男2+女1という恋愛映画の定番な上に、懐かしい映画フィルムが流れている映画博物館が舞台となっており、と映画ファンは捨て置けない映画であった。
でも、何かもうひとつ入っていけなかったなあ。懐かしき映画が無声映画のバスター・キートンとか無声映画が多かったこと。(ほとんど見ておりません。)それと、ヒロインが全く僕の好みの対岸に立たれておられましたので、醒めてました。ルームメイトの女の子のほうがいいなあ、 . . . 本文を読む
見始めて現実のリアルさを意識する連続描写。社会に適応しない人間たちの群れは恐らく今生きているわれわれの姿でもあるのだ。そういう意味でこの映画はわれわれの痛い心を突いたイヤーな映画でもある。こんな日常の厭なことを忘れがたいために僕は映画を見ているのだ。現実を認識したいがために映画を見ているわけではない。
とは思うけれども、見終わってほっとするなにかがあるのがこの映画の救いですね。
安藤政信は珍しく荒 . . . 本文を読む