8/22~9/1の北海道ツーリングのレポートの3回目です。
前回は狩勝高原でキャンプ、帯広で「ばんえい競馬」を初めて観戦しました。今回はサクラマスが跳ぶ「さくらの滝」を見て、知床ウトロへ行き、知床半島から根室へと走ります。
北海道ツーリング Vol.3 ~サクラマスが跳ぶさくらの滝、知床半島から根室へ~
<8月26日>
9時頃「ホテル帯広」のバイク専用駐車場で荷物をパッキング。僕たちの2台以外に5台ほどバイクがあったが、いなくなっていたのは1台だけで、ほとんどのバイク客はまだ出発していない。ツーリングの朝はみんな早くて、のんびり派の僕たちはいつも最後なんだけどなあ。
家を出て5日目。まずは、向かいのセイコーマートでアリナミンVドリンクでパワー注入。歳を取るとヤクに頼りがちになる。今日はこのツーリングで初めての300km越えのコースだ。気合いを入れて出発した。
音更帯広ICから足寄ICまでは道東道でワープ。足寄の道の駅でトイレ休憩をした。ここは元々本物の駅があった場所で、かすかにその名残が垣間見られる。ちょっとだけレールが残されていたりして。
足寄からはR241で阿寒湖方面へと向かった。十勝平野を離れると、周りの景色は大農場から牧場へと変わる。見渡す限りの牧場に時々牛たちがのんびりと草を食べている風景を見ながらのツーリング。広~い広い牧場で育つ牛たちの肉も牛乳もおいしいだろうなあと思えてくる。なによりも、こ~んな空気のいい環境でのびのびと育つ牛たちは幸せかも。幸せな環境で育った牛から作られる乳製品です。乳製品はやっぱり北海道産だね。
阿寒湖の手前でオンネトーに寄り道をした。外せないんだよね、ここは。なんとも神秘的な湖です。エメラルドグリーンの水に雌阿寒岳、雄阿寒岳の勇姿が映っていて、それはそれは美しい湖なのです。
オンネトーを出て、阿寒湖の近くのセイコーマートでお昼ごはんを買った。いい天気でなんとも清々しい雰囲気の景色なので、外でお昼ごはんを食べようということになった。
弟子屈に向かう国道のパーキングにバイクを停め、キャンプ用の小さなテーブルを出し、僕は助六で、妻はおにぎりでお昼ごはんにした。緑の木々と青い空がおかずだ。安上がりな上に気持ちがいい。
この先のR241は北海道には珍しいくねくねの峠道だ。天気予報では晴れの予報だったが、雨粒がポツポツとシールドに当たるようになってきた。こういう時はすぐにカッパを着ることにしている。今までの北海道ツーリングで学習しているのだ。早めにカッパを着た方がいいことと、晴れていても峠だけ天気が悪いことがあることを。
パンケトー(湖)が北海道の形に見えるという双湖台パーキングにピットインしてカッパを着、すぐにピットアウト。やっぱり峠はどしゃ降りだった。こういうことはよくあること。ただ、怖がりの僕は土砂降りの時の下りのヘアピンは超怖い。超怖いから超安全運転で坂を下る。後ろになにもいなくてよかった。
峠の麓はまたまた晴れ。そして気温が低い。だから防寒の意味でカッパを着たまま走り続けることにした。気温が低いと指先が冷たくなってくる。妻がインカムで「私、グリップヒーター使ってるよ」と言ってきた。なるほど、そこで真夏の8月だけどグリップヒーターのスイッチをオンにした。こういう使い方もあるんだなあ。
弟子屈を過ぎ、国道を外れ道道885に入り、養老牛から北に向かった。景色は牧場から針葉樹の森の中へと変わる。まるでクリスマスツリーのような円錐の木ばかりの森に入ると裏摩周展望台がある。霧の摩周湖と言われている湖だが、僕は8回訪れて全勝。一度も霧の摩周湖を見たことがない。一度でいいから霧の摩周湖を見てみたいものだ。な~んてね。
さらに北に向かうと、森の中の一本道。森また森の一本道。走っているだけで森林浴だ。マイナスイオンをたっぷり浴びて走ることのできる道だった。
そのまま進むと、今回の目的地の一つ、さくらの滝がある。昨日のばんえい競馬と同じように、さくらの滝は初めてだ。サクラマスが滝を登るのが見られる場所としてテレビで紹介されていた。
