重大発表です。
今季限りで、24年間乗り続けてきたリッターバイク(1000㏄前後の大排気量スポーツバイク)を降りることを決意しました。リッターバイクからの引退です。
僕のリッターバイク・デビューは、南は九州佐多岬から北は北海道宗谷岬まで日本縦断ツーリングをした時の愛車カワサキGPZ600RからカワサキGPZ900R(元祖ニンジャ)に乗り換えた1991年のことでした。まだ元気な盛りの30代。ナナハンを超えるバイク、映画「トップガン」でトム・クルーズが乗っていたバイクということで、走るのが楽しくてたまりませんでした。
8年後の1999年にカワサキZRX1100の乗り換えました。なんと乗りやすいこと。走る・曲がる・止まるがとても素直で、80年代のバイクとは隔世の差を感じました。
ZRX1100には11年も乗り続けました。そして、フルモデルチェンジに伴い、正常進化した今のカワサキZRX1200ダエグに乗り換えたのが2010年のことでした。
実際のところ、リッターバイクを降りる決断をするのに相当な勇気が必要でした。1000cc前後あるいはそれ以上の排気量の大型バイクを操る喜び、魅力は計り知れないほどのものがあります。そして、それなりの操作技術を要します。しかし、ここ数年、例えば白線で停車するのに、イメージと数㎝ずれていたり、コーナリングの際にイメージしたラインよりもわずかに外側に膨らんでいたり、あれっと思うことがたびたびあるようになりました。さらに、400ccのレンタルバイクに乗ったり、妻のCB400SBに乗ったりした時に心地よいフィット感が感じられ、無理して大型バイクを操るよりも中型バイクの方が気持ちよく走れることに気づきました。
リッターバイクの方が気持ちいいと思えるのは、高速道路や直線路を走っている時と、スタートやコーナー立ち上がりの胸のすく強烈な加速感、そしてバイクを降りて眺めている時の優越感だけのように思えてきました。つまり、「強烈なパワーと見栄」だけになっているのです。僕もすでに60を過ぎました。「見栄」は大事ですが、思いどおりに操れていないと感じた今が、やっぱり決断の時かなあと思いました。
引退と言っても、リッターバイクからの引退で、バイクを降りるわけではありません。当分の間は、妻のお下がりのホンダの400でツーリングを楽しみます。そして、来年か再来年に気が向いたらまた大好きなカワサキのバイクを買おうかと思っています。お目当てはニンジャ650。ニンジャ400の海外版です。先の宗谷岬弾丸ツーリングで乗ったのがレンタルのニンジャ400でした。これがまたいいバイクだったのです。リッターバイク引退決意の引き金にもなってしまいました。パワー不足と情けない排気音を除けば、十分すぎるくらい満足できる性能でした。それにやっぱりニンジャはかっこいい。ZRX1200ダエグの110馬力のパワーがなくても、風を感じながら気持ちよく走るバイクの楽しさは中型バイクでも味わえます。
正直言って、リッターバイクから離れることは思いっきり寂しいです。ガレージに置かれている鮮やかなキャンディグリーンのZRX1200ダエグを目にすると涙がこぼれそうになります。そしてなぜか、今後は重いハイパワーのマシンを操ることができなくなってしまうことを「怖い」とも感じてしまうのです。24年間、30代の頃からバイクと言えば「900ニンジャ、ZRX1100、1200ダエグ」と、リッター・クラスのバイクを指していたのですから。
これから先、自分で操るバイクは流行りのダウン・サイジングということになってしまいますが、気持ちよく走れるサイズのバイクでずっとずっと楽しいバイクライフを過ごしていこうと思います。
来年の夏も、きっと今までよりもちょっと小さめのバイクで北海道の大地を走っているはずです。
今季限りで、24年間乗り続けてきたリッターバイク(1000㏄前後の大排気量スポーツバイク)を降りることを決意しました。リッターバイクからの引退です。
