伊勢原市に「大山不動」として知られている真言宗大覚寺派寺院「雨降山大山寺」はある。高幡山金剛寺、成田山新勝寺と共に「関東の三大不動」のひとつに数えらている。創建(伝)は天平勝宝7年(755)で阿夫利神社の別当寺として神仏習合の時代の後、修験道が隆盛を迎え不動明王像を本尊として建立。天台宗系の修験の場として栄えてた寺院である。山門から参道の石段を上ると境内には「本堂」、「大師堂」、「鐘楼門」「銅経筒」、「納経所」「銅造宝筐印塔」「銀杏と大杉」がある。別称「もみじ寺」と呼ばれるだけに今、秋の旬を象徴するかのように燃えるような紅葉が参道を境内を美しい回廊の如く覆って幻想的な世界を創り上げている。当寺は関東三十六不動尊霊場の第1番、関東八十八箇所の第60番にあたる。(1511)

















