Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

仙台市博物館「樹木礼賛」展

2014年10月17日 22時36分04秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
   

 昨日神奈川県立歴史博物館で、他の博物館などの情報を漁っていたら、「樹木礼賛」というチラシを見つけた。
 長谷川等伯の「松林図屏風」、円山応挙の「雪松図屏風」が表に印刷されている。思わず手に取って開催館を見たら、残念ながら仙台市博物館であった。
 樹木をどう描いているか、という観点からの展示というのは大変魅力的な企画である。しかも等伯と応挙の代表作ともいえる作品がメインである。
 樹木というのは、芸術や宗教的な場面で、また人生を語る上で、生命力の象徴であったり、信仰や救いの象徴として、神の依代としても扱われてきた。季節の移ろいを樹木の表情で描き分けてもいる。
 美術では樹木とをどのように描くのか、描いてきたのかというのは大きなテーマになると思っていた。
 また風景画などでも樹木というのは構図を考える上でもさまざまに工夫されて画面の重要な要素となっている。
 そしてさまざまに描かれた絵画も、このようなテーマのもとに一堂に会して展示されたとき、それぞれの作品がどのような表情を見せてくれるのか、ということも気になる。企画した人の思想もまた問われることになる。是非とも見に行きたいが、これはちょっと日程的にも、金銭的にも無理そうである。

素敵なアドバイスをいただいた

2014年10月17日 21時25分10秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 「北斎」展の感想を書いてから、次のようなアドバイスをいただい。

 講座の先生に「中世の職人歌合せや戦国期の洛中洛外図などにも庶民・職人は描かれていますが、芸術作品としては北斎がはじめなのかな、というのは大胆過ぎますか?」という質問に、
「おっしゃる通り、職人・庶民を生き生きと描いていると思います。北斎が初めて・・・というのは少し肩入れしすぎかも?と思いましたので専門の先生に伺ったところ、北斎以前の作品にも、素晴らしい作品があり例えば、鎌倉時代の「一遍上人伝絵巻」などもそうである、ので北斎がはじめてとは言えない、とのことでした。「一遍上人伝絵巻」については、ちょうど一昨日から東博で始まった「日本国宝展」にも出品されています。」と解説をしてもらった。
 感謝である。

 確かにそのとおりである。一遍上人の絵巻は失念していた。むろん時代が違う。富の蓄積の仕方も、職人の社会的な地位も単純な比較はできない。
 そこらへんの歴史的な背景や、美術史の検討無くして大胆すぎることは大上段に構えて述べてしまってはいけないな、と反省。

 しかし、いろいろと考える契機があって楽しみも倍加する。

 ブログの感想は、あくまでも個人の感想として、現時点での感想として、限定して記述するようにしようと思う。

昼酒をしてしまった

2014年10月17日 18時42分41秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日、出かけて用事が終わってから友人とつい昼酒をしてしまった。ビールと酎ハイとなんとワインにまで手を出した。ツマミの砂肝も美味しかった。
 すっかり気持ちよくなってふらふらと歩きながら先ほどようやく帰宅。もともとお酒は強くないのだが、「誘惑に弱い」と人の所為にしてしまうのがいけない。

 気持ちのいい夕方の風と日差しを浴びながらゆっくり歩くのは、久しぶりのような気もする。

 明日は休肝日にしなくては‥。