相模太夫の旅録=Tabi Log

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坂下観音と呼ばれている「瑞石山清水寺」

2016-03-04 10:50:00 | 寺院
町田市相原町に「坂下観音」あるいは「相原観音」と呼ばれている臨済宗妙心寺派寺院「瑞石山清水寺」はある。創建は1624年(寛永元年)。本尊は聖観世音菩薩である。江戸時代に当地の名主「青木勘治郎」が一宇を建立したのが始まりである。小さな梅園のある町田街道向い側に山寺風の佇まいをを見せる当寺の伽藍が形成されている。寺の入り口前は長くて立派な白壁(塀)で囲われている。「地蔵菩薩」が迎える門柱より寺域に入ると右横には真新しい客殿「円通殿」があり庭には枝垂れ梅が春風に靡いている。当寺は武相卯歳観音48霊場27番札所であることから100段はありそうな参道(石段)に並び立てられた観音幟(旗)が風に揺らめく。参道横には寄棟亜鉛葺の「庫裡」、急勾配の参道(石段)を上がっていくと中ほど左側に入母壁、亜鉛葺の「鐘楼」(市指定有形文化財)がある。石段を上りきるとやっと本堂域に達する。正面に寄棟御堂造りの「本堂=観音堂」。四間四方の総欅造り。四方に施された花鳥、河川、人物遊戯等の彫刻は精巧で町田市稀有の建築物(市指定有形文化財)となっている。もう一つ市指定有形文化財となっている「水屋」がある。欅造り、葵紋入亜鉛葺合掌屋根の下に石の手洗いが置かれている。左側には「青木芳齋」と「牛久保」の記念碑(石柱)建ち、その左側に六地蔵が祀られている。(1602)


















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