クリスマス・イブの午前11時、妻と2人で、豊田松平ICから東海環状~伊勢湾岸~東名 神~新名神~名神高速~中国道~阪神7号~裏六甲道路を経由して六甲山に向かいました。
新名神の土山SAで昼食をとるためピットイン。一風変わったカツ丼を食べると、おなかがふくれると眠くなるものです。愛車VOXYの2列目と3列目をフル・フラットにして、ついついお昼寝をしちゃいました。
思ったよりずっと道路はすいていて、中国道名塩SAで2度目の休憩をとった後、3時半くらいには六甲に着きました。そして、六甲に着いたらすぐに、お気に入りのホール・オブ・ホールズに行きました。オルゴールなどの100年以上も前の自動演奏装置がいっぱいで、思いっきりアナログチックな音楽にうっとりしてしまいます。それに、デカップというやはり100年以上 も前の超大型自動演奏装置の迫力ある演奏にも圧倒されました。ほとんど毎年のように訪れていますが、何度来てもいい所です。そして、すぐに予約しておいた六甲山ホテルに向かいました。
ホテルに着いたら、5時からチャペルでのクリスマスのキャロリング・サ-ビスに参加しました。神父さんのお話をお聞きしたり、賛美歌を歌ったりして、クリスマス・イブらしいひとときを過ごしました。
チャペルを出たら晩ご飯です。今回はジンギスカンを楽しみました。六甲ですから、ラム肉だけでなく、霜降りの神戸牛も焼きながら食べ、甘いジューシーな味に舌鼓です。年に一度の贅沢です。
食事を終え、ホテルの屋上デッキから夜景を眺めました。部屋からも夜景はよく見えまし たが、屋上からは格別です。神戸から大阪湾、淡路島などキラキラ光る宝石のような粒が湾や島に沿ってずっと連なっていました。ただ、クリスマス寒波ということで、とても寒く、北海道生まれの妻でさえ寒さに耐えられず、長くは屋上にはいられませんでした。だから、部屋に戻り、続きは、部屋から眺めました。
イブの日の神戸は、僕たち夫婦にとっては年中行事の一つです。今年もこうして2人で神戸の夜景を眺められることの幸せに感謝しながら過ごしました。
クリスマスの六甲はほぼ毎年恒例にしているのですが、今年は運良く土日になり、25日の土曜日に城崎温泉に行きました。
裏六甲~六甲北~中国道~舞鶴若狭道~北近畿豊岡道で朝来に出て、養父の道の駅「但馬楽座」で昼食にしました。但馬牛のたこ焼きは絶品でした。
養父でR9からR312に入りました。混雑した豊岡を抜けて城崎に向かう途中、柱状節 理の美しい玄武洞に立ち寄りました。豊岡市街を過ぎたあたりからは雪が降っていました。そして、玄武洞はすっかり雪の中でした。雪の円山川の美しいこと。まるで水墨画のようでした。もちろん、雪に覆われた玄武洞も自然の息吹が感じられ、いい雰囲気でした。
玄武洞を出ると、道路もすっかり雪道になっていました。ここで、4WDに切り替えました。これで雪道も安心して走ることができます。
城崎温泉に着くと、当然のように温泉街全体がすっかり雪に包まれていました。
今回お世話になったのは赤石屋さんです。3階の部屋からは川を挟んだ温泉街と、川沿いの柳並木の景色がとても風情があり、「いい旅夢気分」のワン・シーンのようでした。
城崎と言えば、文学と外湯めぐりです。文学はともかく、今回は外湯めぐりに挑戦しました。
雪景色の雰囲気のいい城崎でしたが、浴衣に丹前姿で外湯巡りをするには寒すぎます。そこで、ヒート素材のインナーに上下ジャージの上に浴衣と丹前を着て、外に出ました。長 靴を穿いた姿はまるで埴輪のようになっていました。それでも、厚着をしたからかもしれませんが、それほど寒くは感じませんでした。
