担当する科目の再試験も終わってまずは一区切り。久しぶりに鉄旅をしてきました。今回の鉄道は伊豆箱根鉄道駿豆線です。
まずは、これまでのバック・ナンバー <カテゴリー:ローカル鉄道の部屋>
⑩東京~埼玉~群馬・JR八高線
⑨埼玉・秩父鉄道
⑧山梨~静岡・JR身延線
⑦静岡・伊豆急行線
⑥千葉・小湊鐵道
⑤福井・えちぜん鉄道三国芦原線
④東京・JR青梅線
③神奈川~静岡・JR御殿場線
②神奈川・箱根登山鉄道
①千葉・銚子電鉄
木曜日の夜、小田原駅の近くのビジネスホテルに前泊しました。小田原へは二階建て各駅停車の普通列車のグリーン車。
首都圏に住んでいない僕にはあこがれの車両で、JR東日本圏内に行ったらぜひ乗ってみたい車両なのです。その分、晩ごはんはコンビニの助六。「食」が目的ではないので。それに、実は大好き。
去年の夏に心臓の手術をした上に膝の持病も良くはなっていない。「大丈夫か、僕の足と心臓」が今回の旅のテーマかも。
そして、裏のテーマが「新兵器の椅子付きリュック」の使い勝手です。
金曜日の朝、まずはウォーミングアップのつもりで小田原城まで歩き、お城を眺めてきました。
そしてバスフェチの僕はお堀端のバス停「めがね橋」から箱根登山バスでJR小田原駅へ行きました。
そこから、東海道線の普通列車、熱海行きと静岡行きを乗り継いでJR三島駅に到着。すぐ隣の伊豆箱根鉄道三島駅で一日乗車券「旅助け」を1020円で購入し、いよいよ途中下車旅をスタートさせました。
緑色の古いカラーリングの電車に乗り、次の三島広小路駅で下車しました。
三島は富士山の湧き水の町です。そこで、湧水路を見に行きました。昭和を感じさせる狭い路地を歩きました。昨日までは「歩くの面倒くさ」と思っていたのに、初めての道にわくわくしてきました。歩くのが楽しいとさえ思いました。めざしたのは6号水の苑緑地。途中の橋から狭い河原に降りると、遊歩道が設置されていました。河原のない所は流れる水の上に木の歩道があり、いい雰囲気でした。
しばらく湧水路の公園水の苑緑地を楽しんだ後、三島広小路駅に戻り、次の途中下車駅の伊豆長岡駅まで電車に乗りました。
青いノーマルなカラーリングで新しい車両・・・と思いましたが、後になって写真を見てみると最初に乗った緑色の古い感じの車両と同じでした。車体の色でずいぶん雰囲気が変わるものです。
伊豆の国市(旧長岡、韮山)に入ったら韮山反射炉は外せません。最寄り駅の伊豆長岡駅で降りてバス停を探しましたが見当たりません。案内所で訊ねるとバスは土日だけの運行で平日はみんなタクシーで行っているとのことでした。歩くと30~40分かかるが途中からは坂道なのでタクシーがいいと思いますよ、と言われるので、タクシーを利用することにしました。
なぜか黒色の伊豆箱根タクシーに乗ること7,8分。運転手さんはずっと韮山反射炉の話をしてくれました。反射炉に近づくと高台にある大きな2本の古くて立派な煙突が目だっていて、すぐにそこが韮山反射炉だと分かりました。資料館の前がタクシー降車場になっていました。料金の860円を支払い資料館に入りました。
ちょうど紹介のVTRは始まるところでした。VTRでは超大型の大砲の製造工程が分かりやすく紹介され、当時の大砲製造がどれだけ大がかりなものだったかがうかがわれました。VTRを見たあと、外に出て反射炉を見学しました。原料の鉄を溶かすためには炉の中を1000℃以上の高温にしなければなりません。そのための高い煙突だったのです。溶けた多量の鉄が地面に掘られた大砲の鋳型に流れ込むようになっていました。鋳型から外した後に水車を動力とした大型ドリルで筒状にくり抜いていって砲身ができあがります。長さは3m超。江戸末期に凄いものを造ったものだと感心しました。そして西洋の列強の脅威が相当なものだったことも感じ取ることができました。