そんなうまい具合に見られるものかなあなんて思いながら駐車場から1分ほど歩くと、おおお~っ、跳んでる!!!。
案外でかい。「あっ、跳んだ」「わっ、また跳んだ」
僕も妻も大はしゃぎしてしまった。すげえよ、これ。ほんと、超感動。
さくらの滝から清里町を抜け、斜里に向かった。何度も道東を走っていますが、裏摩周から斜里に抜ける道道は初めての道だ。清里から先はまたまた畑しか見えない直線路になり、空がすごく広く見えた。
斜里からはウトロまで知床半島オホーツク海側のR334をひたすら東に進むことになる。途中で「天まで続く道」に寄り道をして、予約しておいたウトロの旅館「酋長の家」に来た。
酋長の家は、35年前に初めて訪れて以来、道東に来たら必ず泊まることにしている。アイヌの酋長の娘さんが経営していて、泊まるといつもアイヌの話を聞かせてくれる。僕たち夫婦にとっては定宿のようなもので、おかみさんはいつも温かく迎えてくれる。
晩ごはんにはアイヌ料理のほかに鹿肉や毛がになどおいしい食事をいただき、ぬるぬるとキュッキュがちょうどいい気持ちのいい温泉に浸かり、満足感に浸りながら北海道3日目の夜を過ごした。
○本日の走行 301km
○本日のヤエー(ピースサイン)の数 31回
<8月27日>
今年の北海道ツーリングは天気に恵まれている。ただ、暑いと寒いが大きい。
ウトロの宿「酋長の家」を出てバイクに荷物をパッキングしていたら暑くて暑くて・・・ここ、知床なんだけどなあ。
「こりゃたまらん」ということで近くのセイコーマートへ行って今日もアリナミンVドリンクでパワー注入。熱中症対策?
9時を少し過ぎて、まずは知床横断道路で知床峠へ。空は真っ青、澄みきった青い空。暑さも高度が上がるにしたがって解消され、気持ちよくコーナーをクリアして快走快走。そして・・・知床横断道路と知床峠の素晴らしいこと。もう、帰りたくないね。
知床峠に着いて景色を眺めると、国後は海の霞の彼方に見え、まるで雲海の上に浮かんでいるように見えた。国後島にそびえる美しい羅臼岳まで確認できるほどだった。山側に目を移すと、目の前にそびえる斜里岳。手が届きそうなほどはっきりくっきり、空の青さに映えていた。もう7、8回くらい来ているが、こんなにきれいに見えたのは初めてかもしれない。
そのすばらしい景色を目に焼き付けた後、峠を慎重に下って羅臼の街に出た。そして、どこにもつながってない東に進路をとった。道の先っぽはどうなっているのだろう。そこで、知床半島最東端の行ける所まで行ってみようということにした。地図によるとそこには相泊温泉という海岸に湧き出す温泉があるはず。知床の荒海を眺めながら温泉に浸かる。気持ちいいだろうなあ。
知床半島南側の道道87はずうっと漁村がつながっていた。何もない最果ての道と思っていただけに意外だった。途中からは昆布漁の番屋も見られるようになった。
最後の集落の相泊に入った所に、確かに温泉はあった。あるにはあったけど、海岸の岩場に湯船があるだけ。そこに、すっぽんぽんのおじさんが一人、体を伸ばしてお湯に浸かっているのが見えた。つまり、道道から丸見え~。僕、そんな勇気も、お見せできるモノも持ち合わせていない・・・。
おじさんの丸裸を見て、さらに東にバイクを進めると、1kmほど先の「この先行き止まり」の看板で道路は途絶えていた。
満足感を覚えたね。バイク乗りは先っぽが好きという定説があるようで、どの岬にも必ずツーリングライダーたちが集まっている。
再び羅臼に戻り、道の駅「知床らうす」でお土産を買い、レストランで・・・ダメだ~、満席だよ。
待つのが嫌いな僕たちわがまま夫婦は、いざという時のセイコーマートでサンドイッチを買い、駐車場の隅で食べることにした。同じことを考えたハーレー氏もいて、恥ずかしさは半減。よかった~。それに、セイコーマートのパン類はうまい。
