鹿児島市吉野町にある、西郷隆盛蘇生の家を紹介します。
国道10号の脇にある蘇生の家。
西郷隆盛は、安政の大獄で追われる身となった僧月照を連れて鹿児島へ逃れますが、藩は日向追放(実際は死罪を意味する)を決めます。絶望した西郷は、月照とともに冬の海へ身を投げました。月照は亡くなり、西郷だけが蘇生します。
踏切を渡ったところに「西郷先生蘇生之遺蹟」の碑があります。東郷平八郎の書です。
蘇生の家へ向かいます。
前の写真の右にある「月照上人遷化之地」の碑。月照が死んだ所という意味です。
西郷隆盛蘇生の家。
西郷さんは自らを土中の死骨と呼び、生涯恥としました。藩は、西郷が死んだと幕府に届け、菊池源吾と改名させて奄美大島へかくまいました。
反対側の入り口。中には入れません。
蘇生の家から桜島を望む。
錦江湾と桜島。このあたりに身を投げたのでしょうか。
左は桜島、右は鹿児島市街地です。