がそびえていました。母は「白かったのに色が変わっちゃった」なんて言っていましたが、たぶん母の思い違いで元々茶色だったと思います。僕も、子どもの頃に両親に三谷へ海水浴に連れてきてもらった記憶はありますが、観音様の色までは覚えていません。
 予約しておいた三谷温泉の松風園に着きました。夕方になり、三河湾に沈む美しい夕陽を部屋から眺め、夕焼けの美しさに感動し、お風呂に向かいました。三谷の気持ちのいいお湯に身体を沈めます。








 いいお正月だなあ。
 晩御飯は三河牛にアワビ、手巻き寿司に地の食べ物の数々。普段食べられないような品々に舌鼓を打ち、4人ともお腹いっぱいです。












 美しい夕日とおいしい料理、そして気持ちのいいお湯に二人の母も喜んでくれて・・・実は何かと大変でした。歩けない(車椅子)母と認知症がかった母・・・でも、思いっきり喜んでくれている二人の母を見てると、大変なんて思っちゃいけないなあと思いました。僕たちを育て上げる方がずっと大変だったはずなのですから。今、こうして幸せに新年が迎えられるのも、育ててくれた母のおかげなのです。
 去年の3月に義父が他界し、喪中のお正月です。それでもこうして妻と二人の母と4人で素敵なひととき過ごすことができました。2022年もいい年になりそうです。


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2013.2 VOXYで行く南信州昼神温泉ドライブ

2013-02-16 11:55:53 | クルマでドライブの部屋

 全国的に雪が降る降ると天気予報では言ってるのに、僕の住む豊田はいつも雨。本当に雪が降ると通勤で大変な思いをすることになりますが、降らないと逆に積雪がうらやましくなります。そこで、3連休を使って長野県南部の昼神温泉に行って、雪を見ながら温泉に浸かDscf3330 ろうということにしました。
<2月9日>
 目的地の昼神温泉は豊田から100㎞足らずの比較的近い所にある温泉です。お昼少し前に家を出て、まずは足助を目指しました。小京都風の通りにお気に入りの店「参三楼」があります。ただ、ちょうどこの日から足助は雛祭り行事が始まり、狭い路地は観光客であふれていました。VOXYで通るのが歩行者に申し訳ないような感じでしたが、仕方がありません。歩行者の邪魔にならないようにゆっくりとクDscf3272 ルマを走らせ、「参三楼」に行きました。
 僕は三河豚を使ったカツカレーで、妻は手作りソーセージのスパでお腹を満たし、再びのろのろと古い町並みの路地を抜けて、R153で一気に昼神温泉がある阿智村を目指しました。
 稲武まで行けば雪があるだろうと期待しましたが、いつまで経っても雪景色にはなりません。長野県に入り、平谷村のスキー場付近と、R153最高地の治部坂峠のスキー場付近にだけは雪が見られましたが、やっぱり道路には雪はありません。雪景色も峠だけでした。せっかくの4WDに買ったばかりのスタッドレス・タイヤも宝の持ち腐れです。わずかに道路の隅に除雪の跡の雪があるだけで、雪を見ながら温泉なんて絶対に無理だなあと思えてきました。
 3時前には阿智村に着きました。観光案内所で湯巡り手形の「物味湯産手形」を1050円で買いました。この手形は、1年間有効で、伊那・木曽・諏訪の長野県南部一帯の10の日帰り温泉に無料で入ることができ、協賛店では割引価格やサービスが受けられるというとてもお得な手形なのです。
 まだ時間はたっぷりあるので、ガイドブックを見て大鹿村に行ってみようと思いました。ガイドブックの写真を見ると、大鹿村は昭和を絵に描いたようなノスタルジックな景色が広がっDscf3282 ているように見えたのです。
 飯田山本ICから中央道に入り、松川ICで出ました。そのままひたすら東に走ると、まずはりんご畑の中を、続いて松川の市街地を、そしてR153を横切ると、どんどん秘境に入っていくような道になってきました。千と千尋の世界を彷彿させる道は、右手に見る川に沿ってくねくねと曲がりくねっていて、左側は断崖絶壁だったり、深い森だったりして、徐々に山里深く入っていきました。
「あっ、サル!サル!サル!」
 左の道端に2匹のサルを発見。思わず指さしながら叫ぶと、妻が、
「わあっ、こっちにも。」
と、驚いたような声で叫びました。右側にも数匹のサルがいて、合わせて7,8匹の集団でした。さらにクルマを進めると、左手の崖の上から落差の大きい滝がありました。一部が凍っていて、かなり迫力のある滝でしたが、特に名も無い滝で、ここら辺りではごくごく普通の景色なのかもしれません。するとまた、7,8匹のサルの集団が。サルは出るわ、滝はあるわ、いったいなんて所なんだろうと思いました。右手がひっそりとしたダム湖になりました。なんだか八ツ墓村のワンシーン、両足を広げて湖面に浮いている死体がありそうな湖でした。秘境と言ってもいいような雰囲気が漂っていました。しかし、大きな看板には「日本一美しい村・大Dscf3276 鹿村」と書かれていました。寒々とした冬以外の季節に、もう一度ここを走ってみたくなりました。きっと八ツ墓村とは別の印象になると思います。
 阿智村から30分ほどで大鹿村に着きました。ガイドブックによると、映画「大鹿村騒動記」のロケが行われた昭和初期の建造物がいくつもあるはずです。ところが、それがどこにあるのかよく分かりません。所々寸断されている酷道と称されるR152に入りました。ここはよく整備されたきれいな道でした。大鹿村の市街地の南の端辺りに古いコンクリート製の3連アーチになった昔なつかしい橋が見えました。それがガイドブックに載っていた小渋橋でした。さすがに、ほとんど人もクルマも通らないのか、ここだけは雪が積もっていました。この冬初めてVOXYのミッションをを四駆に切り替えました。切り替えると言っても、ボタンひとつですが。
 クルマを橋のたもとの空き地に置くと、カメラを持って橋まで行きました。なつかしさがこみ上げてきました。子どもの頃に立派に見えた橋は全て、この小渋橋のようなコンクリート製でした。山と雪の風景ととけあい、なんともノスタルジックな気分になりました。