さて、いよいよ宿を出ようとした時、宿の方が、スタンプ帳に4つスタンプを押すと記念品がいただけると教えてくださいました。1冊50円のスタンプ帳を2冊買い、これで4つの温泉に入ることが今回の目標になりました。そして、まず2人で地図を見ながら作戦を立てました。宿の赤石屋は地蔵湯のすぐ隣です。川沿いの道に沿って歩けば、3つのお湯に入ることができます。食事の前にその3つに行き、食事の後に隣の地蔵湯に入れば目標の4つが達成できるという作戦です。
まずは雪の降る温泉街を1㎞ほど歩いて、御所の湯に行きました。宿でいただいたカードを機械にかざすと、温泉に入ることができるようになっていました。混雑した脱衣場でとなりのじいさんに腕が当たりながら着ていた物を全部脱ぎました。1つ目ですから、少しのんびりとお湯に浸かりました。お湯そのものにはぬるぬる感やつるつる感はそれほどありませんでし たが、体はしっかりと温まりました。あまりにも気持ちよかったので、あと3つも入ることなどどうでもよくなってきてしまいました。そのせいで、めずらしく僕よりも妻の方が早く出ていました。それから4~500mほど戻って一の湯に入りました。そこには洞窟風呂があって岩穴の中で温泉に浸かっているような感じでした。それから100mほど戻って柳湯に入りました。どこの湯もとても混雑していましたが、柳湯は脱衣場もお風呂も狭く、いも洗い状態でした。それに、厚着をしていたこともありますが、とにかく脱いだり着たりするのがだんだん煩わしくなってしまい、3つ目の柳湯では、かなり面倒な気がしていました。スタンプのためだけに柳湯に入ったようなものでした。それでも、3つも温泉に入ると、いつの間にか肌はつるつるになり、温泉での湯上がり独特の心地よさを感じながら旅館に戻りました。
晩ご飯はもちろんカニづくしで、ゆでたカニのほか、カニのてんぷら、カニ鍋などで超満足でした。しかも、料理のコースとしてミニ・ステーキのコースを選んだので、おいしい但馬牛も食べられ、超超満足。
おなかがいっぱいになると、動くのがおっくうになります。しばらくごろごろしてから、4つ 目のお風呂の地蔵湯に行きました。、時間は8時半。日帰り組は家路につき、団体客は宴会まっただなかでしょう。入っていたのは広いお風呂にたったの3人。思いっきり手足を伸ばし、極楽極楽。その上、この地蔵湯でスタンプも4つ目をゲット。旅館に戻ったら、記念品として「城崎温泉」の文字の入ったしゃもじをいただきました。
せっかくだから、寝る前には旅館のお風呂にも入りました。雪の舞う露天風呂にただ一人。結局、数年前まではお風呂嫌いだった僕が、なんと1日に5回もお風呂に入ったのですから、自分でも驚きです。
雪の舞う城崎・・・そして外湯めぐり・・・すごくいい感じでした。
26日は、ただ帰るだけの日でした。せっかくの雪景色に4WDです。最短の中国道~新名神コースではなく、日本海側のコースで帰ることにしました。ところが、城崎を出てすぐに雪はなくなり、宮津から舞鶴、そして若狭湾を眺めながら小浜まで来ました。僕の好きなローカ ル国道です。小浜で海鮮丼を食べ、ドライブ気分を満喫しながら東に向かってR27を走りました。敦賀から北陸道に入り、そのまま名神~東海環状を走って家路に就きましたが、休日1000円にもかかわらず渋滞することなく走り続けることができました。
今回のドライブで、城崎温泉も僕のお気に入りの温泉の一つになりました。全部で7つの外湯のうち、4つのお湯に入りました。次に訪れるのはいつのことか分かりませんが、その時には、残りの3つの湯に入ろうと思っています。