世田谷区奥沢に増上寺末、浄土宗寺院の「九品山浄真寺」(九品山唯在念佛院)はある。延宝6年(1678)奥沢城跡に珂碩上人が創建。本尊は釈迦如来 。東寺の特色は山号の「九品仏」が示す通り広い境内の本堂の対面に3つの「三仏堂」があり「中央の堂」、「北の堂」、「南の堂」に各3体の計9品のそれぞれ印相の異なった阿弥陀如来像が安置されその呼称がついた。九品仏駅より寺号標から長い参道を進むと「総門」(惣門)がある。それを抜けるとまだ紅葉残る境内=寺域となりすぐ右手に「閻魔堂」、更に進むと右手に「東門」と「開山堂」、「寺務所」がある。左折するといよいよ「紫雲楼」とも呼ばれる重厚荘重な山門「仁王門」が構えられている。仁王門を潜ると左手に「鐘楼」、右手に総欅造り銅茸の11間四面の堂「本堂」が存在感を示している。本堂前には大銀杏が聳え、石庭、池が巧みに配され風情を醸し出している。(1912)
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