 その後、他の橋や昔のバス停などを探しましたが、よく分かりませんでした。こういうレトロな風景にはもう一台の愛車ローバーミニが似合いそうです。花が咲き始める春にミニにDscf3285 乗って「日本一美しい村」大鹿村を探検したいと思いました。
 夕方になってきたので、引き返すことにしました。
 夕日を浴びながら千と千尋の道を戻りました。途中の名も無い滝では路肩にクルマを駐め、雪と氷の間を流れ落ちる一筋の水をカメラに収めました。サルの出没も期待しましたが、どうやら家に帰ってしまったようで、サルの姿を見ることはありませんでした。
 松川ICから中央道を南に走ると、東の山々に夕日が当たり、白い雪が赤く染まっていました。そして、飯田山本ICを出て、予約しておいた阿智村の昼神温泉「おとぎ亭・光風」に向かいました。
 旅館に着いた時は、すっかり暗くなっていました。駐車場にクルマを停めると、旅館の方Dscf3314 が出迎えてくれました。趣のある玄関の前には、「かさこ地蔵」のお話を連想させるお地蔵様が並んでいました。古い建物ですが、ロビーには羽衣の布が垂れ、おとぎ話の世界をイメージした雰囲気にあふれていました。
 チェックインを終え、まずは温泉です。
 昼神のお湯は、つるっつるのお湯なので、楽しみにしていました。到着がDscf3296 遅くなったため、食事まで20分しかありませんでした。妻と2人で大急ぎで大浴場にすっ飛んで行きました。食事時のお風呂には誰もいませんでした。体にお湯をかけ、湯船に入るとちょっと熱かったので、露天風呂に入りました。外の気温が低いからか、僕にとってはちょうどいい湯加減で、気持ちよくつるっつるのお湯に浸かりました。しかし、それほど長くは入っていられません。10分ほどお湯に浸かり、すぐに出て食事に向かいました。
 食事は別の部屋の個室でした。鍋やてんぷら、お造りに茶碗蒸しなどの普通の献立でしDscf3295 たが、おいしくいただくことができました。ただ、ご飯の味は少し気になりました。安いお米か、それとも地元のお米か分かりませんが、「これはうまい」と思えるご飯ではありませんでした。これは、僕の味覚の問題かもしれません。それでも、普通においしいご飯で、量もちょうどよく、部屋の雰囲気もよかったので、十分満足できる晩ご飯でした。
 部屋に戻ると、用意されていたこたつに足を入れ、そのままごろ~んとしたところで、記Dscf3291 憶が消えていました。気づいた時は10時を過ぎていたので、急いで温泉に入りに行きました。
 脱衣場で初老のおじさんに、
「スケート、見てたか。」
と、声をかけられましたが、こたつがあまりにも気持ち良く、ぐっすり眠ってしまったため、テレビを観ていません。どうやら、四大陸フィギュアで真央ちゃんが大活躍したようでした。
 時間が遅かったせいか、今回も大きなお風呂に僕一人だけでした。ゆったりとした気分Dscf3298 で二度目の昼神のお湯を楽しみました。
<2月10日>
 久しぶりにいっぱい寝たので、朝の目覚めもよく、めずらしく朝風呂に入りました。昼神のお湯は何度でも入りたくなるくらい気持ちがいいのでDscf3307 す。
 朝食ももりもり食べ、気持ちのいい一日の始まりになりました。
 食後も、部屋でこたつに入ってのんびりと過ごし、9時半くらいにロビーに向かいました。
 チェックアウトを終え、ロビーの隅の畳敷きの喫茶コーナーでモーニングDscf3309 ・コーヒーです。おとぎ話によく出てくるかわいい鬼がちょこんと置かれていました。
 クルマを駐車場にしばらく置かせていただき、ロビーにあった昼神温泉散策マップを見ながら、森の中の道を散歩することにしました。「風の散歩道」Dscf3310 と記された1.8㎞コースを選びましたが、まずは一気に急な上り坂でした。はじめの200m程度で息切れしそうなくらいの上り坂でしたが、信州の低い気温にもかかわらず体は熱くなってきました。老人ホームDscf3311 の大きな建物が一棟あっただけで、あとはただただ森の中。
「なんか、おもしろい動物が出てこないかなあ。」
とつぶやいたその時、妻が、
「あっリス!」
と声を上げました。枝から枝へと小リスがぴょんぴょん跳び回っていました。まるで、「ご要Dscf3315 望にお応えして」というくらいグッド・タイミングでした。老人ホーム付近の街灯もリスのデザインのかわいいものでした。どうやら昼神の森にはリスたちがたくさん住んでいそうです。
 途中の道で行き止まりになっていたりして、1.8㎞どころかずいぶん歩きました。体力に自信のない僕ですが、森のおいしい空気に助けられ、気持ち良く散策することができました。「風の散歩道」の最後は、阿智神社でした。ひっそりとたたずむ祠にはぴーんと張り詰めた空気が感じられました。一年間幸せに過ごせるようお参りをDscf3316 し、参道を下りました。
 駐車場に戻り、タオル・セットと「物味湯産手形」を手にして、昼神の立ち寄り湯に入りに行きました。温泉街を二人でぶらぶら歩き、手形があれば無料で入ることのできる「鶴巻荘」に行きました。
 フロントで「物味湯産手形」にスタンプを押してもらい、脱衣場に行くと、お年寄りで混雑していました。どうやら地元で人気の温泉のようです。お風呂にも10人くらいの人がいて、なかなか活気のある温泉でした。20分ほどお湯に浸かりました。
 すっかり温まったところでお風呂から出て恒例のコーヒー牛乳を飲んでいると、妻が女湯から出てきました。そして、開口一番、
「年寄りがやかましい。」
 すると、おばあさん5人組が大声でおしゃべりしながら出てきましDscf3320 た。
「あのばあさんたち、うるさすぎる。」
 その点、おじいさんは場をよくわきまえています。大騒ぎするお年寄りは一人もいませんでした。気持ちのいいお湯も、妻にとっては腹立たしいお湯だったのかもしれません。
