テーマが拡散しすぎて捉えづらいところがあったが、それでもイジメ、家族、こっけいなテレビ界など見るべきところはあった。
でもどちらかというと、新しい映画というより2番煎じの映画といったイメージが強いかなあ。男の子の哀しみがあまり感じられなかったというのが偽らざる僕の感想だからだ。ここは弱いと思う。
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横顔が好きな監督だ。俳優の顔はほとんど横顔。男も女もみんなそれに応える俳優を使っている。正面から出ないので、俳優の演技より演出に力点が行くはずが、不思議と演技合戦になっているところが面白い。
一瞬の愛が歳月を経て永遠の愛を持続していく、というのも素材として素晴らしい。テーマが深いから映像も単色っぽく、緩やかに流れている。
簡単に獲得できるはずの愛がふとした弾みで歳月を経てまた舞い戻ってくる展開は哀 . . . 本文を読む