鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

波之平刀匠跡他

2014-07-14 | 史跡

鹿児島市の谷山地区は、刀鍛冶に関する史跡が多いです。そんな史跡を3つ紹介します。

 

東谷山1丁目にある波之平刀匠跡。住宅街の道路脇にあります。

 

平安時代末期、大和の国の刀匠橋口正国が、薩摩の谷山に住み着いたのが波之平刀匠の始まりです。

正国は船旅で嵐に会い、自ら打った刀を海に投じると海は静まりました。その後、正国は波平行安と名のりました。

 

「波之平刀匠之遺蹟」の碑。

初代から64代、明治初期まで900年も続いたそうです。

 

石碑の隣には湧水があります。

 

水、砂鉄、木炭に恵まれていたことが刀鍛冶に適しており、多くの名刀が生まれました。

 

前の史跡の北に波之平公園があり、その近くにある奥龍蔵権現です。

ここは、薩摩新刀の名工、奥3兄弟の鍛冶場があったところです。

 

階段の下に対の仁王像があります。

 

向かって右の阿像。

 

吽像。

 

階段を登ったところにある石祠。

 

五ケ別府町三重野にある三條小鍛冶遺跡です。

三條小鍛冶宗近は平安時代の京都の役人でしたが、罪を犯して薩摩に流され、橋口正国の弟子となってここに住み着きました。

 

石碑。

宗近は、その後罪を許されて京都へ帰り、名工になったそうです。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする