ELEVEN HOUSE

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2017.8 出張で上京

2017-08-11 15:55:01 | いろいろ思う部屋
 先週の金曜日から日曜日まで出張で東京へ行ってきました。
<8月4日>
 午前中の新幹線の中で早めのお昼を食べ、まずは古書店で資料収集です。新幹線の中でのお昼の駅弁は名古屋めし。名古屋コーチンのチキンライスに惹かれました。


 大塚のホテルにチェックインし、高田馬場~西早稲田界隈の古書店を散策し、戦前の国語教育、とりわけ綴り方の指導に関する古い文献を探しました。
 一度ホテルに戻って6時半くらいに晩御飯を食べに出かけました。今回、どうしても行ってみたかったのが葛飾柴又でした。僕たち夫婦はこのところBS放送でやっている寅さんシリーズにハマっています。「柴又に行ったよ」と、奥さんを羨ましがらせたいと思っていました。
 ところがところが・・・、柴又は遠かった。なんと千葉県との県境。僕のイメージでは浅草の近くだったのですが、駅の路線図を見てびっくり。JRで上野へ、上野で京成に乗り換えて成田方面へ。さらに1回乗り換えてやっとのことで柴又に着きました。


 駅前には寅さんとさくらの像。少し歩くと古い商店街。8時近い時間になるとひっそりしていて、ほとんどの店が閉まっていました。
 ありました、とらやが。めっちゃ嬉しかったね、見つけた時は。もちろん店舗は改装されていましたが、看板の文字は映画と同じ。しばらくの間、店と看板を見つめちゃいました。







 そのまま人気(ひとけ)のない商店街を歩き続けると、その先に帝釈天がありました。通りにはでっかいカエルがいたりして、ほんとにのどかな商店街でした。




 晩御飯を食べる店もなく、再び上野に戻りました。すでに9時を回っていましたが、普通の人が普通に歩いているのが首都東京。上野の中華料理店で焼きそばセットを食べ、大塚のホテルに戻ったのは10時過ぎになっていました。でも、感覚的には豊田の8時くらいなので、「遅くなっちゃった~」という感じはまったくありませんでした。
 それにしてもこの日はいつになくいっぱい歩きました。夜の柴又に大満足でした。


<8月5日>
 土曜日は朝から文京シビックセンターで行われた日本国語教育研究大会に参加しました。日本国語教育学会主催の国語の研究者と実践者の一大イベントで、僕は現場教師時代から20年以上参加しています。
 今年のキーワードは「深い学び」。基調提案や実践報告、シンポジウムに講演と、刺激をいっぱいいただきました。


 もう一つの参加目的は、研究者の先輩や仲間に会えること。兵庫と大阪で国語教育学を学んだ僕は地元の愛知や岐阜に研究者仲間がいません。
 会場でまず出会った人が、大阪国語教育研究会メンバーのAさんご夫妻でした。お二人とも高等教育がご専門の高校教師です。僕は初等教育が専門ですが、研究会を主宰されていた大阪教育大学のN先生の元でいっしょに勉強した仲間です。
 そして、その後でそのN先生にも出会いました。すでに退官されて今年で84才になられる学会の重鎮の先生です。僕がまだ20代だった頃に大阪国語教育研究会に参加するよう声をかけてくださった先生です。僕が現場教師をしながら研究者としての勉強に取り組むきっかけをつくってくださった先生で、N先生との出会いがなかったら、そしてN先生が研究の道に誘ってくださらなかったら、今の研究者としての僕はなかったと思います。
 そしてもう一人、福岡のH先生。大学院時代の先輩です。僕はもともと国語教師ではありませんでした。地元愛知県のA大学で経済学を学んだ社会科免許の教師でした。そんな畑違いの僕にすごく温かく接してくださった先輩です。教育学の基礎を学んでいない僕が落ち込んでいるといつも福岡弁で「いいっちゃ、いいっちゃ」と言って慰めてくれた思い出が蘇ってきました。
 学会での提案やシンポジウムから学ぶことはもちろんたくさんありますが、今までに出会った先輩の先生方や仲間たちから学ぶこともたくさんあります。そこに学会出席の価値があると思っています。




 それはそうと、会場のまん前のバス停に「大塚駅前行」の表示を見つけました。宿泊しているホテルは大塚駅のすぐ近くです。大好きなバスに乗って会場を後にしました。地下鉄と違って外が見えるっていいね。


<8月6日>
 学会2日目の会場は茗荷谷のK小学校でした。
 午前中は、授業参観と研究協議でした。僕が参観した授業は、金子みすゞの童謡詩を学習材にした「読むこと」と「話すこと、聞くこと」の授業で、2領域が見事に融合した授業で、しかも「書く」活動も取り入れられた、理想的と言ってもいいくらいの素敵な授業でした。子どもたちが生き生きと活動し、僕にとっては国語科教育関係の講義の引き出しがずいぶん増えたように思いました。研究協議での助言者は大阪国語教育研究会仲間のU先生。生真面目な人だと思っていましたが、ユーモアを交えたご指導に、僕もに見習わなくちゃと思いました。




 午後は、小学校低学年の音読指導の実践発表が二つ。
 一つ目の発表では???(そんな実践でいいの?肝心なところが曖昧になってるよ~)???という部分がありましたが、助言の先生の言葉でストーンと落ち着きました。さすがM先生、うまくフォローしたなあ。僕が助言者だったらすごく冷たいことを言ってしまいそう・・・。
 二つ目の発表はとても良い実践で、普段めったに発言しない僕も、支援の面での配慮の綿密さを高く評価する発言をしてしまいました。いい実践には必ず指導者の子どもに対する細やかな配慮があるものだということを参加されている現場の先生方に伝えたいという気持ちで話させていただきました。ん?助言者みたいだなあ。そんな、恐れ多い・・・。
 この二つの発表に対する助言者の先生は、これまた大阪の研究会仲間のM先生。とても温かい先生です。
 分科会終了後、U先生やM先生と研究について話をすることができ、僕自身にとってもすごくいい勉強になりました。
 帰りの丸ノ内線茗荷谷駅では元兵庫教育大学教授のH先生が声をかけてくださいました。本当に多くの仲間や先輩に支えられて、今の僕があるんだなあとつくづく思いました。




 名古屋へ戻る新幹線ではもちろん新幹線弁当です。これ、好きなんです。量はちょっと少なめだけど、バラエティーに富んだおかずが魅力です。
 収穫いっぱいの出張だったなあと思っています。後期からの授業に生かせそうな引き出しがずいぶん増えました。


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コメント
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