そこからはひたすら左手に国後を眺めながらR335を心地よいペースで草原の中を、林の中を走り続けた。飽きるほど走り続けたが、飽きることはない。なんと言っても、常に左手に見えている島は国後島なのだから。こんなに非日常はありえない。
別海町で左に折れ、今度は野付半島へ行ってみた。道道950は20km近い長さの砂州の中を走る道だ。狭い砂州の半島だから道路の右側も左側も海が見える道を走り続けることになる。右も左も海!なんて道、他にあるのかなあ。
午前中は暑かったのに、なんたか寒くなってきた。寒いとトイレが近くなる。野付半島先端の駐車場の、タンクローリーのタンクを改造した不思議なトイレでしっこして再び別海に戻ろうとしたが、やっぱり寒い。
感覚的には11月の気温だわ、これは。妻が今の別海町の気温を検索すると、なんと18℃。寒いはずだ。で、明日朝の最低気温は・・・うそっ、11℃だと!。豊田では晩秋か初等の気温じゃん。
これはキャンプは無理でしょう。僕たちが持っているのはバイク用の薄いシュラフ。これでは寒さに対応できるわけがない。寒さで震えながらキャンプをするほどの根性もない。ということで、根室のビジネスホテルを予約した。
で、再び別海に戻り、またまた国後を左に見ながら根室を目指した。手がかじかんできたので、今日もまたグリップヒーターをオンにして走った。
さぶ~っ、と思いながら5時半くらいに根室駅近くの「ホテルニュー根室」に到着。
しばらく部屋でだらだらし、6時半にホテルを出て晩ごはんを食べに人けのない根室の街を歩いた。
20分くらい歩いて見つけたのは蕎麦屋と焼肉屋と居酒屋。迷わず焼肉屋に入り、漁業の町で牛と豚。まあ、これもありだね。
今日もいっぱい走った。遊んでいるときの僕はなぜかいつも絶好調。
明日の夕方から天気が崩れるとのこと。まあ、1週間も走ればたまには雨も降るでしょ。ここまでは天気に恵まれているのだから。
○本日の走行 256km
○本日のヤエー(ピースサイン)の数 23回
次回は納沙布岬から北太平洋シーサイドライン(霧多布・厚岸)を走って釧路市郊外の温泉へ、さらに襟裳岬からアポイ山麓のキャンプ場へとバイクを進めます。
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前回は狩勝高原でキャンプ、帯広で「ばんえい競馬」を初めて観戦しました。今回はサクラマスが跳ぶ「さくらの滝」を見て、知床ウトロへ行き、知床半島から根室へと走ります。
北海道ツーリング Vol.3 ~サクラマスが跳ぶさくらの滝、知床半島から根室へ~
<8月26日>
9時頃「ホテル帯広」のバイク専用駐車場で荷物をパッキング。僕たちの2台以外に5台ほどバイクがあったが、いなくなっていたのは1台だけで、ほとんどのバイク客はまだ出発していない。ツーリングの朝はみんな早くて、のんびり派の僕たちはいつも最後なんだけどなあ。
家を出て5日目。まずは、向かいのセイコーマートでアリナミンVドリンクでパワー注入。歳を取るとヤクに頼りがちになる。今日はこのツーリングで初めての300km越えのコースだ。気合いを入れて出発した。
音更帯広ICから足寄ICまでは道東道でワープ。足寄の道の駅でトイレ休憩をした。ここは元々本物の駅があった場所で、かすかにその名残が垣間見られる。ちょっとだけレールが残されていたりして。
足寄からはR241で阿寒湖方面へと向かった。十勝平野を離れると、周りの景色は大農場から牧場へと変わる。見渡す限りの牧場に時々牛たちがのんびりと草を食べている風景を見ながらのツーリング。広~い広い牧場で育つ牛たちの肉も牛乳もおいしいだろうなあと思えてくる。なによりも、こ~んな空気のいい環境でのびのびと育つ牛たちは幸せかも。幸せな環境で育った牛から作られる乳製品です。乳製品はやっぱり北海道産だね。
阿寒湖の手前でオンネトーに寄り道をした。外せないんだよね、ここは。なんとも神秘的な湖です。エメラルドグリーンの水に雌阿寒岳、雄阿寒岳の勇姿が映っていて、それはそれは美しい湖なのです。
