鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

浜田橋

2009-02-05 | 石橋
鹿児島の名石橋といえば西田橋がありますが、残念ながら移設されており現役ではありません。
いまだ現役で活躍している名石橋の浜田橋を紹介します。
浜田橋は、日置市吹上町永吉の、永吉川河口付近にあります。
国道270号の橋のすぐ下流です。


下流左岸から見た浜田橋。


下流右岸から見た浜田橋。
この橋は、明治17年以前に架けられていた2連アーチ橋で「永吉橋」と呼ばれていました。
大正2年、水害で流出し、現在の3連橋に架け替えられ、名前も「浜田橋」となりました。
 橋長:44.8m
 幅員:4.1m
 高さ:6.5m
 架設年代:大正2年
鹿児島県で使用されている石橋の中で、最も長い橋です。


下流から見たアーチ部。


上流右岸より。


左岸から見た上部。
交通量は多くないですが、車で渡ることができます。
右は国道の橋。


欄干。


「はまだばし」の記念碑。


浜田橋のすぐ下流には、南薩鉄道の鉄橋がありました。
南薩鉄道は、大正2年に開通し、昭和59年に廃線となりました。
これはその橋脚です。

浜田橋は、この南薩鉄道とともに、薩摩半島の大動脈の役割を果たしていました。
その美しさ、長さ、現役で活躍していることなど、鹿児島の名石橋といえるでしょう。
コメント (4)
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