鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

ゆずの葉ゆれてのロケ地を訪ねて「香梅ケ渕」

2019-10-10 | 水辺の風景

鹿児島市喜入旧麓の香梅ケ渕(こべがふち)を訪ねます。前回の肝付家墓地の下の川にあります。

 

ここを左へ行くと香梅ケ渕です。

 

八幡川左岸に出ました。ちょっとした広場があります。

 

正面の竹の右(上流)が香梅ケ渕です。

 

渕の下流。

 

紺碧の香梅ケ渕。ここには悲しい伝説があります。

昔、領主が家臣や侍女たちと花見の宴を開きました。侍女の香梅は給仕役をしていましたが、領主の前を退こうとしたとき、香梅の帯が擦れ合い異様な音がしました。他の侍女たちは、美しく領主の寵愛を受けていた香梅をねたんでいて、この音を不躾な「おなら」であるとささやき、領主の顔色が変わりました。

 

家臣の一人が梅香を助けようと、「この清流に盃を投ぜよ。下流に流れれば、音は衣擦れであり、潔白が証明されるだろう」と叫びました。梅香は盃を渕に投げましたが、盃は上流へ流れていき、絶望した梅香は渕に身を投げ、戻ることはありませんでした。

 

渕の上流部。

 

上流から見た緑色の渕。

 

この渕で見られる野鳥です。

 

上流を望む。

 

滝があります。

次回は南方神社を訪ねます。

コメント (6)
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