僕のリッターバイク・デビューは、南は九州佐多岬から北は北海道宗谷岬まで日本縦断ツーリングをした時の愛車カワサキGPZ600RからカワサキGPZ900R(元祖ニンジャ)に乗り換えた1991年のことでした。まだ元気な盛りの30代。ナナハンを超えるバイク、映画「トップガン」でトム・クルーズが乗っていたバイクということで、走るのが楽しくてたまりませんでした。
8年後の1999年にカワサキZRX1100の乗り換えました。なんと乗りやすいこと。走る・曲がる・止まるがとても素直で、80年代のバイクとは隔世の差を感じました。
ZRX1100には11年も乗り続けました。そして、フルモデルチェンジに伴い、正常進化した今のカワサキZRX1200ダエグに乗り換えたのが2010年のことでした。
実際のところ、リッターバイクを降りる決断をするのに相当な勇気が必要でした。1000cc前後あるいはそれ以上の排気量の大型バイクを操る喜び、魅力は計り知れないほどのものがあります。そして、それなりの操作技術を要します。しかし、ここ数年、例えば白線で停車するのに、イメージと数㎝ずれていたり、コーナリングの際にイメージしたラインよりもわずかに外側に膨らんでいたり、あれっと思うことがたびたびあるようになりました。さらに、400ccのレンタルバイクに乗ったり、妻のCB400SBに乗ったりした時に心地よいフィット感が感じられ、無理して大型バイクを操るよりも中型バイクの方が気持ちよく走れることに気づきました。
リッターバイクの方が気持ちいいと思えるのは、高速道路や直線路を走っている時と、スタートやコーナー立ち上がりの胸のすく強烈な加速感、そしてバイクを降りて眺めている時の優越感だけのように思えてきました。つまり、「強烈なパワーと見栄」だけになっているのです。僕もすでに60を過ぎました。「見栄」は大事ですが、思いどおりに操れていないと感じた今が、やっぱり決断の時かなあと思いました。
引退と言っても、リッターバイクからの引退で、バイクを降りるわけではありません。当分の間は、妻のお下がりのホンダの400でツーリングを楽しみます。そして、来年か再来年に気が向いたらまた大好きなカワサキのバイクを買おうかと思っています。お目当てはニンジャ650。ニンジャ400の海外版です。先の宗谷岬弾丸ツーリングで乗ったのがレンタルのニンジャ400でした。これがまたいいバイクだったのです。リッターバイク引退決意の引き金にもなってしまいました。パワー不足と情けない排気音を除けば、十分すぎるくらい満足できる性能でした。それにやっぱりニンジャはかっこいい。ZRX1200ダエグの110馬力のパワーがなくても、風を感じながら気持ちよく走るバイクの楽しさは中型バイクでも味わえます。
正直言って、リッターバイクから離れることは思いっきり寂しいです。ガレージに置かれている鮮やかなキャンディグリーンのZRX1200ダエグを目にすると涙がこぼれそうになります。そしてなぜか、今後は重いハイパワーのマシンを操ることができなくなってしまうことを「怖い」とも感じてしまうのです。24年間、30代の頃からバイクと言えば「900ニンジャ、ZRX1100、1200ダエグ」と、リッター・クラスのバイクを指していたのですから。
これから先、自分で操るバイクは流行りのダウン・サイジングということになってしまいますが、気持ちよく走れるサイズのバイクでずっとずっと楽しいバイクライフを過ごしていこうと思います。
来年の夏も、きっと今までよりもちょっと小さめのバイクで北海道の大地を走っているはずです。
僕もお気楽さんのブログを拝見して「よく似ているなあ」と思いました。
今は86オレンジMに全塗装したシュピーレンができあがるのを首を長くして待っています。
ツーリング、お疲れ様でした。やっぱりリッターバイクはいいなあと、ダエグを手放すことをちょっぴり後悔してしまいました。
長久手の大学、うらやましいです。各務原は遠すぎますよ~。