 ガイドブックによると、昼神温泉の最寄りのインター園原ICの近くに「信濃比叡」という古いお寺があります。比叡山延暦寺の信州版のような気がしたので、行ってみることにしました。地図では、その手前に「物味湯産手形」の協賛店があったので、そこでお昼ご飯を食べてからお寺に行ってみることにしました。
 スキー場「ヘブンス園原」の手前に食事の店「東山道」がありました。信州と言えば蕎麦です。大好きな五平餅もあったので、僕も妻も、てんぷらそばと五平餅を注文しました。そばDscf3321 は見かけ以上に量が多く、そこに小振りの五平餅が加わって、あっという間にお腹がいっぱいになりました。
 「物味湯産手形」のサービスでコーヒーが付きます。1050円の「手形」で390円のコーヒーのサービス。引き算をすると660円で温泉10回ということになり、これで温泉入浴1回あたり66円です。もともと1年間で長野県南部全域の温泉に2回入れば元が取れる手形なので、この「物味湯産手形」は本当にお得なのです。
 お腹もいっぱいになり、目的地の信濃比叡にクルマを進めました。ヘブンス園原スキー場の手前から狭い坂道を登って行くと、すぐにそのお寺はありました。参拝者は僕たちだけで、ひっそりとしたお寺でしたが、麓の土産物や食事の店には観光バスが3台に乗用車も10Dscf3324 数台と大賑わいでした。そこも「物味湯産手形」の協賛店です。簡単にお参りを済ませ、さらに山奥の「暮白の滝」を見てみようと山道を登り始めました。すると、突然の雪道で、除雪がしてありません。4WDにスタッドレスでぐいぐい登って行きましたが、滝の看板さえ見当たりません。このまま登ってUターンできなくなったら大変と、少し広くなった所で何度も雪の上で切り返しをして、戻ることにしました。君子危うきに近づかずというほど大袈裟なものではありませんが、不安を感じたら引き返すのが雪道の鉄則です。滝はまた暖かくなったら見に来ればいいのです。
 引き返す時に、JEEPラングラーとすれ違いました。同じ4WDでも、JEEPの方がかなりワイルドです。JEEPは不整地走破用のクルマのようなものです。JEEPだったら、引き返すDscf3325 ことなく根性で雪道を登り続けたに違いありません。
 再び昼神温泉のある阿智村に戻り、往路と同じR153で豊田に向かいました。時間はまだ2時でした。この時間に阿智村を出れば、スキー客が帰る時間より早く日常的に混み合う足助の市街地を抜けることができます。
 R153は、バイクで走ってもクルマで走っても気持ちのいいワインディング・ロードです。寒原峠を越え、治部坂峠を過ぎ、大賑わいの治部坂スキー場を横目で見ながら淡々と走り続けました。昨日はサルを見て、レトロな風景を見て、つるっつるの温泉に入って、今日も朝から温泉に入って、散歩道でリスを見て、気持ちのいい道を走って・・・。そんなことを思っていたら、だんだんと目がとろんとしてきてしまいました。あまりにも眠くなってきたので、道の駅「信州平谷」で休憩することにしました。
 そこで活躍するのが、VOXYのフラット・シートです。2列目と3列目のシートを倒すと、シートはほぼ平らな状態になります。しかも操作はいたって簡単。カーテンを閉めればあっという間に車中泊仕様になります。積んでおいた毛布を被って30分ほど仮眠すればあとは一気にDscf3326 豊田に帰るだけです。
 3時になぜかラジオ体操の音楽が流れてきました。そろそろ起きないと足助が混むぞと思っているうちにまたzzz。気づけば4時近くになっていました。VOXYを車中泊仕様にすると、いつもこんな感じになってしまうのです。
 道の駅を出る時には、交通量はかなり増えていました。足助の渋滞は必至なので、稲武から山越えの道で藤岡に抜け、東海環状道豊田藤岡ICから豊田松平ICまで高速道路を走り、5時半頃に自宅に着きました。
 楽しみにしていた雪見の温泉は叶いませんでしたが、心と体を癒すには十分すぎるくらいリフレッシュできるドライブになりました。また春になったらぶらっと出かけてみようかなあと思います。

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2012.7 富士五湖めぐり1泊ドライブ(Cクラス初ドライブ)

2012-07-24 00:20:36 | クルマでドライブの部屋

<7月14日>
 三連休初日の土曜日、朝8時50分に新車のにおいが充満する買ったばかりのCクラスに乗り込み、豊田の自宅を出発した。2週間前に納車された我が家のCクラスのオドメーターDscf5101 は560㎞を指していた。行き先は富士五湖。以前から初ドライブは「富士山を見に行こう」と決めていたのだ。2人で富士周辺をドライブするのは新婚当時以来で、あの時はフェンダーミラーをイギリス輸出用ドアミラーを装着したスープラ仕様のセリカXXだった。
 東海環状道・豊田松平ICから土岐JCTで中央道に入り、快適なドライブのスタートだ。駒ヶ岳PAでトイレ休憩をとり、さらにクルマを東に進めた。CLKからCクラスへの買い替えだったため、同じメーカーのほぼ同じサイズのクルマということで、運転に違和感はほとんどなかったが、前車は足回りをAMG仕様にしていたため、今度のクルマはややふわふわ感が感じられる。それでも、AMGスポーツ・パッケージを選んだので、柔らかすぎてしっくりこないというほどではなく、適度なしっかり感がだんだん心地よく感じられるようになってDscf5102 きた。
 甲府の手前の双葉SAで2度目の休憩をとった。ちょうどお昼時だったので昼食にした。お昼時のSAのレストランはものすごく混んでいると予想し、あらかじめ駒ヶ岳の売店でおいしそうなパンを買っておいたので、外のベンチDscf5094 に座って、行き交うクルマたちを眺めながら昼食をとった。高速路線バスの新宿行きの多いこと。食事をとっている間だけでも、飯田発と、新潟発と、松本発の高速バスを見かけた。甲府行きのJRバスもいた。しかも、どのバスもほぼ満員に見えた。やっぱり三連休の初日は賑わうものだ。なぜか、バスを見ながら外で食べる食事はおいしく感じられる。
 昼食を終え、甲府の2つのICを過ぎ、一宮御坂ICで降りた。そして、R137で河口湖を目指した。
 御坂峠のトンネルを超えた辺りで、まったく動かないような渋滞にハマッてしまった。前の大型トラックのドライバーは外に出てクルマの列を眺めたりしていた。しばらくして少しずつ動き出したが、こういうときのアイドリング・ストップはつらい。エアコンが効かなくなるのだ。暑さに耐えきれず、アイドリング・ストップをOFFにし、やむを得ずエコに逆行する行為に出た。救急車と2台の工作作業車が通り過ぎて数分後、のろのろとだが動き出した。下り坂の中腹のパトカーと数人の警察官がいたが、事故車はいなくなっていた。どんな事故だったかは分からなかったが、気の毒というか、迷惑というか。
 坂を下ると、眼下に河口湖が見えた。思わず2人で「わあ~」と声をあげてしまった。美しい景色が突然現れると、自然に声が出るものだ。お目当ての富士山は裾野しか見えなかった。
 河口湖大橋の手前で「かちかち山ロープウェイ」方面の湖岸の道に入った。そして、川口湖畔の駐車場に車を止めた。すると、観光船や白鳥のボートのおじさんがうるさいうるさい。Dscf5099 「ここに止めろ」だの「今からどうするか」だの「どこへ買い物に行くのか」だのやかましいから、おじさんたちのいない隅の方にクルマを止めた。隅の方には釣り客が1組いただけだったので、トランクから折り畳み椅子を取り出し、静かな湖を眺めた。時折、モーターボートが轟音を立てて通り過ぎていく。相変わらず富士山は裾野だけしか見えないが、リゾート地っぽさがいい感じだ。
 河口湖駐車場のすぐ近くに発着所があるロープウェイに乗ってかちかち山(天上山)という丘の上から湖を眺めることにした。ロープウェイ駐車場には「満車」の札がかかっていた。P1040430 今夜の宿はロープウェイ駐車場のすぐ隣のホテル「ブリーズベイレイクリゾート河口湖」が予約してあり、ホテルの方にお願いして止めさせていただいた。
 曇り空もだんだん青空が広がってきた。太陽が顔をのぞかせると、真夏の日差しが直接体に当たる。
 往復700円のロープウェイに乗ると、眼下に河口湖全体が見渡せるようになる。すぐ隣のカップルは中国語で感動しているように見えた。
 3,4分のロープウェイの旅を終え、かちかち山の山頂に立つと、青空が広がった空に頂P1040436 上の3割ほどを除いて富士山が姿を現した。山頂の頂点を見たいものだが、富士山の西側には雲が続いていて、全貌を見るのは無理だと悟った。それでも、汗を拭き拭きカメラのシャッターを押し、SDカードに富士と河口湖の画像がたまっていった。
 ロープウェイで山を下りたのが3時半。まだまだ時間は十分ある。次に向かったのが、少し離れた山中胡だ。R139~138を東に向かうが、やはり三連休の富士五湖は関東ナンバーのクルマで混み合う。のろのろとクルマの列に従って山中湖に向かった。渋滞の先は富士浅間神社だった。富士山の神様がいる神社で、なぜか若者たちで賑わっていた。神社を過ぎると、左手に山中湖が見えてきた。富士五湖一番の広さを誇る湖で、さすがにでかく見える。国道沿いにいくつか駐車場はあったが、
「どこから見たらきれいな景色なのかなあ。」
そう思いながら、国道を外れ、湖岸道路に入った。先週の日本各地の大雨で九州では大きな被害が報じられているが、ここ山中湖もずいぶん降ったらしい。泥を処理した跡が道路の至る所に見られた。
「あっ、カワサキのなんかやってる。」
 思わず声を出した。グリーンの地に「KAWASAKI」のロゴの入った幟が何本も立っていP1040446 るのを見つけた。カワサキ・ファンで、カワサキのバイクに乗っている僕は、迷わず幟のある湖岸のバイク・ショップに入った。店では、試乗会などのイベントが行われていて、Z1000やNINJA1400などグリーンのバイクが並べられていた。冷たいお茶をいただき、グッズを見ていると、1個200円のピンバッジがいっぱいあり、ついつい5つも買ってしまった。妻は妻で、女性用のグローブを見て、
「これ、北海道を走るのにちょうどいいじゃん。」
と言って、買っていた。春秋用だが、お盆の北海道は夏用グローブでは手が冷たい。
 バイクやグッズを見たあと、せっかくだからと山中湖畔に出てみた。すると本物の白鳥がP1040440 こっちに向かって泳いできた。それどころか、陸に上がって僕たちの前を平然と歩いていった。水かきのついた足が黒いことを、僕は初めて知った。そして、もう1羽、少し小振りの白鳥も泳いできたかと思ったら、僕たちの目の前を歩き、またおしりをふりながら湖に入って泳ぎ去っていった。もちろんしっかりとカメラに納めたが、わずか50㎝の距離で本物の白鳥が見られるとは、カワサキのショップに立ち寄ってよかったとつくづく思った。
 カワサキの最新のバイクを間近に見て、お気に入りのグッズを手に入れ、その上、白鳥までも目の前で見て、満足満足ということで、湖岸1周をやめて河口湖に戻ることにした。
 かちかち山ロープウェイ乗り場の隣のホテル「ブリーズベイレイクリゾート河口湖」に着いたのは5時を回っていた。外観はイマイチだが、ロビーの雰囲気はよく、経費節約の影がちらちらするものの決してケチくさくもなく、むしろ「もったいない」を省いた好感が持てるスリム化のように感じられた。
 チェックインを済ませ、まずは温泉。お湯はやや熱めだったが、ほのかに香る温泉のにP1040448 おいと、肌がキュッキュッとなる感じがすごく気持ちがよかった。そして、晩ご飯はバーベキュー。厚いお肉や魚介類を外のテラスで焼きながら食べる晩ご飯はまた格別だ。一人でバーベキュー・コーナーを切り盛りする若い従業員の動きも、にこやかにてきぱきと動き、好感が持てた。おかげで、僕たちも気持ちよく食事のひとときを過ごすことができた。
 晩ご飯の後は、またまた温泉に入って、いい気持ちで1日目を終えた。

<7月15日>
