伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

ダメ部下・アホ上司の使い方

2008-08-11 22:00:31 | 実用書・ビジネス書
 オレ様な(傲慢・わがままな)/空気が読めない/お子様な(気分屋で責任感がない)/うじうじしたの4分類でダメな部下、アホな上司を列挙して、対処法を述べるビジネスないし暇つぶし本。
 様々な困った奴を挙げているので、たいていああこういうのいるいると思うようにできています。反対の性格が両方困ったちゃんになっていることが多々ありますし。度が過ぎればたいていのことは困ったことになりますが。要するに気に入らない部下や上司はどれかに当たるはず。そういう話題にするか自分で納得するかの暇つぶしには使えます。4分類は強引な感じで、あれこれ書いたのを後でまとめるのにムリムリ分類した感じ。
 対処法の方は、直接か周囲から本人に自覚させるか、直すのはあきらめて巧く利用するかというようなところですが、効果のほどは?


樋口裕一 角川oneテーマ21 2008年4月10日発行
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ギフト

2008-08-11 01:41:57 | 物語・ファンタジー・SF
 職務質問中逃げ出した少年を追いかけ少年が交通事故死したために辞職してレンタルビデオショップに勤める元警察官と死霊が見える中学生が、成仏できずにさまよう死霊の願いを聞き取り助けるというストーリーの小説。
 霊にも他人のことを思って忠告したり助けたりするために心が残って現世をさまようけなげな霊も、あまりにジコチュウで自分が悪くて人に迷惑をかけまくって死んだのにそれを納得できないと文句を言い続ける霊もいたりして様々です。
 前半は、霊をだしにした軽めのコミカルな読み物です。ただ、前半からこの主人公の元警察官が、自分が少年を事故死に追いやったことから過剰に自己規制して自分は楽しむ資格がないとかすごくピリピリして、エンタメになりきれないのが残念。最後はその主人公が気にし続けている少年の霊で終わるのですが、読者としては主人公が大げさに自分の責任を感じ続けてきた内容が今ひとつなものだから、ちょっと肩すかしの感じが残ります。解決した後もこの主人公の感じ方が内向的で重苦しく、なんか解決したのに素直にハッピーエンドって感じでなくてやや改善に兆しが・・・くらいのエンディング。全体にもう少し軽めに書いた方が読み物としての評価が上がると思いました。


日明恩 双葉社 2008年6月25日発行
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