雨は20時少し前に上がった。強い雨の区域は私の住んでいるところは避けてくれたようだ。市内でも被害の報道はない。
今回の退職者会ニュース、チェックをお願いしたが、今のところ2個所の変換間違いが見つかった。1個所は指摘された。もう1個所は指摘されたすぐ横に自分で変換間違いを見つけた。数が少ないとうれしいものである。
もっとも先日の打ち合わせ会議で事前に8個所ほどの間違いを指摘されていたので、特に今回少なかったというわけではない。
明日は午前中に月曜日に印刷会社に持ち込むデータをメモリーに移すこと、そして20時からオンラインの美術鑑賞講座。資料は打ち出しを終えている。それ以外の予定はない。
この予定以外、何をするか、お風呂でゆっくり考えたい。
午後からいつものとおり横浜駅近くの喫茶店で若干の読書。「芸術のパトロンたち」の第1章「パトロンの登場」を読み終わり、第2章「栄光のパトロン」を少々。
「「ルネッサンス」時代における「再生」ないしは「復興」の要素を強調しようとすれば、当然のことながら、ルネッサンス以前においては芸術文化は衰退していたという見方にならざるを得ない。「暗黒の中世」は「栄光のルネッサンス」から必然的に導き出されてくる見方であり、・・・・。しかし中世は決して文化的にそれほど劣っていたわけではもなければ、暗黒時代だったわけでもなく、豊かな文化の花を生み出した時代であり、ルネッサンスの文化と呼ばれるものも、多くの点で中世の遺産を受け継いでいるというのが、「中世からの反論」論の趣旨である。
・・・・かつては二百年ないしは三百年に及ぶ長い栄光の時代と考えられていた「ルネッサンス」も今では「ゴシック」と「マニエリスム」に前後からはさみうちにされて、著しく短縮させられる傾向を見せている。」
「ミケランジェロ、ラファエロに関しては、教皇ユリウス二世の強烈な意志が、決定的役割を果たしている。普通の意味でのパトロンという以上に、もっと積極的に芸術家の創造活動に参加するものであった。」
しっかり私の頭に中に根付いて、前提となっている指摘である。