バカンスに両親と海辺に向かった12歳の少女リリが、途中のパーキングエリアで両親に置き去りにされて同じように飼い主に置き去りにされた「しゃべる犬」とともにパーキングエリアでサバイバルを続ける内容の日記を書いたことを通じて、両親との関係、不満と人生の折り合いを思い直す物語。
リリの書く日記が、嘘か真か、話が2転3転していくところが、読ませどころ。リリは両親に対して持つ不満から、ノートに嘘の話を書き付けて行きますが、それを見つめ直すことで書きすぎと感じて、両親の現実や人生の苦労やそれとの折り合いのつけ方を感じ取って行きます。ラストはまさに「それが人生」で、まるまるそう言ってる原題”C’EST LA VIE,LILI”(それが人生だよ、リリ)の方がフィットしています。
最後は教科書的なハッピーエンドですが、展開が洒落ているのでそれほど教訓っぽくありません。
小学校高学年~中学生か、その親向けの本ですね。
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原題:C’EST LA VIE,LILI
ヴァレリー・デール 訳:堀内久美子
ポプラ社 2008年7月10日発行 (原書は1991年)
リリの書く日記が、嘘か真か、話が2転3転していくところが、読ませどころ。リリは両親に対して持つ不満から、ノートに嘘の話を書き付けて行きますが、それを見つめ直すことで書きすぎと感じて、両親の現実や人生の苦労やそれとの折り合いのつけ方を感じ取って行きます。ラストはまさに「それが人生」で、まるまるそう言ってる原題”C’EST LA VIE,LILI”(それが人生だよ、リリ)の方がフィットしています。
最後は教科書的なハッピーエンドですが、展開が洒落ているのでそれほど教訓っぽくありません。
小学校高学年~中学生か、その親向けの本ですね。
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原題:C’EST LA VIE,LILI
ヴァレリー・デール 訳:堀内久美子
ポプラ社 2008年7月10日発行 (原書は1991年)