 9時半頃にチェックアウトし、ホテルの駐車場を出た。ちょうどロープウェイに乗る観光客で混み合う時間だったようで、入ってくるクルマと交錯して出にくかったが、そこは車体は小さいながらも大きなスリーポインテッドマークがど真ん中に鎮座する迫力のある顔つきのせいか、みんな隅の方によけてくださる。なんだか申し訳ないような気にもなるが、よけてくれなければ出られない。
 湖畔の道路を北に向けて走り、河口湖大橋の北側に出て、再び河口湖の北側湖畔の道路で西湖方面に向かうことにした。
 やたらと「さるまわし」の看板が出ていたが、仕事柄毎日サルよりもおもしろい子どもたちと過ごしているので寄らずに行く。なんと言っても、何でも言うことを聞くし、ちゃんとしゃべるし、本気になったりふざけたり、小学校の子どもは本当におもしろい。
 「さるまわし」を過ぎると、河口湖のすぐ脇を走ることになる。この湖岸道路の県道21号は別名「湖北ビューライン」と呼ばれているらしく、途中からはまさにその名のとおりの道になった。南側には富士山がそびえているはずだが、雲に隠れてしまっている。それでも、時々うっすらとその勇姿を部分的に見ることができ、ついつい左側を見ながら走ってしまう。
 「わあ~、ちょっといいじゃん、ここ。」
 うまい具合に富士の姿の7割くらいが見えるようになった。パーキングにクルマを停め、P1040455 外に出て眺めた。目の前に湖、その向こう側には富士山。本当に絵になる風景だ。快晴だったらもっともっと素敵な風景になるだろうと思うが、こればかりは仕方が無い。7割くらいでも見られたということで「よかった」と思った。
 パーキングを出て、さらに西にクルマを進めた。いつのまにか左手に富士山が見えなくなっていた。複雑なカーブで向きが変わったのだろうと思いながら走っていると、なぜか真正面に富士山が見えた。
「なんで。」
「なんでだろう。ヘンだなあ。」
 そのうちに大きな橋が見えた。富士山は右手に見える。あの大きな橋が河口湖大橋と分かった時に、ばかばかしいことに気づいた。西湖方面に右折する交差点に気づかず、河口湖をずっと左手に見ながらぐるっと1周してしまったのだった。我ながら、間抜けだった。
 改めて河口湖大橋北側から再び県道12号に入り、「さるまわし」を過ぎ、富士山を眺めたパーキングを通り過ぎると、「西湖・右」の標識を見つけ、河口湖から離れた。
 西湖は河口湖と比べ、ずいぶんひっそりとした湖だ。森と湖のコントラストがいい感じだ。P1040456 キャンプ場の近くに、湖岸に下りることのできるパーキングがあった。岸には釣りを楽しんでいる人が並ぶようにして湖面に向けて竿を差し出している。僕たちがクルマを止めたとなりにはゴムボートに空気を入れている家族連れがいた。小学生らしい女の子がまだ空気が入りきっていないボートの中に入ってはしゃいでいる。僕たちは湖面に向けて折り畳み椅子を出し、湖と富士のP1040460 裾野を眺めながら缶コーヒーを飲んだ。UCCのコーヒーもおいしいけれど、なによりも空気がうまい。西湖から眺める富士が一番美しいという話をどこかで聞いたことがある。雲がかかってなければ、たぶんそれは正しいと思える風景だった。
 西湖から富士を眺めた後、4つ目の湖・精進湖に向かった。県道21号「湖北ビューライン」を離れ、国道に出てすぐまた北に入った。精進湖は富士五湖の中でもっとも小さな湖で、国道から見てみると釣り船だけが列になって浮かんでいた。しかし、国道から少し入ると湖越しに富士山が見える絶景ポイントがある。残念ながら富士山は雲に隠れ、稜線も霞んでいて絶景と言える景色にはなってなかったが、案内の看板には逆さ富士が写るビューポイントの一つで、千円札の図柄になっている場所がここ精進湖だそうだ。もちろん、この日は逆さ富士は見られなかったが、ひっそりとした雰囲気のいい湖の景色を味わうことはP1040464 できた。
 精進湖をぐるっと回って、次は最後の湖の本栖湖に向かった。一度R139に出て、次の交差点でR300に入るとすぐに本栖湖が見えた。僕は、常に湖側を走れるよう時計と逆回りのコースを選んだ。身延町に入ったあたりの湖岸で水上バイクの大会が行われているらしく、途中から路上駐車のクルマが並んでいた。湖を見ると、クルマのジムカーナのような競技のように見えたが、これがまたなかなかおもしろそうだ。湖上にいくつもの旗が浮かんでいて、水上バイクがスキーのスラロームのようにして豪快に走り回っていた。これは、好きな人にはたまらない競技だろう。
 こうして、5つの湖をすべて見てきたが、どれもみな違った表情でおもしろい。華やかな観光地の山中湖、昔ながらの観光地の河口湖、釣り客で賑わう西湖、ひっそりとたたずむ精進湖、水上スポーツの本栖湖と、美しい富士に抱かれた5つの湖は、どれも魅力的だった。
 富士五湖を後にした僕たちは、R139を南に向かい、静岡県へと入った。そして、まず立ち寄ったのが道の駅「朝霧高原」だ。
 朝霧高原は、僕にとっては思い出の高原の一つだ。大学生時代にボーイスカウトのリーダーをしていた時、ここ朝霧高原で世界ジャンボリー(世界のボーイスカウトの祭典)が開催されたのだ。僕は豊田地区派遣隊のリーダーの一人として選ばれ、1週間ほど世界のスカウトたちと友好を深めた。豊田地区のキャンプサイトの隣は台湾、向かい側はカナダだったことTs3r0014 を覚えている。
 妻は、「よくスーパーに朝霧高原牛乳があるけど、朝霧高原ってここのことだったんだ。」と言っていた。高原を絵に描いたような壮大な景色に感動さえ覚える。霧に霞んで全貌が見えないこともあって、はてしなく草原が続いているように見えた。北海道好きの僕たちにとっては、こうした広大な草原の広がりを見るとたまらなくうれしくなる。
 当然のことながら、お昼時の道の駅のレストランは大混雑だ。僕たちは売店でひめ(ます)寿司などを買って、外のベンチで高原の景色を眺めながら食べることにした。ところが、ベンチに腰を下ろし、お寿司のパックを開け、一つ食べたところで雨が降り出したのだ。たまTs3r0013 らず、屋内のベンチに移動し、お昼ご飯にした。