お昼になったので資料館近くのレストランでお昼ご飯を食べることにしました。選んだのは富士山麓のヨーグル豚のカレーのランチ。ヨーグル豚ってナニ?と思いましたが、甘くて柔らかくておいしいお肉でした。
お昼を済ませた後は再び伊豆箱根タクシーで伊豆長岡駅に戻りました。このときのクルマは西武グループ色の旧型プリウス。僕、プリウスの後席に座るのは初めてでした。当たり前だけど、一般的なコンフォートよりは狭い。一人だから狭くても問題ないけど。・・・早く新しいトヨタJPN TAXIに乗ってみたいなあ。
次の下車駅は二つ先の大仁駅にしました。おおおっ、変な電車が来たぞ。西武グループのキャラクターか流行のゲームかマンガのキャラクターらしきラッピング電車でした。僕、よくわからない・・・。
大仁は巨人V9時代(古っ)のキャンプ地だった所です。
ランニングに使った堤防の遊歩道を歩いてみました。野球の選手ではないので決して走ったりはしません。
ぶらぶら歩いた後はあの長嶋選手がトレーニングのため走ったホテルまでの坂道を見て大仁神社に向かいました。
土曜日から梅祭りが始まるというポスターを見て、きっともう梅がきれいに咲いているだろうと思いました。どうやら梅の名所のようです。
案内看板に従って階段を登りました。丘の中腹はお墓。痛めている膝に負担がかからないように一休みしようと思いましたが、そこは墓地のド真ん中。仕方がないので長い階段と坂道をゆっくり登り続けました。振り返るとなかなかの絶景です。狩野川の盆地と高い岩山。いい景色だなあと後ろを振り返りながら登っているうちに神社と梅林公園いたどり着きました。梅はまだ咲き始めたばかりでした。でも、丘から見下ろす景色とのマッチングはよく、この素敵な景色を見ながらコーヒーでも飲もうかという気分になりました。そこでついに新兵器の椅子付きリュックの登場です。リュックの椅子に腰掛け、咲き始めた梅と丘の上からの景色を楽しみながら用意しておいたUCCの缶コーヒーで一服。いい気持ちです。
大仁駅に戻り、いよいよ終点の修善寺駅へ。黄色のちょっと古めの電車でした。
修善寺駅からは東海バスで修善寺温泉へ向かいます。
バスターミナルには大型バスと小さいバスの2台だ停まっていました。案内所で訊ねると、「あそこに停まっているバスに乗ってください」とのこと。
「ん?あの小さいの?」
てっきり送迎用の貸し切りバスかと思いました。乗ったバスは三菱ローザ、つまりマイクロバス。珍しいと言えば珍しいのでマル!。マイクロバスって、ほとんどトヨタ・コースターだから。
バスは7,8分で修善寺温泉バスターミナルに着きました。ほぼ温泉街の中心のようでした。温泉街を少し歩くと、ポスターなどでよく目にする狩野川と赤い橋の風景。本当に修善寺温泉まで電車とバスでやってきたんだなあと実感しました。
そして、橋を渡ってすぐの古くからある立ち寄り湯の「筥湯(はこゆ)」へ行きました。修善寺温泉に来たら絶対に入らなくちゃと思っていました。
料金はたったの350円。湯船に浸かってみたら、お湯は普通の温泉湯みたいで特徴は感じませんでした。それでもなんかいい感じ。大仁でいっぱい歩いたからお湯の中でしっかりと足を擦っての~んびり過ごしました。ぬるぬるするとか、キュッキュという感じがするとか、そういう特徴は感じなかったものの、お湯から出てもずっと体はポカポカしたまま。拭いても拭いても汗が出てきます。寒い日だったのにいつまでも汗が吹き出してくるのです。これが特徴・・・なのかなあと思いました。
せっかくだから修善寺を参拝しました。北風を感じながらも汗をかきかき手を合わせました。全然寒くない!
