本日から読み始めた本は「マネの絵画」(ミシェル・フーコー、ちくま学芸文庫)。1971年にチュニスで行われたフーコーの講演の録音からの復元、ならびに2001年11月の「ミシェル・フーコー、ひとつのまなざし」というシンポジウムが収録されている。
哲学書はマルクスを除いて手に取ることはなかった。マルクスは批判者にいするあまりに攻撃的な内容に辟易したが、それに耐えてそれなりにかなり読んだと思う。しかしそれ以外はことばの定義がよくわからないものが多く、敬遠してきた。フーコーについては幾度が読みたいと思った記憶があるのだが、どのようなものかまるでわからないまま放置してきた。
昨今は、翻訳書というものもあまり手にすることがない。日本語がこなれていない、というのが表向きの理由だが、それを克服して読み通す気力がないのである。これではいけないと思いながらも、読むという行為に至らないでいる。
ということで、あとがきや解説というこの本の後ろから読み始めている。
朝9時11分に最大震度4の地震があった。マグニチュード5.5、深さ60キロと当初の発表である。私の住んでいる地域は震度3と表示されたのだが、私はちょうど病院に行くために家を出た直後で何も感じなかった。時間で気には家から1分位であった。
地下鉄の駅のホームで携帯電話を見ると、地震情報のメールが来ており、地震のことを知った。マグニチュードが5.5と大きく、広範囲で揺れた。
当初の発表は、
震源地は、千葉県南東沖(北緯34.9度、東経140.0度)で、震源の深さは約60km、地震の規模(マグニチュード)は5.5と推定されます。 この地震による津波の心配はありません。
深度4の地域は、千葉県館山市、南房総市、東京都千代田区、神奈川県川崎川崎区、秦野市であった。
さらに帰宅を夕食を終わって突然テレビから緊急地震速報が成り始めてビックリ。慌ててテレビの老いてある部屋に行って妻と二人で画面を見ていたが、なかなか揺れない。静岡県熱海市で震度4が表示されたが、横浜市内は一部震度1を記録したようだが、私の住んでいるところは揺れずに済んだ。
今のところの発表では
震源地は、伊豆半島東方沖(北緯35.0度、東経139.1度)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は4.1と推定されます。 この地震による津波の心配はありません。
深度4の地域は静岡県熱海市。
新潟・山形の地震、今朝・今夕の巻頭での地震と関連はないが、やはり8年前以来、列島の周囲の地震活動は活発になったのかな、という印象はぬぐえない。
一応教科書を読むようにじっくり読んだ。しかし記憶力は10代の頃とは違う。読み終わったときには大方忘れているのが悲しい。
第5章「名画の浦に構造あり -構図と比例」の第3節までは理解できるのだが、等分割以外のパターンについてはむかしからいくら調べてもモヤモヤが解消しなかった。黄金分割、ルート矩形についてはわかったつもりでも理解できていなかった。今回も分かったようでどこかどうしても理解できないモヤモヤが湧いている。
要はそんな細かいところまで果たして「画家は厳密に分割比を計算しているのか」ということである。あるいは「画家が無意識であっても結果としてそのようになっている」としてもそこまで厳密に鑑賞者は物差しを使って読み込んでいるのか、ということである。鑑賞には何の効果もないことのような気がする。
人間の眼はそんなに厳密には見ることはできない。さらに引かれる補助線が本当にその補助線に沿って描かれているのか、というと眉唾物である。線に沿っているともいえるし、こじつけともいえる。
筆者も以下のように言及している。
「黄金比が使われている」と言われてきたものは、ほとんどが決定打に欠け、そうと言われればそう見える、心霊写真のようなところがあります。黄金比が使われているという主張の多くは、測り方が恣意的すぎるのです。これは黄金比が芸術に使われていない、という意味ではありません。ただ、もう少し造形的な必然性であるとか、技術面からの議論、分権の後押しが必要ではないか、と私は思います。」
まったく同感である。
当面はこの書に記された方法に沿って作品をいろいろと分析してみることにした。
日付が変わる頃から雨が降り始めた。風呂の中で雨音を聞きながらのんびりと30分ほど浸かっていた。
本日は朝から市民病院で診察をうける。先週の採血とCTの結果を聞く予定。前月の採血とCTの結果があまり思わしくなかったために再度検査を受けていた。
さらにいつも降圧剤を処方してもらっている内科での血液検査の結果も二つほど問題の値を示しているので、それについての見解も聞くことになっている。
果たしてどのような結果が示されるのか。
10時の予約になっている。いつもならウォーキングがてら30分位歩くのだが、深夜からの雨が続いている。家の近くから直通のバスはない。