「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」の登場人物が主人公丹羽茜とはの別の視点から当時(茜と青磁が高校2年生)を語る4編と、5年後(茜と青磁が大学4年生)を描いた3編からなる番外編短編集。
美術部の1年生望月遠子の陸上部の羽鳥彼方への思いは、「だから私は、明日のきみを描く」で1冊書いているので、ちょっと今さら感があり、5年後の妹玲奈の話が可愛くていい感じですが当時の玲奈の話もあればよかったかなと思います。
番外編は、本編を何冊か書いてから書くものだと思うのですが、本編が映画化される(2023年9月公開)ことになって慌てて書いたという事情のようです(あとがき:214ページ)。「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」のスピンオフ作品とされていた「だから私は、明日のきみを描く」と「まだ見ぬ春も、君のとなりで笑っていたい」も巻末広告でシリーズ第2弾!!とシリーズ第3弾!!と紹介されています。売りたい出版社の意向と読みたい読者のニーズが一致すればそれでいいんでしょうけど。
汐見夏衛 スターツ出版文庫 2023年7月28日発行
美術部の1年生望月遠子の陸上部の羽鳥彼方への思いは、「だから私は、明日のきみを描く」で1冊書いているので、ちょっと今さら感があり、5年後の妹玲奈の話が可愛くていい感じですが当時の玲奈の話もあればよかったかなと思います。
番外編は、本編を何冊か書いてから書くものだと思うのですが、本編が映画化される(2023年9月公開)ことになって慌てて書いたという事情のようです(あとがき:214ページ)。「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」のスピンオフ作品とされていた「だから私は、明日のきみを描く」と「まだ見ぬ春も、君のとなりで笑っていたい」も巻末広告でシリーズ第2弾!!とシリーズ第3弾!!と紹介されています。売りたい出版社の意向と読みたい読者のニーズが一致すればそれでいいんでしょうけど。
汐見夏衛 スターツ出版文庫 2023年7月28日発行
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