修善寺温泉バスターミナルに戻り、東海バスで修善寺駅に戻りました。この時のバスは普通の大型バスでした。
修善寺駅に着くと、ちょうど特急「踊り子」東京行きが入電していました。自由席は一日乗車券「旅助け」で乗れるので、乗っちゃいました。特急「踊り子」に乗る予定ではなかったので、なんだかちょっとうれしい気分になりました。
車両は特急なのにとてもレトロ。窓の上げ下げのロックなんて昔懐かしい両端で挟むタイプ。僕が子どもの頃の電車の窓とおんなじ。
時刻はまだ4時。帰るには少し早いので三島市街の三島田町で途中下車して、せっかく三島に来たのだから三島大社にも行ってみようと思ったのです。不思議なことに、なんだかまだ歩き足らないような気がしていました。膝と心臓の心配どころか、まだまだイケそうと思えてきました。ただ、無理は禁物です。
三島田町駅の看板には「(三島大社前)」とカッコ書きで書かれていました。ここも歩くこと7,8分、三島大社は大きな神社でした。びっくりするくらい大きな大きな神社でした。
大鳥居をくぐると広い池、池を越えると一つ目の門、さらに進むと大きな門があって境内があって立派な本殿。その雰囲気に飲まれ、お賽銭の10円玉を賽銭箱にそっと投げ入れ、2礼してちゃんと手を合わせ、健康のお礼と、今後も体調を崩さないようお願いし、本殿を離れました。ついつい健康のお守りまで買っちゃって、おまけに「せき止め飴」なるものまで買っちゃいました。比較的信仰心の薄い僕がこんなことをするなんて自分でもちょっと驚きです。写真だけ撮ってちゃっちゃと見学してさっと帰るというのがいつもの僕のパターンなのです。
三島田町駅に戻り、三島駅に戻りました。
JR三島駅は新幹線停車駅です。一部の「ひかり」を除けば各駅停車の「こだま」しか停まりません。駅構内の売店で「源氏旗あげ寿司」なるものを買い、各駅停車の特急「こだま」でのんびりと帰ってきました。「源氏旗あげ寿司」は、普通の助六寿司に一つだけ巨大な巻き寿司が入っていたり、稲荷寿司の揚の一つが裏返しになっていたり、ちょっと変わった寿司で、おいしくいただきました。で、どこが源氏旗あげなのかは・・・食べ終わっても疑問は残りました。
心配した足も心臓もゆっくり歩けば大丈夫みたいでした。新兵器の椅子付きリュックも1泊分なら十分で、椅子もとても便利でした。そして、2000円ほど高くてもアルミ製を選んだのは大正解だったと思います。背中や肩にかかる重量は荷物プラス椅子ですから。
初めての道、初めての鉄道、その魅力にとりつかれたような一日でした。次回の鉄旅⑫は「鉄旅スペシャルバージョン・昭和駅(川﨑)~平成駅(熊本)」で、すでに3月16日決行を決めています。今回の途中下車旅の成功でスペシャルバージョンへの不安がなくなりました。(って、ほとんど新幹線に乗ってるだけじゃん!)鉄旅もやっぱりおもしろい。
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⑩東京~埼玉~群馬・JR八高線
⑨埼玉・秩父鉄道
⑧山梨~静岡・JR身延線
⑦静岡・伊豆急行線
⑥千葉・小湊鐵道
⑤福井・えちぜん鉄道三国芦原線
④東京・JR青梅線
③神奈川~静岡・JR御殿場線
②神奈川・箱根登山鉄道
①千葉・銚子電鉄
木曜日の夜、小田原駅の近くのビジネスホテルに前泊しました。小田原へは二階建て各駅停車の普通列車のグリーン車。
首都圏に住んでいない僕にはあこがれの車両で、JR東日本圏内に行ったらぜひ乗ってみたい車両なのです。その分、晩ごはんはコンビニの助六。「食」が目的ではないので。それに、実は大好き。
去年の夏に心臓の手術をした上に膝の持病も良くはなっていない。「大丈夫か、僕の足と心臓」が今回の旅のテーマかも。
そして、裏のテーマが「新兵器の椅子付きリュック」の使い勝手です。
金曜日の朝、まずはウォーミングアップのつもりで小田原城まで歩き、お城を眺めてきました。
そしてバスフェチの僕はお堀端のバス停「めがね橋」から箱根登山バスでJR小田原駅へ行きました。
そこから、東海道線の普通列車、熱海行きと静岡行きを乗り継いでJR三島駅に到着。すぐ隣の伊豆箱根鉄道三島駅で一日乗車券「旅助け」を1020円で購入し、いよいよ途中下車旅をスタートさせました。
緑色の古いカラーリングの電車に乗り、次の三島広小路駅で下車しました。
三島は富士山の湧き水の町です。そこで、湧水路を見に行きました。昭和を感じさせる狭い路地を歩きました。昨日までは「歩くの面倒くさ」と思っていたのに、初めての道にわくわくしてきました。歩くのが楽しいとさえ思いました。めざしたのは6号水の苑緑地。途中の橋から狭い河原に降りると、遊歩道が設置されていました。河原のない所は流れる水の上に木の歩道があり、いい雰囲気でした。
しばらく湧水路の公園水の苑緑地を楽しんだ後、三島広小路駅に戻り、次の途中下車駅の伊豆長岡駅まで電車に乗りました。
青いノーマルなカラーリングで新しい車両・・・と思いましたが、後になって写真を見てみると最初に乗った緑色の古い感じの車両と同じでした。車体の色でずいぶん雰囲気が変わるものです。