 食事を終え、道の駅スタンプを押して、再びR139に出た。僕が持っている道の駅スタンプノート中部版は、先週の新車試乗ドライブで愛知県の道の駅を制覇したばかりだが、静岡県のページは西部の浜松周辺を除いてほとんど埋まっていない。たまには静岡県の中部・東部にも足を伸ばさないといけないなあと思った。
 R139をさらに南に進むと、絶対に外すことのできない観光地の白糸の滝がある。
 駐車場にクルマを止め、土産物屋さんが立ち並ぶ観光客で混雑した狭い通りを抜けるTs3r0017 と、まず目にするのが「音止めの滝」だ。このところ続いた大雨のせいか、豪快な一筋の滝だ。そして、さらに進み、遊歩道を下って行くと、白糸の滝が見えた。僕が若い頃に来た時のイメージでは、ぐるっと120°くらい取り囲むような岩肌を細い筋のように水が流れ落ちていたような気がしていたが、この日は、細い筋どころか水しぶきが上がるほど豪快に流れ落ちていた。大袈裟に言えば、ミニ・ナイアガラ瀑布だ。ひんやりとした空気が心地よい。ただ、水しぶきを浴びたTs3r0019 ひんやりとした空気はここだけで、遊歩道の坂道を登って土産物屋さんの通りを歩いていたら汗が噴き出してきた。駐車場の手前の店でソフトクリームを食べ、体を内側から冷やしてから駐車場に戻った。
 再びR139を南に向けて走り続けたが、さすがに富士宮市街地にさしかかった辺りから交通量は増え、大型の店舗が並ぶ片側2車線の国道はのろのろ状態になった。休日の市街地の国道はどこもこのようなものだ。豊田でも、市街地を南北に走るR248は休日にはとても走れる状態ではなくなる。
 最近開通したばかりの新東名の新富士ICは市街地から案外近い所にあった。ニュースで、新東名高速道路のSAはどこも満員で走行車線まで並んでいると報道されている。お土産も買いたいので、SAに入れないようではちょっと困る。新しい高速道路も走ってみたいが、今回は従来の東名高速道路を選んだ。
 新東名・新富士ICからすぐの所に東名・富士ICはある。さらに、富士ICからすぐの所に富士川SAがある。多くの人が新東名を選んでいるのか、東名高速は走りやすかった。SAにもすんなりと入ることができ、お土産を買うのも楽だった。
 人気№1と記されていた「富士宮やきそば」は、もちろん買った。人気№2の「うなぎパイ」は、よくお土産でいただくので買わなかった。№3の「富士山麓プリン・ラスク」なるものは、僕たちの知らないお土産品だ。普通のラスクよりずっとおいしそうに見える。職場用や両親用なども含め、4箱も買ってしまった。家に帰ってから食べたら、そのおいしかったこと。自分たち用にもっと買えばよかったと思った。
 スタートからここまで約450㎞。そろそろ燃料を入れなくてはと思ったが、燃料系の針はまだ半分くらいの所を指していた。それでもこの先かなりの渋滞も予想される高速道路で豊田まで走るとなるとここで入れておいた方がいいだろうと思い、スタンドに入った。驚いたことに、32Lくらいしか入らなかった。リッター当たり14㎞も走ったことになり、さすがエコカー減税対象車と感心してしまった。正直、信じられない数値だ。ベンツと言えども、今のクルマはエコカーなのだ。
 富士川SAを出て、しばらく走ると、清水JCT手前で「名古屋まで東名180分・新東名170分」と表示されていた。一度新しくできたばかりの新東名を走ってみたいと思っていたし、もうSAに寄るつもりもないので、新東名方向へとハンドルを切った。
 やっぱり新しいクルマで新しい道を走るはいいものだ。交通量もそれほど多くはなく、流れはかなり速かった。
「ここって、制限速度100㎞?」
「そうなんじゃない。」
「120㎞かも。」
 あまりにも走りやすいせいか、ついペースが上がってしまい、自制心なしでは走れないよ うな道だった。うわさどおり、SAの手前には「満・FULL」の表示が出ていた。もちろんすべて通過していたが、一つくらいは新しいSAを体験したかったので、遠州森町PAに入ってみた。
 遠州森町PAは、パーキング・エリアとは言っても、ちょっとしたSAより規模は大きかった。駐車場は混んでいたが誘導員の方が休日ですいているトラックの駐車場に誘導してくれたTs3r0023 のですんなりと止めることができた。
 中に入ってみると、いろんな店が入っていておもしろかった。遠州森と言えば森の石松とお茶だ。ぶらぶらと店をのぞいていたら、「しずおか茶コーラ」なる飲み物を見つけた。喉も渇いていたし、めずらしそうだったので買ってみた。レジで、
「これ、おいしい?」
と尋ねると、若い女性店員さんはしばらく考えた後、
「分かんない。人によって違う・・・。」
と、だんだん小声に。お金を払いながら「まずいかも」とちょっと心配になった。駐車場にもどって茶コーラなるものを一口飲んでみると「なんかヘンな味だなあ」と思ったが、二口目、三口目と飲み進めるにつれて「これ、なかなかいけるじゃん」へと印象が変わってきた。飲み終わった時には、
「おいしかった~。」
になっていた。
 ヘンなコーラを飲み終え、再び新東名を自制心で走った。気を緩めると、とんでもない速度になってしまうのだ。法は守らなければならない。
 交通情報で「事故のため東名音羽蒲郡・岡崎間を先頭に14㎞の渋滞」となっていた。普段から混む区間で事故が起きれば、相当な渋滞になるだろう。実際には浜松JCTより随分前から渋滞になっていたので、情報よりも伸びていたと思う。こればかりは仕方がない。大急ぎで帰る必要もないし、急ぐこともできないので、オーディオの選曲を替えたりして時間を使っていた。買ったばかりのクルマで、実はオーディオの操作の仕方がよく分からなかったのだ。いろいろスイッチをいじりながら「そうか、こうすればいいんだ」「あれっ、なんでFMになっちゃうの」「元に戻せなくなっちゃった」など、妻と操作方法を探っていた。
 浜松の手前から音羽蒲郡を過ぎるまでに普通なら20分もあれば行けるところを1時間以上もかかっていたが、三連休の真ん中の日ということでこれくらいは想定内の渋滞だ。
 岡崎矢作橋を過ぎ、豊田JCTからいつもながらすいている東海環状道に入った。
