Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

モーツアルト「ピアノ協奏曲第21番 K.467」

2016年09月14日 23時05分04秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 今回も、内田光子のピアノ、ジェフリー・テイト指揮、イギリス室内管弦楽団の組み合わせで1985年の録音である。
 この曲は1785年にピアノ協奏曲第20番がつくられてから、早くも1か月後の予約演奏会のために作られた。モーツアルトは短い間隔で曲を作る時に対になるような曲をつくることがある。この第21番も第20番と性格的に対照的な曲として扱われる。
 短調ではなくハ長調と明るい調性であり、第1楽章の印象はとても明るい。第2楽章は第20番がモーツアルトの生涯を扱った「アマデウス」で繰り返し登場して有名になった。この第21番の第2楽章もスウェーデン映画「みじかくも美しく燃え」に使われている。ともに印象的で美しい曲である。 この曲は第20番と違いモーツアルト自身のカデンツァはないという。このCDでも内田光子による。
 第20番が33分24秒に対し、この第21番は28分23秒。実際の時間以上に短く感じる。第2楽章の軽快感故の感じ方のような気がする。

      

本日の展覧会の概略の感想

2016年09月14日 22時13分52秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 本日中に「エッシャー展」だけでも記事をアップしようとしたが、画像の取り込みだけでこの時間までかかってしまった。慌てずに頭の中の整理をしてから記事をアップすることにした。本日の作業はここまでにして、あとは明日以降としたい。

 エッシャー展はいわゆる立体のだまし絵や平面の正則分割と云われる作品ばかりのイメージしかなかったが、初期の作品にはとても惹かれた。購入する予定が無かった図録を購入してしまった。
 鈴木其一展は期待にたがわない展示で充実した鑑賞タイムを過ごすことが出来た。サントリー美術館の図録は「若冲と蕪村」の時と同様重質したものに思える。ただし今回も前期と後期の展示替えがあるので全作品を一度に見ることが出来ないのは残念である。特に後期展示の「夏秋渓流図屏風」と「風神雷神図襖」は後期である。ただし前者は根津美術館の所蔵なので別の機会に見ることは出来る。後者は東京富士美術館所蔵ということでこれまでも機会はなかった。2度訪れる資力は無い。


本日は「エッシャー展」と「鈴木其一展」をはしご

2016年09月14日 18時59分46秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
   

 本日は思い切って二つの美術展を見に行った。
 始めに正午から、横浜駅にあるそごう美術館で「エッシャー 視覚の魔術師」展。コーヒータイムの後に六本木の東京ミッドタウンにあるサントリー美術館で開催している「鈴木其一 江戸琳派の旗手」展。
 二つというのはとても疲れるが、9月は予定がたて込んでしまったので致し方ない。台風14号と16号に刺激された秋雨前線が関東地方に停滞する中、二つの美術館と日比谷線の空調の効いた空間の中に居たので汗はあまりかかなかった。それが、体に良くないことなのかは別問題として‥。

 二人に共通点があるなどの理由はまったく考えずに、ただ思いつきで行った。特にエッシャー展は全日にチケットショップで半額の500円という値段を見て、見に行く気になった。動機は結構不純である。展覧会を見た後にそういえばデザイン性、反復的な平面構成などまったく接点のない鑑賞とはならないかと思いついた。どれだけ私がそれに言及できるかはまったく心もとないが、そんな視点があってもいいかもしれなかったと、思い至った。

 しかしそのようなことよりも正直に言ってさすがに疲れた。