伊豆の国市(旧長岡、韮山)に入ったら韮山反射炉は外せません。最寄り駅の伊豆長岡駅で降りてバス停を探しましたが見当たりません。案内所で訊ねるとバスは土日だけの運行で平日はみんなタクシーで行っているとのことでした。歩くと30~40分かかるが途中からは坂道なのでタクシーがいいと思いますよ、と言われるので、タクシーを利用することにしました。
なぜか黒色の伊豆箱根タクシーに乗ること7,8分。運転手さんはずっと韮山反射炉の話をしてくれました。反射炉に近づくと高台にある大きな2本の古くて立派な煙突が目だっていて、すぐにそこが韮山反射炉だと分かりました。資料館の前がタクシー降車場になっていました。料金の860円を支払い資料館に入りました。
ちょうど紹介のVTRは始まるところでした。VTRでは超大型の大砲の製造工程が分かりやすく紹介され、当時の大砲製造がどれだけ大がかりなものだったかがうかがわれました。VTRを見たあと、外に出て反射炉を見学しました。原料の鉄を溶かすためには炉の中を1000℃以上の高温にしなければなりません。そのための高い煙突だったのです。溶けた多量の鉄が地面に掘られた大砲の鋳型に流れ込むようになっていました。鋳型から外した後に水車を動力とした大型ドリルで筒状にくり抜いていって砲身ができあがります。長さは3m超。江戸末期に凄いものを造ったものだと感心しました。そして西洋の列強の脅威が相当なものだったことも感じ取ることができました。
お昼になったので資料館近くのレストランでお昼ご飯を食べることにしました。選んだのは富士山麓のヨーグル豚のカレーのランチ。ヨーグル豚ってナニ?と思いましたが、甘くて柔らかくておいしいお肉でした。
お昼を済ませた後は再び伊豆箱根タクシーで伊豆長岡駅に戻りました。このときのクルマは西武グループ色の旧型プリウス。僕、プリウスの後席に座るのは初めてでした。当たり前だけど、一般的なコンフォートよりは狭い。一人だから狭くても問題ないけど。・・・早く新しいトヨタJPN TAXIに乗ってみたいなあ。
次の下車駅は二つ先の大仁駅にしました。おおおっ、変な電車が来たぞ。西武グループのキャラクターか流行のゲームかマンガのキャラクターらしきラッピング電車でした。僕、よくわからない・・・。
大仁は巨人V9時代(古っ)のキャンプ地だった所です。
ランニングに使った堤防の遊歩道を歩いてみました。野球の選手ではないので決して走ったりはしません。
ぶらぶら歩いた後はあの長嶋選手がトレーニングのため走ったホテルまでの坂道を見て大仁神社に向かいました。
土曜日から梅祭りが始まるというポスターを見て、きっともう梅がきれいに咲いているだろうと思いました。どうやら梅の名所のようです。
案内看板に従って階段を登りました。丘の中腹はお墓。痛めている膝に負担がかからないように一休みしようと思いましたが、そこは墓地のド真ん中。仕方がないので長い階段と坂道をゆっくり登り続けました。振り返るとなかなかの絶景です。狩野川の盆地と高い岩山。いい景色だなあと後ろを振り返りながら登っているうちに神社と梅林公園いたどり着きました。梅はまだ咲き始めたばかりでした。でも、丘から見下ろす景色とのマッチングはよく、この素敵な景色を見ながらコーヒーでも飲もうかという気分になりました。そこでついに新兵器の椅子付きリュックの登場です。リュックの椅子に腰掛け、咲き始めた梅と丘の上からの景色を楽しみながら用意しておいたUCCの缶コーヒーで一服。いい気持ちです。
大仁駅に戻り、いよいよ終点の修善寺駅へ。黄色のちょっと古めの電車でした。
修善寺駅からは東海バスで修善寺温泉へ向かいます。
バスターミナルには大型バスと小さいバスの2台だ停まっていました。案内所で訊ねると、「あそこに停まっているバスに乗ってください」とのこと。
「ん?あの小さいの?」
てっきり送迎用の貸し切りバスかと思いました。乗ったバスは三菱ローザ、つまりマイクロバス。珍しいと言えば珍しいのでマル!。マイクロバスって、ほとんどトヨタ・コースターだから。
バスは7,8分で修善寺温泉バスターミナルに着きました。ほぼ温泉街の中心のようでした。温泉街を少し歩くと、ポスターなどでよく目にする狩野川と赤い橋の風景。本当に修善寺温泉まで電車とバスでやってきたんだなあと実感しました。
そして、橋を渡ってすぐの古くからある立ち寄り湯の「筥湯(はこゆ)」へ行きました。修善寺温泉に来たら絶対に入らなくちゃと思っていました。
料金はたったの350円。湯船に浸かってみたら、お湯は普通の温泉湯みたいで特徴は感じませんでした。それでもなんかいい感じ。大仁でいっぱい歩いたからお湯の中でしっかりと足を擦っての~んびり過ごしました。ぬるぬるするとか、キュッキュという感じがするとか、そういう特徴は感じなかったものの、お湯から出てもずっと体はポカポカしたまま。拭いても拭いても汗が出てきます。寒い日だったのにいつまでも汗が吹き出してくるのです。これが特徴・・・なのかなあと思いました。
せっかくだから修善寺を参拝しました。北風を感じながらも汗をかきかき手を合わせました。全然寒くない!
