このシリーズ、まだ6本目なんだ。でも随分長く見てきた感もある。今調べたら20年以上。でも、これほど時間が経つと、うまく言えないけれど自分の人生と、時々交錯してしまうよね。クルーズ君と一緒に僕も年を取ってしまった、、。
そのクルーズ君ももはや56才とやら。でも、56歳でこんなことができるなんて、彼は超人か!
それほど今回は2時間半、クルーズ君は飛ぶ、走る、悩む、まさに人間的であり、鳥でもある。あ . . . 本文を読む
冒頭から前半、特に女の心象を表出した美術館の光景は素晴らしい。ぐっと迫るものもある。けれど、、、
それからミステリアスな部分が希薄になり、現実と妄想の区分を確かめるまでもなく、奔放に映像は駆け巡る。今回のキーワード、双子、か。オゾンはこれに変に執着する。その内、男、から自分自身、母親まで二人シンメトリーを描き尽くす。
でも、意外とオゾンにしては野暮ったい。鋭いところがない。あれほど勢いのあった . . . 本文を読む