オンネトーを出て、阿寒湖の近くのセイコーマートでお昼ごはんを買った。いい天気でなんとも清々しい雰囲気の景色なので、外でお昼ごはんを食べようということになった。
弟子屈に向かう国道のパーキングにバイクを停め、キャンプ用の小さなテーブルを出し、僕は助六で、妻はおにぎりでお昼ごはんにした。緑の木々と青い空がおかずだ。安上がりな上に気持ちがいい。
この先のR241は北海道には珍しいくねくねの峠道だ。天気予報では晴れの予報だったが、雨粒がポツポツとシールドに当たるようになってきた。こういう時はすぐにカッパを着ることにしている。今までの北海道ツーリングで学習しているのだ。早めにカッパを着た方がいいことと、晴れていても峠だけ天気が悪いことがあることを。
パンケトー(湖)が北海道の形に見えるという双湖台パーキングにピットインしてカッパを着、すぐにピットアウト。やっぱり峠はどしゃ降りだった。こういうことはよくあること。ただ、怖がりの僕は土砂降りの時の下りのヘアピンは超怖い。超怖いから超安全運転で坂を下る。後ろになにもいなくてよかった。
峠の麓はまたまた晴れ。そして気温が低い。だから防寒の意味でカッパを着たまま走り続けることにした。気温が低いと指先が冷たくなってくる。妻がインカムで「私、グリップヒーター使ってるよ」と言ってきた。なるほど、そこで真夏の8月だけどグリップヒーターのスイッチをオンにした。こういう使い方もあるんだなあ。
弟子屈を過ぎ、国道を外れ道道885に入り、養老牛から北に向かった。景色は牧場から針葉樹の森の中へと変わる。まるでクリスマスツリーのような円錐の木ばかりの森に入ると裏摩周展望台がある。霧の摩周湖と言われている湖だが、僕は8回訪れて全勝。一度も霧の摩周湖を見たことがない。一度でいいから霧の摩周湖を見てみたいものだ。な~んてね。
さらに北に向かうと、森の中の一本道。森また森の一本道。走っているだけで森林浴だ。マイナスイオンをたっぷり浴びて走ることのできる道だった。
そのまま進むと、今回の目的地の一つ、さくらの滝がある。昨日のばんえい競馬と同じように、さくらの滝は初めてだ。サクラマスが滝を登るのが見られる場所としてテレビで紹介されていた。
そんなうまい具合に見られるものかなあなんて思いながら駐車場から1分ほど歩くと、おおお~っ、跳んでる!!!。
案外でかい。「あっ、跳んだ」「わっ、また跳んだ」
僕も妻も大はしゃぎしてしまった。すげえよ、これ。ほんと、超感動。
さくらの滝から清里町を抜け、斜里に向かった。何度も道東を走っていますが、裏摩周から斜里に抜ける道道は初めての道だ。清里から先はまたまた畑しか見えない直線路になり、空がすごく広く見えた。
斜里からはウトロまで知床半島オホーツク海側のR334をひたすら東に進むことになる。途中で「天まで続く道」に寄り道をして、予約しておいたウトロの旅館「酋長の家」に来た。
酋長の家は、35年前に初めて訪れて以来、道東に来たら必ず泊まることにしている。アイヌの酋長の娘さんが経営していて、泊まるといつもアイヌの話を聞かせてくれる。僕たち夫婦にとっては定宿のようなもので、おかみさんはいつも温かく迎えてくれる。
晩ごはんにはアイヌ料理のほかに鹿肉や毛がになどおいしい食事をいただき、ぬるぬるとキュッキュがちょうどいい気持ちのいい温泉に浸かり、満足感に浸りながら北海道3日目の夜を過ごした。
○本日の走行 301km
○本日のヤエー(ピースサイン)の数 31回
<8月27日>
今年の北海道ツーリングは天気に恵まれている。ただ、暑いと寒いが大きい。
ウトロの宿「酋長の家」を出てバイクに荷物をパッキングしていたら暑くて暑くて・・・ここ、知床なんだけどなあ。
「こりゃたまらん」ということで近くのセイコーマートへ行って今日もアリナミンVドリンクでパワー注入。熱中症対策?
