井上光晴の名作「明日 一九四五年八月八日・長崎」の演劇です。観客たる我々は長崎に原爆が落ちたことを知っている。そして舞台に登場する人物たちはそれを知らない。健気に戦争末期の日本を生きている。少しでも明日を信じてみんな生きている、、。
一つ一つのシーンがすべて真実で、清らかで、今当たり前のように平和を生きている我々は彼らから一番幸せの輝きをもらう。ラストは泣けて席を立てず。
俳優陣、すべて完璧の . . . 本文を読む
卒業公演で、こんな実験的な地球的SFを素材に公演を行うって、勇気がいることだと思う。何か内容が福島原子力問題をベースにしている感があり、興味深いが、ムズイ。舞台は集団のダンス的演技から始まり、いよよ人間の深源に入ってゆく、、。
セリフ等俳優たちの演技は完ぺきに近いと思う。ミステリー的にテーマを描いて入りやすくはしているが、人間とは何か、を本追求しているので、正直見ていて疲れる感も無きにしも非ず。 . . . 本文を読む