首塚他
2014-03-16 | 史跡
さつま町の史跡を3つ紹介します。
首塚です。
国道267号の大角バス停から農道を南へ行くと、川の右岸の畑の隅にあります。
1401年、鶴田領主鶴田重成と渋谷四族がこの地で戦い、その戦死者の供養塔です。
立派な梵字が刻まれています。非常に大きな石塔で、県内随一です。
大前時吉氏供養塔です。
川内川と穴川の合流地点にあります。
大前時吉氏はこの地方の領主でしたが、戦で一族の多くが戦死し、荼毘にしたところです。1698年、祖先供養のため、一族により建立されました。
上部の六地蔵です。
隣にある観音像。
堕涙石です。
国道267号から鶴田ダムに向かい、川内川に架かる最初の橋のたもとにあります。
明治2年、鶴田の植村源之助と娘の津與(つよ)は、村人と草刈に行き、帰りに舟が転覆して川に投げ出されました。
津與と村人は岸にたどり着きましたが、父は流されました。津與は父を助けるため川に飛び込み、二人とも帰らぬ人となりました。
それを記録した碑で、明治3年に建てられました。
碑のあるところの橋から川内川を望む。遭難したのは、この上流です。正面は川内川第二ダムです。
人の霊を慰める3つの石碑の紹介でした。