修善寺温泉バスターミナルに戻り、東海バスで修善寺駅に戻りました。この時のバスは普通の大型バスでした。
修善寺駅に着くと、ちょうど特急「踊り子」東京行きが入電していました。自由席は一日乗車券「旅助け」で乗れるので、乗っちゃいました。特急「踊り子」に乗る予定ではなかったので、なんだかちょっとうれしい気分になりました。
車両は特急なのにとてもレトロ。窓の上げ下げのロックなんて昔懐かしい両端で挟むタイプ。僕が子どもの頃の電車の窓とおんなじ。
時刻はまだ4時。帰るには少し早いので三島市街の三島田町で途中下車して、せっかく三島に来たのだから三島大社にも行ってみようと思ったのです。不思議なことに、なんだかまだ歩き足らないような気がしていました。膝と心臓の心配どころか、まだまだイケそうと思えてきました。ただ、無理は禁物です。
三島田町駅の看板には「(三島大社前)」とカッコ書きで書かれていました。ここも歩くこと7,8分、三島大社は大きな神社でした。びっくりするくらい大きな大きな神社でした。
大鳥居をくぐると広い池、池を越えると一つ目の門、さらに進むと大きな門があって境内があって立派な本殿。その雰囲気に飲まれ、お賽銭の10円玉を賽銭箱にそっと投げ入れ、2礼してちゃんと手を合わせ、健康のお礼と、今後も体調を崩さないようお願いし、本殿を離れました。ついつい健康のお守りまで買っちゃって、おまけに「せき止め飴」なるものまで買っちゃいました。比較的信仰心の薄い僕がこんなことをするなんて自分でもちょっと驚きです。写真だけ撮ってちゃっちゃと見学してさっと帰るというのがいつもの僕のパターンなのです。
三島田町駅に戻り、三島駅に戻りました。
JR三島駅は新幹線停車駅です。一部の「ひかり」を除けば各駅停車の「こだま」しか停まりません。駅構内の売店で「源氏旗あげ寿司」なるものを買い、各駅停車の特急「こだま」でのんびりと帰ってきました。「源氏旗あげ寿司」は、普通の助六寿司に一つだけ巨大な巻き寿司が入っていたり、稲荷寿司の揚の一つが裏返しになっていたり、ちょっと変わった寿司で、おいしくいただきました。で、どこが源氏旗あげなのかは・・・食べ終わっても疑問は残りました。
心配した足も心臓もゆっくり歩けば大丈夫みたいでした。新兵器の椅子付きリュックも1泊分なら十分で、椅子もとても便利でした。そして、2000円ほど高くてもアルミ製を選んだのは大正解だったと思います。背中や肩にかかる重量は荷物プラス椅子ですから。
初めての道、初めての鉄道、その魅力にとりつかれたような一日でした。次回の鉄旅⑫は「鉄旅スペシャルバージョン・昭和駅(川﨑)~平成駅(熊本)」で、すでに3月16日決行を決めています。今回の途中下車旅の成功でスペシャルバージョンへの不安がなくなりました。(って、ほとんど新幹線に乗ってるだけじゃん!)鉄旅もやっぱりおもしろい。
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