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2023.10 紅葉を求めて北海道

2023-10-21 23:35:21 | いろいろな旅の部屋
 「また支笏湖の紅葉を見に行きたいなあ」
この夏、母がつぶやいたのをきっかけに計画した旅の日がやってきました。母はこの日をすごく楽しみにしていて、毎日のように「もうすぐだなあ、わたし歩けるかなあ。迷惑かけちゃうね」と口にしていました。母は94歳。一応元気だけど、いつまで元気かわかりません。だから、母の願いはできるだけ叶えてあげたいのです。それに、僕たち夫婦も北海道大好きだし。



<10月13日>
 少し遅めの11時35分発のANA新千歳行きに乗って北海道にやってきました。足はレンタカーのプリウスです。うんてんしてみると、乗り心地も、足回りも想像以上によく、こりゃよく売れるはずだわと思ったりして。




 千歳から支笏湖に向かう森の中の一本道。ありゃあ、まだ紅葉には早いわ。緑が黄色になり始めたくらいでした。例年なら今が紅葉の盛りのはずです。明後日は支笏湖紅葉祭り。今年は夏が長かったからでしょう。それでも、支笏湖が見えるとやっぱりものすごくきれいでした。真っ青な広い空に黄緑色の山々と神秘的な湖。それ以外何もない美しい景色。持ってきた椅子を出して3人でその景色に見とれていました。ずっとここにいたいと言う母。去年のドライブで母はすっかり支笏湖がお気に入りになったようです。




 夕方になり、支笏湖の一番奥の湖岸の森の中の一軒宿「丸駒温泉」に向かいました。






 美味しい料理に気持ちのいい温泉。母のうれしそうな顔が僕の喜びです。

<10月14日>
 朝風呂は秘湯の湯。




 支笏湖畔の岩から涌き出る湖面と同じ水位の温泉で、深さは約120cmほどでした。湖にお湯が流れる水路に1羽の鳥が足湯を楽しんでいました。サギにとっても、人間と同じように足湯が気持ちいいのかもしれないなあ。朝からいい気持ちです。




 朝食が済んだら、母と僕たち夫婦の3人で湖畔を散策しました。紅葉が始まったばかりの黄色と黄緑色の山々に囲まれた支笏湖の風景と、朝の澄んだ空気。とても家にいては味わえません。




 旅館を出て向かった先は南富良野のかなやま湖。少し紅葉が進んだ峠を越え、江別から占冠まで高速でビューン。プリウスの高速安定性も走行性もなかなかのものです。
 かなやま湖に着いたら、なんと自販機からトイレから売店から、すべて冬季休業に入っていました。それでも、湖の周りの山々は色づき始めていていい感じでした。


 その後、南富良野の道の駅で昼食をとり、涼しいと思って厚着で来た僕はあまりにも暑かったから濃厚ソフトクリームで体を冷やしました。ほんとに濃厚でうまかったわ。奥さんに二口三口舐めさせてあげたら、その濃厚さに驚いていました。


 次に向かった先はドラマ「北の国から」の富良野麓郷。丘陵地の山の中なので少しは紅葉も進んでいるだろうと思いましたが、やっぱりここも色づき始めたばかりの風景でした。
 夏のツーリングで行かなかった東麓郷展望台に行ってみました。展望台周辺の花畑には色とりどりのきれいなの花がまだ残っていてとても素敵でした。




 麓郷の森にも寄って、3人で散策しました。母は歩き疲れたのか、なんだか不機嫌になってきました。こういう時は僕もイラついてきます。そのイラつきを抑えきれなくなることもあるのですが、そうすると奥さんがうまく母の相手をしてくれます。反省と感謝です。




 これ以上寄り道はできないと思い、早めに旅館に入ることにしました。母はしばらく部屋で休んでいるうちに、いつもの明るい母に戻りました。歩かせ過ぎたかなあ。元気と言っても94歳。無理させないようにしなくちゃ。
 美味しい料理をおなかいっぱい食べて、つるっつるの気持ちのいい温泉に入って、部屋でのんびりまったり。




 母の「やっぱり北海道、いいわあ」の言葉にほっとしました。


<10月15日>
 富良野温泉「ハイランドふらの」を出て、まず向かったのがネットで調べてこじんまりとした紅葉の綺麗そうな鳥沼公園です。今回は高齢の母が主役の旅です。あまり歩かないで楽しめそうな所を選びました。


 紅葉の林と美しい池。小さな椅子を出して、池のほとりでのんびりまったり。池には大きなマスが何匹も泳いでいました。澄み切った水で、湖底にはマスの影が泳いでいます。林に囲まれた公園はオゾンいっぱい。心も癒やされます。






 千歳には、夕張回りで戻ることにしました。
 富良野のセコマでサンドイッチを買い、林の中をひたすら走るR452で桂沢湖に向かいました。道の両側が黄緑色から黄色に変わり始め、色づき始めの美しさに母は「綺麗だなあ」を連発。母にとっていい旅になっているようです。
 桂沢湖の国道沿いのパーキングで椅子を出し、紅葉を眺めながらピクニックのようなお昼。


「私は幸せだなあ、94になってこんないいことをしてもらえるなんて」
母の足腰が丈夫だからできるのです。
 お昼を終えて、またまた黄色い林の中の一本道を走り抜け、シューパロ湖の見えるパーキングでクルマを停めました。
 ダム湖に沈む鉄橋と国道。なんとも切ない気持ちになります。あの国道はかつて何度も奥さんと2人でツーリングした道なのです。




 夕張紅葉山に出て、夕張インターから千歳まで高速道路でビューン。
 素敵な乗り味のプリウスを返し、新千歳空港から5時30分発のANAで中部空港に戻りました。


 わずか2泊3日の短い旅。仕事をしている以上これが限度だし、何よりも母にはこれ以上無理をさせるわけにはいきません。
 母は1週間経った今も、何度も何度も「北海道、よかったなあ。ありがとね」と言っています。
 母の「また支笏湖の紅葉が見たいなあ」で決めたドライブ。僕にとっても、北海道大好きだから、大満足の楽しい旅でした。気疲れしたけど。
 母は、今度は宗谷岬に行きたいと言っています。来年計画しなくちゃ。95になっちゃうけど、行けるかなあ。できれば、叶えてあげたいです。

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