本日フラワー緑道の一番横浜駅寄りをバスにて通過したら、ヨコハマヒザクラが開いていた。残念ながら引き返して写真を撮影するゆとりはなかった。しかし明日も晴れるので、コンパクトカメラを持って見に行きたいと思う。
私は別にサクラのオタクではないし、サクラの花に浮かれるのも好みではない。私はサクラを出汁にどんちゃん騒ぎや酒宴や人混みに繰り出すのは好みではない。花狂いにも無縁でありたい。サクラを静かにゆったりした気分で眺めたいだけである。暖かい陽射しとサクラの花の下で、寝転んで、親しい友人と春の訪れを実感できれば、それでいい。それがサクラでもウメでもコブシでも菜の花でもなんでも構わない。ただし、サクラの散る風情は他のものに代えがたい魅力である。
本日の書き写しが終わり、あと一回で古今集真名序は終了する。
そして「絵画の政治学」は第4章「カミーユ・ピサロ 気取らない眼」と第5章「マネの《オペラ座の仮面舞踏会》」を読み終え、第6章「ファン・ゴッホ ルヌアールとリヨンにおける織工の危機」を読み始めた。「絵画の政治学」は少しずつわかりやすい表現担ってきている。具体的な作品の解説という方法を取り始めたことで、著者の言いたいことが少しずつ見えるようになってきた。最初からこのような叙述であれば、よかったのに、と思っている。