相模原市南区北里の北里大学薬学部キャンパス内に昭和47年(1972)に設置された「附属薬用植物園」(Bio-Gerden)はある。当園の役割は薬学教育への寄与、研究への寄与、地域貢献の三つである。当園の総面積は約6,300㎡の敷地内には植物園の中心的施設でいわばシンボルの「ドーム型温室」、研究管理棟、セミナー室、ボタン園等があり約1000種類の植物が栽培~保存されている。360°展開した「ドーム型温室」内には充分な太陽光が入り、さらに育苗照明灯による光の調整、温度そして潅水等の環境制御システムを導入し、薬用植物を効果的に植栽展示している。高さは7m、広さ154㎡である。亜熱帯~熱帯地域から蒐集された200種の薬用植物が歩くのも困難なほどびっしり植栽されている。冬季さすがに花は少なく「クリスマスローズ」と菜の花くらいである。温室ではブラジルブラジル原産の常緑低木樹で、赤い苞の中から濃紫色の花弁が突き出る形をしている。紫の花はブーゲンビリアのようでもある。(2401)
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