 豊田松平ICを出て自宅に着いたのが6時少し前。「富士山を見に行こう」ということで計P1040457 画したドライブだったが、結局うっすらとしか見ることができなかった。それでも、やっぱり有名な観光地というのはそれだけ見応え、行き応えがあるものだ。富士周辺は首都圏からの大勢の観光客で混み合うのがイヤで敬遠していたが、富士五湖も白糸の滝も本当にいい所だということを改めて実感したドライブだった。

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2012.7 Cクラス納車と輪中地方試運転ドライブ(愛知・岐阜・三重)

2012-07-13 00:06:37 | クルマでドライブの部屋

 メルセデスCクラスC200AMGスポーツパッケージが、7月1日の日曜日の午後に納車となり、雨の中ぶらっと足助まで走ってきました。その後の1週間はほとんど妻が通勤に使い、Dscf5070 8日の日曜日に試運転ドライブとして両親も誘って4人で木曽川・揖斐川・長良川が合流する輪中地方に行ってきました。
 Cクラスは、見た感じは普通の小型セダンですが、そこはメルセデスですDscf5074 からちょっと豪華に見えます。しかも、AMGスポーツパッケージということで、多少はスポーティ・セダンらしく見えるので、なんとなくかっこよさも感じられます。メルセデスCLKという2ドア・クーペからの乗り換えだったので、スポーティ・カー独特の雰囲気がどうしても頭から離れず、経済的な理由から格下の普通のセダンにしたことを心のどこかで後悔している部分もあったのです。それだけに、多少なりともスポーティ・カーっぽさも感じられ、ほっとしました。
 セダンとしてオーソドックスなデザインは、足助の古い街並みにどことなく似合って見えました。納車後すぐだったので、操作のチェックなどが気になり、走りの印象はあまりありませんでした。カーナビとオーディオ関係は前車と全く異なっていて慣れが必要と感じましたが、運転に関しては一部の機能が省略されている他はほとんど抵抗なく走らせることができました。
 1週間、新しいCクラスに乗っていた妻が、「やっぱり運転してて、CLKより格下って感じはするよ」と言っていました。妻はクルマの乗り味に対してかなりの通(つう)かもしれません。Dscf5092 それは、8日の試運転ドライブでなんとなく感じられました。妻はクルマの乗り味に対して鋭い感性を持っていそうです。
 8日の日曜日、この日の試運転ドライブはすべて僕がハンドルを握りました。まずは、東名三好ICから岐阜羽島ICまで高速道路を走りました。すると、CLKでは感じられなかったふわふわ感が感じられました。AMGスポーツパッケージ仕様とは言え、足回りはノーマルのままです。標準仕様より15㎜ダウンの強化サスに225/45(F)・245/40(R)の17インチのタイヤ・ホイールが装着されています。標準仕様は205/55の16インチですから、かなりしっかり感が出ているはずですが、僕的には不十分です。メルセデスだからあまり乗り心地を犠牲にしたくないということもあるかもしれません。いずれにしても乗り心地を犠牲にすることなくしっかり感を出していたCLKに軍配は上がります。CLKより160万円ほど安いクルマだからと言ってしまえばそれまでです。このマイナス点は「車格が下のCクラスだから」なのか、CLKの時のように18インチにインチ・アップさせ、35~40扁平のタイヤにし、15~20㎜のローダウンサスにすればある程度CLKの乗り味に近づけるものなのか、ちょっと考えてしまいました。しかし、この感覚はかなり高い次元での乗り味の問題で、高速走行時の安定感はかなりのもので、心に余裕をもって安心して走ることができます。
 名神羽島ICを出て、最初に行ったのは、道の駅「クレール平田」です。僕も父も中部の道Dscf5081 の駅スタンプ・ノートを持って店に入り、まずはスタンプをゲット。なぜか母が「おいしそうだったから」と言ってたこやきを2箱買ってきたので、4人で食べました。あまりこういうことをしない母ですが、この時はなんとなく「家族っていいなあ」と感じました。
 道の駅「クレール平田」の次は、父のリクエストでお千代保(おちょぼ)稲荷に行きました。神社周辺の道路は昔ながらの軒先のせまる1.5車線程度のくねくねしたDscf5082 通りでした。ここはCクラスの本領発揮の場でした。同クラスのIS、A4、3シリーズよりかなり狭い車幅と、、ヴィッツ並みの最小回転半径による小回りの効く旋回性、そして標準装備のバック・モニターと、三拍子そろった扱いやすさがCクラスの持ち味の一つであることを実感しました。マークXやクラウンよりも狭くて短い車体は、輸入車でありながら日本の道に合ったクルマかもしれません。
 日曜日のお千代保稲荷は大賑わいでした。小さな社には参拝者の長い列ができ、長いDscf5085 参道はどの店も満員状態でした。「おちょぼ」などというヘンな名前なので、神社の名前こそ聞いことはありましたが、その賑わいにびっくりしてしまいました。
 父を車椅子に乗せて参拝し、参道にある和食の店で昼食にしました。母はおでん定食、あとの3人は久しぶりのうな丼です。このところうなぎが高くて手が出なかったのですが、この店のうな丼の並は1300円。今の水準からはDscf5084 ちょっと安めでしたが、味は秘伝のたれのせいかなかなかのものでした。うなぎは小さめでしたが。
 お千代保稲荷の次は道の駅「月見の里南濃」です。もちろん目的は道の駅スタンプです。そして、すぐ近くに南濃温泉があるということで、案内標識に従って山道に入って行きました。すると、「月見の森」の駐車場から12分間Dscf5086 隔のシャトルバスを利用しなければならないことになっていて、車椅子を持ち歩くこともできず、別の温泉に行くことにしました。
