Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

再び強い雨と風

2021年08月13日 22時59分33秒 | 天気と自然災害

 再び強い雨が降り始めると同時に、風が強くなった。最大瞬間風速がどのくらいかはまだデータがアップされていないが、10mは超えていそうである。

 それにしても蒸し暑い。湿度が85%を超えている。日中の気温は25℃以下だったにもかかわらず、蒸し蒸しする。扇風機の風が生暖かく不快なので電源を切ってしまった。クーラーのあるリビングルームに避難しないとつらい。

 風が強まると同時に、ベランダの朝顔の鉢植えが倒れていた。逆に朝顔の鉢が倒れた音で、風が強くなったことを知った、というほうが正しいかもしれない。
 あわてて室内に避難させた。「江戸の朝空」という朝顔はまだ沢山の花をつけている。なかなか勢いがいい。しかしこれからまだ1週間は天候不順、花にはかわいそうな気がする。

 明日もまた一日雨の予報になっている。明日は夕方から出かける予定。雨の日に出かけるのは、嫌なものであるが、致し方ない。用事を済ませる前に、二つほど離れた駅で、友人と久しぶりに会いたい気もするが、残念ながらお誘いしたメールに返事がまだない。

【追記】日付が変わってから13日の最大瞬間風速が表示された。23時直前に南南西の風で17.2mとなっていた。


首に鈴をつける

2021年08月13日 20時56分02秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 本日の午前中は強い雨が時々降った。午後からは雨は上がったり、小降りであったりと安定はしなかったが、大雨にならずに済んだ。

 しかし九州と中国地方から北陸にかけての雨はすごいものである。線状降水帯の発生でニュースはひっきりなしに避難を予後かけている。これまでの治山・治水の基準を大きく超えてしまう災害がもたらされてしまう危険が高くなっていると思う。

 さて、とうとう東京も神奈川県も過去最大の感染者数を記録した。感染者数は全国に蔓延している。この期に及んでも首相はワクチン接種ばかりに期待をかけている。ワクチンは2回接種に約1か月かかる。抗体が完全にできるまでさらに2週間くらいはかかる。少なくとも1月半は掛るのである。あと1か月半このままで済まそうとしているのであろうか。しかも第一回目の見通しすら立っていない人が多数である。この状況下で、ただ家に籠もれというのは無理筋である。しかもパラリンピックはやると言い張って聞かない。どう考えてもおかしい。
 首相こそが正常バイアスに陥っているとしか思えない。満足に物事を判断できていない人間が、1億数千万人の人口を抱える国家の首相であるにはあまりに危険なのではないか。誰かが、鈴をつけなければならないのではないか。


避難は早めが肝要

2021年08月13日 10時51分54秒 | 天気と自然災害

 広島市に大雨特別警報が出されたという。江の川がまた氾濫の危険があるらしい。

 私が現役の時、台風の大雨で県管理の河川が溢れ、20時ころに護岸近くの家が危険な状態になったことがある。敷地に接している護岸が一部崩落して、家屋が流されるかもしれないと、思われた。住んでいた老夫婦に所長や区役所、消防などが避難するよう呼びかけたのだが、頑として避難しようとしない。当時はまだ法整備や避難勧告の体系が不備で、誰の責任で避難を勧告するか、明確でなかったような気がする。避難指示、という言葉もなかった。
 やむなく、川の反対側の道路で私どもが道路パトロールカーと作業車で、家の立っている側で消防団が小型の消防車で、それぞれ一晩見張って、家がいよいよ危なくなったら、我々も危険であるが、力づくでも避難させようか、ということになった。

 たまたま私がパトロールカーの添乗の番でもあり運転手と二人、並びに作業班一班で一晩見張った。雨がひどく秋とはいえ、車内でじっとしているとカッパの隙間から入り込んだ雨で体が冷えた。車内の暖房をつけていると燃料の軽油も乏しくなった。現場を離れるわけには行かないし、契約しているガソリンスタンドも終夜営業はしていなかった。慌てて職場の他の作業トラックに来てもらい、軽油を補給したり、夜食やお茶を届けてもらったことがある。
 さいわいにも、朝3時ころには雨が弱まり、河川の水位も下がり始めた。明け方には危険も去ったので、消防団などとともに現場を引き上げた。
 あとで話を聞くと、区役所として、息子からも老夫婦に強く避難の要請を伝えてもらったが、いうことを聞かなかったらしい。しかも息子も一度電話をしただけで、後は音沙汰が無かったとのことであった。

 避難してもらう、ということの難しさをあの時は身に沁みた。この見張りのために地元の消防団や消防職員が張り付き、私どもも他の個所の巡回点検は普通乗用車や作業トラックで代替えするなどの処置を取らざるを得なかった。必要以上に人員を貼り付けざるを得なかった。消防職員も、区役所の災害担当も同様であったはずだ。たしか町内会長も心配して駆け回ったとも聞いた。ここに人手を取られても、土嚢づくりも、土嚢配布も待ったなしなので、残りの作業班も、業者も大忙しであった。

 是非、避難の指示が出たら、明るいうちに、道路が冠水する前に、避難をして欲しいものである。人は危険を前にすると、「まだ大丈夫」「我が家は安全」「もう少し水が高くなったら避難しよう」と自分に都合の悪い情報を過小評価したり、無視したりしがちである。正常バイアスという言葉がある。その思いがもっとも身を危険にさらすのである。

 これは老人特有ということではない。若い人のほうが、「そんなことは無いはずだ」という観念に捕らわれがちである。今回のCOVID-19下の繁華街の人出でのインタビューやワクチンを後回しにする人の言い分、オリンピックの五輪が据えられた都内で記念撮影に興じる人々を聞いたり見たりしていると、若い人のほうが、この傾向は強いと思わざるを得ない。自己合理化も過ぎれば他者への悪意になる。