映画館で演じられ、そして見る演劇。これは僕にとって初めての経験だ。まさに映画館での話なんだ。久野さんは前作も思ったが、詩人である。この演劇はまさにポエムなんだ。
7人によるそれぞれのつぶやき。かれらはたまたま映画館にいる者たちだが、1人の人間の分身にも思えてくる。
映画から主人公が映画館にやって来て、観客たちと共にし、そしてスクリーンに戻ってゆくというウディ・アレンの映画もあったが、この劇は主 . . . 本文を読む
ホラーコメディというジャンルなんだが、なんと2時間を超える長尺だ。普通はだれる時間尺だが、なかなかどうして、脚本がしっかり展開しているので、退屈なんかしない。しかも多人数の出演者。そしてみんな若い。美人も多い。これで面白くなければ何が悪い。
全然悪くありません。楽しい時間です。出演者、それぞれ役柄にきちんと意味を持たせどうでもいい役柄がありません。この辺り、脚本への練り込みもすごいですよ。
そ . . . 本文を読む