Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ショパン「バラード、スケルツォ」(ルービンシュタイン)

2015年03月06日 21時50分29秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 久しぶりにショパンのバラードを聴きたくなってひっぱり出してきた。懐かしいメロディーがスピーカーから流れてくると嬉しいものである。
 アルトゥール・ルービンシュタインが1959年に録音したもの。バラード4曲とスケルツォ4曲が収録されている。本当はルービンシュタインのショパンの独奏曲全体を購入したいと思ったことがあるのだが、残念ながらいつの間にかそのままになっている。今私が持っているルービンシュタインのショパンは、ノクターン全曲とこのバラード、スケルツォだけである。しかもその後どういうわけかアシュケナージの演奏でショパンの全曲を揃えている。30代後半から40代に揃えたと思うが、その意図は今ではまったく覚えていない。

 外では雨が降り始めたという情報が入ってきたが、雨の音はしていない。音も無く冷たい雨が降っている。「雨水」が過ぎて「啓蟄」の最初の日にふさわしい雨と理解することにしよう。ショパンのバラードを聴くにはとてもいい感じの夜である。

         


3月もまた慌ただしい

2015年03月06日 21時12分49秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日の打ち合わせ会議で、今月前半の日程がまたどっと入ってきた。目いっぱいでチョイと厳しい。20日までぎっしり。もっとも13~15日は休養がてら甲府市近郊の温泉に浸かりに行くので文句はないが‥。
 15日の午後は甲府の傍で食道癌の手術後の養生をしている友人の退院祝いと自宅での養生のお見舞いを兼ねて自宅を訪問する。電話では元気な様子である。
 26日、27日は年末に亡くなった義兄の納骨のために仙台を訪れる。ついでにいろいろと調査をしたいこともある。
 4月の中旬までは落ち着かない日々が続くことになりそうである。講座は4月はまだほとんどはじまっていないので、受講には支障はないのが嬉しい。

思わず購入した!高階秀彌著「名画を見る眼」(正・続)

2015年03月06日 09時55分52秒 | 読書
 ときどき横浜駅にある有隣堂でそれとなく探していた本が2冊揃って棚に置いてあった。岩波新書の「名画を見る眼」「続 名画を見る眼」(高階秀彌)である。1969年と1971年に第一刷が売り出されている。
 美術館で絵が見るのが楽しみになった私がまだこの名著を読んでいないというのは恥ずかしい話である。実は学生のころ本屋で手にしたことがある。興味はあった。しかし当時は絵というものを見るのは好きであったが、それほど強い関心があったわけでもないし、当時私が興味があったのが坂本繁二郎とゴッホだけであった。ゴッホは取り上げていたが、そこだけ斜め読みして私の気分と合わないと感じて棚に戻してしまったのを覚えている。それ以来縁がなかった。
 ここ4~5年ほどこの本が気になり、入門書として再度目をとおしたいと思ってはいたが取り寄せるほどのエネルギーは湧いてこなかった。それでも新書や文庫本の棚を見るときはそれとなく探していた。年々読みたいという思いは強くなっていて、先日両方とも棚に揃っているのを見て即座に手に入れた。
 財布に入っている小銭では足りなくて、合わせて1533円を少額なので少々恥ずかしかったもののクレジットを利用入した。
 本日からこれをリュックに入れてときどき目をとおすことにした。著者はすでに85歳になっている。1992年から2000年まで国立西洋美術館の館長であった。多数の著書があるが、どれも読んだことがない。好き嫌いは別として、美術愛好家としては読まないことには失格だと誰かに云われたことがある。