本日から読み始めた本は「裸婦の中の裸婦」(澁澤龍彦・巌谷國士、文春文庫)。
既に古書店で購入していた本、購入した時に12編の内4編を読んでそのままになっていた。再度始めから読みなおしである。
この書は1986年3月から月刊誌の連載として、澁澤龍彦氏によって始まった。しかし9編まで澁澤龍彦氏が書いたにもかかわらず、氏が癌を患い、巌谷國士が残り3編を引き継ぐ形で完成されたものである。
澁澤龍彦の文章はなかなか読みにくいのだが、この書は対話形式の文章で、言葉が分かりやすく、何よりも親しみがある。しかしすでにこれまでに読み終わっていた部分までは読み終えた。残り8編、すぐに読み終えてしまいそうなのが残念。