Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

他者の意見を聞くゆとり

2021年08月27日 23時28分12秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 退職者会ニュースについては、これまではひとりの役員に事前にチェックしてもらっていた。新年度になってから、複数の役員と情報宣伝担当の幹事にも目を通してもらっている。これで編集責任者である私自身も、多くの指摘をしてもらい、紙面構成上もいろいろな意見を寄せてもらうことができ、少し肩の荷が軽くなった。

 さらに校正を生業としている娘にも意見を聞くようにした。すると思いもかけない指摘がある。役員は皆、組合活動で共通の認識なり、共通の言葉がある。仲間内だけで通用する論理や言葉に頼ってしまうことがある。
 公務員ではないし、組合言葉にもまったく無縁の娘の指摘はとても的を射ており、耳が痛いものもある。外部監査のようなものである。無論印刷会社の校正刷りの段階でもチェックはきちんとしてくれる。しかし校正者は組合の関係者ではないものの長年お願いしていると、私どもの意識に沿って見てくれるようになる。これは決して悪いことではないが、ある意味では甘えが生じているのかもしれない。

 娘の指摘を当面は頼りにして、読みやすいものに少しでも近づけたいと思うようになった。

 人にチェックしてもらう、ひとりで抱え込まない、第三者の声を大切にする。これらは現役時代から分かっているようでいて、なかなか実践できなかったことでもある。今更のように大切に思えるようになった。


危機管理の基本がなっていない

2021年08月27日 22時24分56秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 災害という事態に対処する心構えについては仕事柄いつも自問自答していた。いろいろな教訓はあるが、共通して言えることは、行政の立場としては、楽観的な予測に頼ってはいけないということ。悲観的な予測の上に、待機人員の割り当て、行動計画、指示、在庫確認、食事計画などを立てるべきだということである。そしてもう一つの大切なことは、無駄といわれようが、早い処置と決断である。避難してもらって、何事も起きなくとも、避難して被害が出るよりもずっと優れている。
 私は仕事がら、大雨や雪などの自然災害を相手に、道路・下水・公園管理が主な仕事であった。大雨注意報はこのまま解除されるかもしれない、ではなく、大雨警報になるかもしれない、ということで計画や心づもりが必要である。そうでないと、いざひどい状況になった時に対処できない。災害対応は、災害が発生してから対応を準備していては遅い。それは先輩からきつく言われ続けた。

 今回のコロナ禍、政府の、特に首相の対応はいつも「明るい見通し」に頼りすぎる傾向が続く。見通しが明るいという状況判断は口に出したり、それを実行してはいけないのである。少なくとも現状維持か精いっぱい、あるいは第〇波がすぐそこに来ているかもしれない、強力な変異株が表れるかもしれない、医療がひっ迫して耐えられないかもしれない、というところで対応をつねに考えるのが責任者の役割である。つねに手綱は強めに引いていなければいけない。それが災害対策の基本である。
 安倍前首相が、中国地方の大雨災害時に宴会を催すような愚行をして以来、そのような政府の後手後手の対応が、当たり前になっている。為政者として、行政のトップとしてもっとも適さない思考がまかり通っている。

 今度のアフガニスタン退避でも、米軍が8月いっぱいで撤退、と表明した時点で、大使館関係者を責任者にして、日本への帰国がスムーズに行くように、企業・NPOなどの関係者と家族と具体的な退避計画を立てていなければならないのである。しかし大使館員が先に帰国してしまうという自体が起きてしまっている。何のための大使館だったのか、外務省は厳しく責任が問われなければならない。
 多分米国もその点の抜かりがあったのでかなりあたふたしている。そんな場合でも韓国も含め、それなりの対応は出来ているようだが、報道を見る限り、日本が一番後手に回っている印象が強い。
 危機管理が出来ない日本という国、これからますます外交・内政が行き詰ると思う。「国を強くする」という保守政治家がもっとも「国を弱く」している、という背理に気が付いてほしい。


暑さは8月いっぱい?

2021年08月27日 21時40分39秒 | 天気と自然災害

      

 久しぶりに陽の高いうちに外に出て、団地の入口で写真を数枚撮影。しばらく日中外に出なかったら、花がいろいろと咲いていた。陽の当たる道をバス停まで10分ほど歩いた。13時前に最高気温33.8℃を記録していた。これでも昨日よりは1℃低い。
 バス停で5分ほど待っていたが、街路樹のつくる日陰は私よりかなり高齢と思われる女性が汗を拭きながらたたずんでいたので、そちらに譲り、私は日なたで我慢。もっとも正確な時間通りに5分でバスが来たので助かった。

 横浜駅の二つほど手前のバス停で降りて、15分歩いて汗を拭きながら横浜駅までたどり着いた。喫茶店で読書タイムをしようとしたが、ついうつらうつら。1頁も読まずに30分経ってしまった。
 横浜駅の地下街をブラブラ歩いてみた。それほどの人出にはなっていなかった。繁華街まで買い物などで出てくるのには暑いのであろう。
 帰りも3つほど手前のバス停で下車して家まで歩いたが、陽が西にかなり傾いていたのでそれほどの汗は出なかった。



 帰宅後は、読書に目と頭が慣れるように松本俊介の画集などを見て過ごした。急に細かな活字を追っても頭に入りそうもなかったので、西洋音楽の正体 調と和声の不思議を探る」(伊藤友計)を読むのは本日は断念。
 帰宅してメールをチェックすると、熱中症警戒アラート、光化学スモッグ注意報も昨日と同じように出ていた。この暑さも来週水曜日(9月1日)以降は少しずつ和らぐという天気予報であった。この予報、当たるとありがたい。