 「月見の森」駐車場を出て、R258を揖斐川沿いに南下し、三重県に入った所で東にクルマを進めました。ここは揖斐川と長良川と木曽川が集まる海抜0m地帯です。輪中地方(輪中地帯)として「低地のくらし」の学習で小学校の社会科の教科書に載っている地域です。3つの川の河口付近にある木曽三川公園の前を通り、道の駅「立田ふれあいの里」に入りました。愛知県の西の端です。並ばなければ入れなDscf5088 いほど駐車場は混雑していましたが、ここだけは絶対にパスできないのです。実は、僕の道の駅スタンプ・ノートの愛知県のページはここ立田を残して全てスタンプが押されているのです。ここのスタンプを押せば、愛知の道の駅を制覇したことになります。試運転ドライブのコースを輪中地方にしたのは、これが一番の目的だったのです。梅雨時の曇り時々雨の予報は見事に外れ、真夏の日差しで気温もぐんぐん上がりました。あまりの暑さに、今シーズン初のかき氷を食べました。僕が選ぶのは決まってメロンです。
 道の駅を出るのに、入るクルマと出るクルマが交錯し、せまい通路でUターンを強いられました。これがまた絶対に切り返しが必要と思われましたが、一発でUターンでき、両親のびっくりすること。
「こんな狭い所で回れちゃうの。(母)」「オレのゴルフでも無理だよ、ここは。(父)」
切り返しせずに一発で回れた僕は、もっとびっくりでした。普通の二車線路の道幅程度を難なくUターンできるのは、フロント・タイヤの絶妙な動きによるものです。いっぱいにハンドルを切ったとき、タイヤは内側に大きく傾きます。前車CLKもそうでしたが、メルセデスはこういうところにお金をかけているのです。
 立田を出た後は、鍋田川温泉を目指しました。まずは、木曽川河口に沿って走る堤防上の狭い道路です。1800㎜を大幅に下回る車幅は、感覚的には5ナンバー車とほとんど変わらず狭い道でも安心して走らせることができます。堤防道路から見える景色は、まさに輪中地帯そのものでした。まるで教科書の写真のように、どの家も石垣の上に建てられています。万が一3つの川のどれかが氾濫して水に浸かってしまっても、石垣の上から舟で移動できるようになっているのです。田園地帯にぽつんぽつんと石垣と森と家がある風景は、この地域独特のものなのです。
 そして、国道1号線。1号線はどこを走っても渋滞していて、ここ愛西市地内も例に漏れずのろのろ走行でした。ここで困ったのがアイドリング・ストップです。エアコンのコンプレッサーも止まってしまうため、数秒の余冷が終わると生暖かい風が吹き出してくるのです。30℃を超える炎天下でのエアコン・ストップは厳しいものがあります。そして、数mごとに止まってはセルモーターが回ってエンジンがかかるというのはものすごくバッテリーに負担がかかっているような気がしてしまいます。それに、一回一回ブレーキから足を離す度にエンジンがかかDscf5089 ってわずかにクルマが動くという動きは、乗っていて不快感が感じられるのです。そこで、不本意ながらECOスイッチをOFFにしました。
 渋滞は木曽川河口の長い橋を渡っても続いていましたが、鍋田川温泉は木曽川堤防道路を走ってすぐの所にあります。長い橋を渡ってすぐの交差点を右折し、しばらく走ると鍋田川温泉がありました。
 鍋田川温泉は昔ながらの温泉施設でした。資料では湯治場だった施設を日帰り温泉施設に改装したと書かれていました。湯治湯と聞いただけでも、いかにも体に効きそうな感じがします。建物は古い旅館風で、中に入るとカラオケのお世辞にも上手とは言えない歌声が響き渡っていました。ヘンな所に来てしまったと少しだけ思いましたが、「湯治場と言えばお年寄り」「お年寄りと言えば僕の両親」ということで、湯治湯の温泉に入りました。
 お湯はかなり熱かったので、露天風呂に入れば少しはぬるいだろうと思い、外に出ました。熱い湯は同じですが、少しはましで、がんばれば僕でも入ることができました。父は、「そんなに熱くない」と言ってたので、単に僕が熱い湯が苦手というだけのことだったと思います。つるつる度、ぬるぬる度がちょうどいい感じで、なかなかいいお湯でしたが、僕にはちょっと熱すぎて、長くは入っていられませんでした。こんなに気持ちのいいお湯がたったの500円ですから、とってもお得です。
 温泉を出てからは、干拓地の真っ平らな道路を走り、伊勢湾岸道・湾岸弥富ICから東海環状道・豊田松平ICまで高速道路を一気に走って帰りました。往路の名神高速で感じたふわふわ感も慣れの問題で、復路の高速走行ではほとんど気になりませんでした。むしろ、メルセデスらしいしなやかな乗り心地と、スポーツパッケージ仕様の適度な足回りの固さが心地よく感じられ、すごく快適な高速走行になっていました。ある意味、ノーマルが最良の状態とも言えるので、あとは個人の好みでより固めのサス・セッティングにして自分仕様のCクラスにしていけばよいのです。僕は、前車のCLKのサス;セッティングが気に入っていたので、ゆくゆくはそのように手を加えていこうと思いました。
 今回の試運転では両親にも同行してもらいましたが、後席の乗り心地はとても好評でした。同クラスのクルマに比べサイズがやや小振りなため、後席の広さに不満を感じるかもしれないと思いましたが、スペースとしては十分すぎるくらい十分だったようです。小型とは言えメDscf5071 ルセデスですから乗り心地に不満を感じるようなことはないとは思っていましたが、後席のスペースの評価については両親ともに小柄なので正しい評価にはなっていないかもしれません。僕としてはカローラ程度のスペースがあれば十分だと思っているので、もちろん不満はありません。
 わずか200㎞ほどの短いドライブでしたが、高速あり、市街地あり、渋滞ありの、試運転にはいいコースだったように思います。また、両親にも喜んでもらえるコースになりました。
 試運転ドライブを終えたら、いよいよ初ドライブです。行き先はもう富士山と決めてあります。日にちは14日の土曜日から1泊2日。河口湖畔のホテルも予約しました。新車に乗って富士山を眺めながら富士五湖界隈を走ったら、きっと気持ちがいいだろうなあと思っています。天気が回復することを祈っています。

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