9時を少し過ぎて、まずは知床横断道路で知床峠へ。空は真っ青、澄みきった青い空。暑さも高度が上がるにしたがって解消され、気持ちよくコーナーをクリアして快走快走。そして・・・知床横断道路と知床峠の素晴らしいこと。もう、帰りたくないね。
知床峠に着いて景色を眺めると、国後は海の霞の彼方に見え、まるで雲海の上に浮かんでいるように見えた。国後島にそびえる美しい羅臼岳まで確認できるほどだった。山側に目を移すと、目の前にそびえる斜里岳。手が届きそうなほどはっきりくっきり、空の青さに映えていた。もう7、8回くらい来ているが、こんなにきれいに見えたのは初めてかもしれない。
そのすばらしい景色を目に焼き付けた後、峠を慎重に下って羅臼の街に出た。そして、どこにもつながってない東に進路をとった。道の先っぽはどうなっているのだろう。そこで、知床半島最東端の行ける所まで行ってみようということにした。地図によるとそこには相泊温泉という海岸に湧き出す温泉があるはず。知床の荒海を眺めながら温泉に浸かる。気持ちいいだろうなあ。
知床半島南側の道道87はずうっと漁村がつながっていた。何もない最果ての道と思っていただけに意外だった。途中からは昆布漁の番屋も見られるようになった。
最後の集落の相泊に入った所に、確かに温泉はあった。あるにはあったけど、海岸の岩場に湯船があるだけ。そこに、すっぽんぽんのおじさんが一人、体を伸ばしてお湯に浸かっているのが見えた。つまり、道道から丸見え~。僕、そんな勇気も、お見せできるモノも持ち合わせていない・・・。
おじさんの丸裸を見て、さらに東にバイクを進めると、1kmほど先の「この先行き止まり」の看板で道路は途絶えていた。
満足感を覚えたね。バイク乗りは先っぽが好きという定説があるようで、どの岬にも必ずツーリングライダーたちが集まっている。
再び羅臼に戻り、道の駅「知床らうす」でお土産を買い、レストランで・・・ダメだ~、満席だよ。
待つのが嫌いな僕たちわがまま夫婦は、いざという時のセイコーマートでサンドイッチを買い、駐車場の隅で食べることにした。同じことを考えたハーレー氏もいて、恥ずかしさは半減。よかった~。それに、セイコーマートのパン類はうまい。
そこからはひたすら左手に国後を眺めながらR335を心地よいペースで草原の中を、林の中を走り続けた。飽きるほど走り続けたが、飽きることはない。なんと言っても、常に左手に見えている島は国後島なのだから。こんなに非日常はありえない。
別海町で左に折れ、今度は野付半島へ行ってみた。道道950は20km近い長さの砂州の中を走る道だ。狭い砂州の半島だから道路の右側も左側も海が見える道を走り続けることになる。右も左も海!なんて道、他にあるのかなあ。
午前中は暑かったのに、なんたか寒くなってきた。寒いとトイレが近くなる。野付半島先端の駐車場の、タンクローリーのタンクを改造した不思議なトイレでしっこして再び別海に戻ろうとしたが、やっぱり寒い。
感覚的には11月の気温だわ、これは。妻が今の別海町の気温を検索すると、なんと18℃。寒いはずだ。で、明日朝の最低気温は・・・うそっ、11℃だと!。豊田では晩秋か初等の気温じゃん。
これはキャンプは無理でしょう。僕たちが持っているのはバイク用の薄いシュラフ。これでは寒さに対応できるわけがない。寒さで震えながらキャンプをするほどの根性もない。ということで、根室のビジネスホテルを予約した。
で、再び別海に戻り、またまた国後を左に見ながら根室を目指した。手がかじかんできたので、今日もまたグリップヒーターをオンにして走った。
さぶ~っ、と思いながら5時半くらいに根室駅近くの「ホテルニュー根室」に到着。
しばらく部屋でだらだらし、6時半にホテルを出て晩ごはんを食べに人けのない根室の街を歩いた。
20分くらい歩いて見つけたのは蕎麦屋と焼肉屋と居酒屋。迷わず焼肉屋に入り、漁業の町で牛と豚。まあ、これもありだね。
今日もいっぱい走った。遊んでいるときの僕はなぜかいつも絶好調。
明日の夕方から天気が崩れるとのこと。まあ、1週間も走ればたまには雨も降るでしょ。ここまでは天気に恵まれているのだから。
○本日の走行 256km
○本日のヤエー(ピースサイン)の数 23回
次回は納沙布岬から北太平洋シーサイドライン(霧多布・厚岸)を走って釧路市郊外の温泉へ、さらに襟裳岬からアポイ山麓のキャンプ場へとバイクを進めます。
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