自分の顔が嫌いでたまらない、客観的に見て醜いわけでもないのに「自分の見た目が許せない」という思いにとらわれてしまう「身体醜形症」について、こころの病としてそれを解説し、改善方法を論じた本。
身体醜形症患者について、多くの精神科医は美容整形に否定的(7ページ)、身体醜形症の美容整形手術は禁忌であるというのが教科書的な定説(225ページ)なのだそうですが、精神科医であるとともに形成外科医である著者はそれに疑問を呈し、美容整形する可能性を残した上で向き合っていくことを勧めています。しかし、著者は、100%満足できる整形手術はない(そもそも患者が希望する理想像とそれを聞いて医師が描くイメージが完全に一致することはあり得ないし、個体差により同じように手術しても同じになるとは言えない、手術に失敗がないとは言い切れない)、手術後腫れ等が治まり馴染むまでに数か月かかり顔が気になる身体醜形症患者はその間に「こんなはずじゃなかった」と思うことが多く、さらには前より悪化したと思い込むことが少なくないというようなことから、安易な手術は避けるべきであり、特に整形すれば今悩んでいる問題がすべて解決すると思っている人が整形をしてはいけないと戒めています。
自分の中のネガティブな思考パターン(自動的に湧いてくる自己認識)に気づき、ポジティブなパターンに変えていくことと呼吸法、免疫力を高める食事、規則正しい生活で「打たれ強い」自分になるということを勧めています。う~ん、鋼のメンタルが必要とも言われる弁護士には必要な生活習慣なのかも…
中嶋英雄 小学館 2023年4月10日発行
身体醜形症患者について、多くの精神科医は美容整形に否定的(7ページ)、身体醜形症の美容整形手術は禁忌であるというのが教科書的な定説(225ページ)なのだそうですが、精神科医であるとともに形成外科医である著者はそれに疑問を呈し、美容整形する可能性を残した上で向き合っていくことを勧めています。しかし、著者は、100%満足できる整形手術はない(そもそも患者が希望する理想像とそれを聞いて医師が描くイメージが完全に一致することはあり得ないし、個体差により同じように手術しても同じになるとは言えない、手術に失敗がないとは言い切れない)、手術後腫れ等が治まり馴染むまでに数か月かかり顔が気になる身体醜形症患者はその間に「こんなはずじゃなかった」と思うことが多く、さらには前より悪化したと思い込むことが少なくないというようなことから、安易な手術は避けるべきであり、特に整形すれば今悩んでいる問題がすべて解決すると思っている人が整形をしてはいけないと戒めています。
自分の中のネガティブな思考パターン(自動的に湧いてくる自己認識)に気づき、ポジティブなパターンに変えていくことと呼吸法、免疫力を高める食事、規則正しい生活で「打たれ強い」自分になるということを勧めています。う~ん、鋼のメンタルが必要とも言われる弁護士には必要な生活習慣なのかも…
中嶋英雄 小学館 2023年4月10日発行
親からもらったか
身体にメスを入れるって昔よく言われてきた日本社会でしたよね?顔に自信がないひとはうまれかわって人生をより直したいって思いたいのはわかるけど、うまれた顔をつくり換えるって勇気が居るとおもいます。
わたくし実は入墨してたんです。(^^ゞ当時交際していた人の名前をでも消しました。別れたので、アメリカはポリスも弁護士もドクターも入墨するのは当たり前なのです。
コメントありがとうございます。
整形でも入れ墨でも、ポジティブなアピールとして行うのとネガティブな動機で行うのでは、違ってくるよねというのが、著者の言いたいことなのかなと思います。
私は、メスどころか注射針も入れたくない(子どものときから注射大嫌い)ので、その気になりませんが。