今一番求められる癒しの物語だ。神秘的な地、天草の海に浸かりながら自分の体の中に海を感じ、再生してゆく女を通して現代に生きる意味を問う佳作。
登場人物がほとんど老人だからか、テンポがのろいがそれはそのうち慣れてきて、心地よいまるで海水に浸かっているような不思議な雰囲気の映画だ。俳優がほとんど無名の人でそのテンは新鮮だが、演出が少しもたもたしている感じがした。テーマ自体はそれほど新しくなく、さらに突き . . . 本文を読む
評判の小説を読みました。一気でした。驚いたのは高校生たちの一晩の歩行の話なんですね。
これを書いているのが中年の女性と言うのが僕には一番驚かされたし、ものすごく思春期のアイロニーが書けている。青春の輝き、ときめき、はかなさ、哀しさ、強さ、、、それらのものがすべてここにありました。
実は映画化されたと聞いたからそれまでに読んでおきたかったんです。
久しぶりに本を読んでさわやかないい気持ちに戻れました . . . 本文を読む