本日はリュックに入れておいた本は、まったく読むことがなかった。そもそもコーヒータイムがなかった。こういうこともあると、思うしかない。
このごろ家ではベッドに横になって本を読む癖がついてしまった。リビングルームやパソコンデスクの前の椅子に座って本を読むことはまずない。パソコンで会議の資料などを作るときに他の資料を読む程度の読書を除いて、体が横にならないと本が読めなくなった。
さすがに喫茶店では横に慣れないので、喫茶店で読むときだけは椅子に座って読む。むろん書店では立ったまま読む。
寝ながら本を読むと目を悪くすると小さい頃は脅かされたが、目がすっかり衰えてしまった現在はそんなことでは脅しにならない。小さい頃は横になって読んでも寝てしまうことはあまりなかった。
現在、妻からは「寝る態勢になった」と言われる。寝ているのか、読書しているのか、割合からすると寝ている確率のほうが高いという。この妻の言い方をされると、「寝てないぞ」という気分になり、読書が進む。ただし書物と眼の間の距離は短く、目の疲労は大きい。
テーブルや机の前で、椅子に座って姿勢をそれなりに正しくして本を読むのは確かに理想である。これからは意識してそのようにしたい。
そのために「コーヒー代を払って喫茶店で本を読むことを続けようと思う」と妻に宣言したことがある。「コーヒー代がもったいないから、家でお茶を飲みながら読書をしてほしい」と反論されて、何も言い返せなかった。
悲しく、そして情けない話である。