2019.11 一足早い紅葉ツーリング ～愛知県茶臼山で～

先週の水曜日の中日新聞で興味深い記事を見つけた。




　茶臼山で初氷。読んでいくと茶臼山高原道路はすでに紅葉がきれいになっていると書いてあった。そうか、下界ではまだまだ紅葉は楽しめないけど、愛知県で一番高い茶臼山は標高１４００ｍ超の高い山。これは一足早く紅葉を楽しまなくちゃ。
　翌木曜日、いい天気だ。この日は勤務のない平日。行くしかないね、ということで、朝のうちに用事をすませて１１時頃にNinja６５０に跨がって家を出た。
　Ｒ１５３で稲武まで行き、稲武でＲ２５７を名倉方面に向けてバイクを進めた。お昼頃に道の駅「アグリステーションなぐら」に着いた。平日なのに結構混んでたなあ。


　ここで好物の五平餅のセットでお昼ごはん。ここの五平餅はえごま味で、やや甘めのたれだ。

　お腹を満たしたら茶臼山高原道路で一気に茶臼山へ。タイトなコーナーや高速コーナーなどさまざまなコーナーが連続するおもしろい道だ。久しぶりにタイヤの角を使ってのコーナリングをちょっとだけ楽しみながら坂道を登る。標高１０００ｍの表示があった辺りから本当に紅葉がきれいだった。ペースを落として紅葉を楽しみながらのんびりと走った。空は真っ青な秋の空、目に映る山々は赤や黄色に染まり、本当に一足早い紅葉を楽しでいる。


　山頂の駐車場に着くと、端の方の小さな湖のほとりにバイクを停めた。ここなら一度やってみたいと思っていたことができそうだ。それは、湖のほとりで美しい景色を見ながらのぼっちコーヒー。


　トップケースから椅子を出し、バイクの後ろでそっとお湯を沸かした。社員旅行か何かの観光バスの団体が通っていってちょっと恥ずかしかった。コーヒ－はUCCのインスタントコーヒー。インスタントでも美しい景色と雰囲気がコーヒーをおいしくしてくれる。お湯が沸き、初めて使う宗谷岬のマグカップに注ぐ。う～ん、いい感じ。でも、ちょっぴり恥ずかしい。




　目の前には小さな湖。周囲は紅葉した美しい山々。そして秋の青い空に山のおいしい空気。い～い気持ちだなあ。
　飲み終わったところで、「わあ、キャンプみたいなことしてる～」の声が聞こえた。恥ずかしい～～。
　振り向くと、「お久し振りです。覚えてますか」。
　春先に作手の道の駅でお会いした豊川のＦさんだった。古いＺ１０００を大事に乗られている方で、あのときは小さな娘さんとご一緒だったとても感じのいい人だ。今回はＹＺＦ Ｒ３に乗られる奥様とご一緒だった。しばらくお話しして、コーヒーなどを片付けていると、今度は３０代くらいのご夫婦が声をかけてくれた。


「私もこれの一つ前の型の（Ninja）６５０ に乗ってるんですよ」と話され、しばらくNinja６５０の話題でおしゃべり。
　ソロで走る日はいつも無言で寂しさを感じたりもするから、こういうひとときはちょっとうれしい。
　この時期、陽が傾くと寒くなるので、１０００ｍ超の山頂付近の散策はやめにして、ふたたび茶臼山高原道路を下った。ライダーにとって本当に気持ちのいい道だ。
　来週はどこ行こう。

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