事実に基づいて作られた映画だから、脚色はない。3か月の筏による航行もアドベンチャー映画のように超劇的な嵐があるわけでもない。そして筏の上の6人は意外と精神的葛藤も少ないようである。
ときにはサメに遭遇し冷や冷やするシーンもあったが、しかしそれほど映画的高揚感はない。
そう、この映画は結構地味目の映画作りなのであります。だって、事実に基づいて(縛られて)いるのだから、映画的躍動感を映像から覚える . . . 本文を読む
ガリレオと子供との会話・駆け引きが結構楽しい。単なるペットボトルから200メートル先の海の様子を観察する実験道具の製造等、この辺りは映画ならではの楽しさが溢れている。
でもこの映画、原作読んでいないから何とも言えないけれど、すっきりしない結末です。
まあ、16年前の事件が証拠一つで殺人犯にされる警察捜査も、ちと疑問だが(それは置いといても)、三つほど問題点を指摘したい。
ネタバレです。
ま . . . 本文を読む