ペット訴訟で有名になり事務所には多数の猫がたむろしている弁護士百瀬太郎が、透明人間を名乗る者からメールで依頼を受けたのを契機に、マスコミの寵児となっている「法律王子」こと二見純のゴーストとして裁判の脚本を書く引きこもりの沢村透明と絡み、医療過誤訴訟などに関わっていくという展開の小説。猫弁シリーズ第2作。
この第2作で、7歳で母親に捨てられたという設定の百瀬太郎のその後の経歴が明らかにされます。児童養護施設で育ち、中学卒業後高校には行かず3年間パチンコ店で住み込みで働きながら高校生の暴走族沙織の家庭教師をしつつその高校の教科書で独学して高卒認定試験に合格して東大を受験し合格(81~82ページ、122~128ページ)、東大では医学部からゆくゆくはノーベル賞を取らせたいという思惑で転部のスカウトが来たのを断り、最年少で司法試験に合格した(304ページ)、大学の教授は「もし彼が十九世紀に生まれていたら、アインシュタインの名は後世に残らなかっただろう」と言っていた(303~304ページ)のだそうです。かなり無理のある設定ですが、まぁ基本コメディですからね。
私は医療過誤訴訟やらないので今ひとつ実感は持てないのですが、電子カルテをめぐり、弁護士が、改ざんしたりそれを破棄して元データに戻したりというような話が出てきて、それはさすがにちょっとないだろう、作者は弁護士をなんだと思っているのかと思いました。
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大山淳子 講談社文庫 2013年2月15日発行(単行本は2012年6月)
この第2作で、7歳で母親に捨てられたという設定の百瀬太郎のその後の経歴が明らかにされます。児童養護施設で育ち、中学卒業後高校には行かず3年間パチンコ店で住み込みで働きながら高校生の暴走族沙織の家庭教師をしつつその高校の教科書で独学して高卒認定試験に合格して東大を受験し合格(81~82ページ、122~128ページ)、東大では医学部からゆくゆくはノーベル賞を取らせたいという思惑で転部のスカウトが来たのを断り、最年少で司法試験に合格した(304ページ)、大学の教授は「もし彼が十九世紀に生まれていたら、アインシュタインの名は後世に残らなかっただろう」と言っていた(303~304ページ)のだそうです。かなり無理のある設定ですが、まぁ基本コメディですからね。
私は医療過誤訴訟やらないので今ひとつ実感は持てないのですが、電子カルテをめぐり、弁護士が、改ざんしたりそれを破棄して元データに戻したりというような話が出てきて、それはさすがにちょっとないだろう、作者は弁護士をなんだと思っているのかと思いました。
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大山淳子 講談社文庫 2013年2月15日発行(単行本は2012年6月)
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