伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

字幕翻訳家という仕事

2024-11-22 00:19:03 | 実用書・ビジネス書
 洋画や海外ドラマに字幕をつける字幕翻訳家の仕事を紹介し、字幕翻訳の技術等について解説する本。
 動画配信サービスが増えている現在、「字幕翻訳のスキルのみでも確かな実力をつけることができれば、それだけで受けきれないほどのお仕事を頼まれる可能性もあります」(19ページ)というのですが、「字幕翻訳を本業にするなら、月収30万円以上も十分に可能です」(180ページ)って…それなりにスキルを身につけて本業にしても月収30万円というのが「可能」という程度では、職業としての魅力はかなり厳しいように思えます。
 字幕翻訳はAIが苦手な「感情を伝える」仕事だから、「そう考えると、AIが字幕翻訳をできるようになるとはとても思えません」(59ページ)、「安心してください!AIが字幕翻訳のお仕事を奪うのは、まだまだ先の話でおそらく100年以上はかかります」(55ページ)と。映像翻訳(字幕翻訳)スクールの代表者としての営業トークでしょうけれども、ずいぶん壮大に言い切っていますが、大丈夫なんでしょうか。


三村拓史 セルバ出版 2024年8月30日発行


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 学級担任の一日 朝から放課... | トップ | わたしたちに翼はいらない »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

実用書・ビジネス書」カテゴリの最新記事