相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

鎌倉最古の寺院「大蔵山杉本寺」

2015-11-17 12:10:24 | 寺院
鎌倉二階堂に「杉の本観音」と呼ばれている天台宗の寺院「大蔵山杉本寺」はある。鎌倉最古の寺で屋根は苔むした茅葺でいかにも古刹、霊場らしい趣きがある。創建は天平6年(734)、本尊は十一面観音。三尊同殿の霊場である。長い急こう配の石段を上るとまず「仁王門」、左右に白い霊場・観音の幟り立つ苔の階段左側の石段を進むと当寺の境内平場のその正面にどっしりと建つ茅葺の観音堂「本堂」。堂内中央に本尊の「十一面観音」、右に「毘沙門天、不動明王、観世音菩薩三十三応現身」、左に「新十一面観音と地蔵菩薩二体」、一番左に「おびんずる様」と多くの仏様が祀ってある。本堂右奥に「権現堂」、「地蔵尊」、「鐘楼堂」建ち並びその下に「五輪塔」と「弁天堂」かある。当寺は「鎌倉・坂東三十三観音霊場」の第一番札所であり誰もが最初に訪れる。御詠歌は「頼みあるしべ なりけり杉本の ちかいはすえの 世にもかわらじ」。裏手の大倉山一帯は境内を含め杉本城跡(杉本義宗が築城)で閑寂な寺域にはいかにも霊場らしい空気感が漂っている。(1511)


















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