Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

梅雨の嵐

2019年06月14日 23時29分52秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 夜のウォーキングに出かけたら、霧雨のような弱い雨がパラついた。天気予報では日付が変わると降水確率は20%から90%に跳ね上がる。予報どおりとなっている。レインアイよこはまの画面で見ても、神奈川県西部から雨の区域が迫ってきている。この分では0時過ぎには確実に本降りとなりそうである。

★梅雨の雷何か忘れゐし胸さわぐ     加藤楸邨
★吾子消えしおどろきを打つ梅雨嵐    飯田蛇笏


 第2句は、「白嶽」所収。1941年に次男数馬が27歳で亡くなる。その死を詠んだ句が多くおさめられている。「梅雨に抱く骨ほこほことぬくみあり」など40句がならぶ。

明日は一日雨の予報

2019年06月14日 21時57分18秒 | 俳句・短歌・詩等関連
   

 そろそろツツジ・サツキも未央柳の花の見頃も終わる時になった。
 明日は一日中、天気は荒れるという予報になっている。雨が降る、ではなく荒れる天気。だが昼前から組合の会館でイベントがあり、カメラを持って取材に出向かなくてはいけない。会員に会って楽しい時間を過ごすのは嬉しいが、出かけるまでの決意がなかなか‥。
 荒れる天気と聞くと、外出がとても億劫になる。そして最高気温が20℃を割るという。あさっては28℃まであがるとのこと。とてもではないが、体がついていかない。

★荒梅雨や山家の煙這ひまはる      前田普羅
★荒梅雨の鵜の目あをあを飼はれけり   宮地正和


「初孫」を久しぶりに

2019年06月14日 20時09分35秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
   

 久しぶりにお酒の画像をアップしてみる。このお酒は、子どもが生まれたと、妻の父親が一升瓶で4本も送ってくれたお酒である。
 妻の両親は既に亡くなってしまったが、いろいろなものを送ってもらった。
 木箱に入った一升瓶4本を見たときは、そんなに飲めないよ、とも思った。子どもが生まれて3日ほど職場を休んだので、たまたま職場の異動時期とも重なり、歓送迎会のときの差し入れとして1本は供出させてもらった。
 1本は私の父親に渡し、2本は私の口に入った。当時あまり日本酒は好きではなかったが、これは飲まないわけにはいかないと、かなり無理をして飲み干した記憶がある。
 醸造元は山形県酒田市の東北銘醸株式会社。妻の父親の出身地である。今でもありがたく思っている。


燕を見て「老いの自覚」

2019年06月14日 14時04分31秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 午前中は市役所へ提出する書類の下書きで時間がたった。これより本を持って出かける予定。家にいると、ついボーっとして緊張感がなくなり、居眠りをしてしまう。

★白壁の一閃二閃夏つばめ        村上良三

 昔は燕の飛翔を眼で追うことはごく普通にできた。それが当たりまだった。白昼、しかも白壁にあたる夏の強い陽射しで眩しくとも、素早い燕の飛翔を負って、夏の積乱雲へ視線も移動し、焦点を合わせることは素早くできた。
 だが、最近は燕の速さを追いかけることのできる若さがなつかしい。燕が視界を横切ったことは認識しても、それをとっさに追うことが難しくなってきた。5回のうち1回くらいは追うこともできるが、ほとんど偶然に近い。そして近くの巣から空に飛びだす燕を見ても、燕から空に浮かぶ夏の雲に焦点が合わさるまでには数秒の時間がかかり、結局燕も夏の雲もぼやけた像しか目に残らない。
 しかも歩きながらは無理である。立ちどまって、歩いている人に胡散臭そうに振り返られながら、空だけを見上げている。何とも悲しいものである。本人はまだそんなに歳を取っているとは自覚していないのだが‥。さらにドローンからの視点のように少し高いところから自分をながめていることがある。むろん錯覚なのだが、そうすると想像以上に歳を取った自分を見つけてため息が出てしまう。

 本日は夕方から自宅で若干の作業予定。