佐藤泰志の原作の映画化をすべて見ていますが、監督がすべて違うんですね。でも創り出された作品はすべて1級品で質感もほぼ同じ。それだけ原作の力が強いということなのだろう。本作も函館のどんよりとした空気感と静かに漂う微光が感じられ、わが心を大いに揺さぶる。
この映画の場合、生と死の割合が男の中でぐらぐら揺らぎ、かろうじて均衡を保っているのが、ただ治療として行っている走ること。友人もましてや妻でさえ生き . . . 本文を読む
かなりユニークな法律ものミステリーです。今時の学生がこれほどのインテリ集団とは思えないのですが、まあそうなのでしょう、とても面白いです。
5編の短編集ですが、最近の現代用語が多く、あまりSNSに詳しくない吾輩は苦しい展開ではありますが、でもついていくことはできました。
5編全部いいけど、敢えて言うと最初の「六法推理」が面白かったかなあ、何となく犯人を当てちゃいましたネ。
読者を選ぶ種類のミス . . . 本文を読む