先ほどの猛烈な雨と、強い風、そして雷は30分もしないで南西から北東方向に、千葉県北部のほうに移動していった。風もおさまり、ごく短時間で雨は弱い雨に変わった。我が家では、電気関係への雷の影響も無くてホッとしている。山梨県でも強い雨の区域が通過していた。
午後家を出るときに、家の前の植え込みのつつじなどについた雨粒が美しかった。カメラに収めてから家をあとにした。
降っているのか、わからない程度の穏やかな春の雨と、豪雨と雷をともなう春の嵐と、二つを同じ日に体験するのも珍しいのではないだろうか。
きわめて艶めかしいと思った句を一句。
★春雷や胸の上なる夜の厚み 細見綾子
こちらは老いがにじみ出ている句に思えるのだが、読み違いか。虚子がいくつくらいの句なのであろうか。
★春雨のかくまで暗くなるものか 高浜虚子
湿度86%という高い湿度が続いた。雨は傘をささずとも歩ける程度になり、二人で横浜駅から少し離れた、オフィスビル街の横浜駅近くの喫茶店まで歩いてみた。途中から雨は上がった。雨のためか、サラリーマンの姿もなく、空いていて快適であった。
喫茶店で安いコーヒーを飲んでから、妻は食材の買い物、私は読書のために喫茶店に残った。読書の途中で、16時半頃に中年の女性二人連れがビールを注文してすぐ隣に陣取った。他に開いている席があったのに、「景色がいいね」といってわずか1mの席に坐られてしまった。私はムッとしつつ、席を経って退店。まるで「蜜を避ける」気がない二人連れに驚いた。数分の間、会話を隣で聞いたが、前日にはそれなりの人数で居酒屋会食をしていたようだ。吐いた人がいるとか、いないとか、その手の豪遊自慢話にもうんざり。
今しがた、横浜市からの「豪雨のお知らせ情報」を着信した。レインアイよこはまを見ると、横浜市の西に接している藤沢、海老名、大和市では時間雨量換算で80mmの雨が降っている。雨の区域は西から東に流れている。まもなく横浜市の中心部も強い雨になるらしい。
そして雷鳴がとどろいた。これをアップし終わったら、パソコンの電源を切ることにした。
強風・雷注意報が出ている横浜、昨晩からシトシトと降り続いている。降水確率は午前が60%、午後が50%。妻は昨日家に閉じこもっていたので、晴れたら出かけたいというが、望み薄。雷鳴は聞こえてこない。聞こえてこないでほしい。
食材の買いだめ・買い置きということが苦手な妻にとっては、ほぼ二日置きくらいの買い物は大切な日課である。
私は余分なものまで、しかも本などという生きていくには直接無関係なものを購入してしまうほうなので、お互いにチクリと嫌味を言い合いながら、40数年やって来た。
さて、午後の50%の降水確率、どのような天気となるのだろうか。