鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

稲荷神社の史跡群

2011-01-12 | 史跡
日置市東市来町湯田の稲荷神社にある、日置市指定文化財の史跡群を紹介します。
国道3号の向湯田信号を北へ行き、線路を渡ったところにあります。


稲荷神社。
島津家初代忠久公の母、丹後局によって1221年に創建されました。


境内のクスノキ。
 幹周り:6.5m
 樹高:25m
 樹齢:300年


クスノキの根元に対の仁王像があります。


右の阿像です。高さ2.34m。


左の吽像。高さ2.40m。
仁王像は1715年に建てられました。


狛犬の阿像です。


狛犬の吽像。
建立は、仁王像と同じ年代です。


青面(しょうめん)金剛像。
高さ1.22mの浮き彫り造りです。
手が6本あり、憤怒の形相をして火焔の髪を逆立てています。
1803年の建立です。
コメント (8)
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石橋とのツーショット(1)

2011-01-10 | 石橋
石橋の写真を撮っているうち、他のものとのツーショット写真を撮り溜めてきました。
たとえば、石橋と滝、古木、石橋、石造り構造物、山などです。
これらの写真をシリーズで掲載します。
なお、一度掲載した写真を再び掲載することがあります。


姶良市加治木にある金山橋と板井出の滝。
アーチの中の滝が美しい石橋です。


正面が板井出の滝、右手前が金山滝です。


同じく加治木の菅原神社にある石橋とクスノキです。


前の写真のクスノキの古木。
 根回り:12m
 樹高:25.5m
 樹齢:約460年


石橋の手前にはイチョウもあります。


前の写真の紅葉した風景です。


加治木の精矛(くわしほこ)神社にある石橋とクスノキです。
その間に、石臼と手水鉢があります。


石橋の向こうが石臼、その左の穴の開いたのが手水鉢です。


手水鉢と石臼。
鳳山和尚が、文禄・慶長の役に従軍したとき、朝鮮から持ち帰ったものといわれています。
下に穴の開いた手水鉢を見たのは初めてですが、朝鮮特有のものでしょうか。


今日の絵手紙。momomamaさんへ。
コメント (6)
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川畑井堰

2011-01-08 | 史跡
南九州市加世田川畑にある、石造りの川畑井堰を紹介します。
川畑小学校前の道を東へ行くと、万之瀬川の支流の大谷川があり、そこに架かる渡瀬橋のすぐ上流にあります。


渡瀬橋から見た川畑井堰。


下流正面から見る。
この井堰は、宝暦年間(1751~1763年)に築造されました。


下流左岸より。
この井堰により下流の15ヘクタールの水田を開きました。


左岸より。


昭和25年に大改修をしましたが、切石は当時のままです。
南九州市指定文化財です。


堰から落ちる滝。
コメント (2)
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徳浜の断崖

2011-01-06 | 風景
奄美大島の大和村にある徳浜の断崖を紹介します。


リアス式海岸で、奇岩が続く奄美の海。


前の写真の岩峰を海岸から見たものです。


名音にある徳浜の断崖です。
高さ172mの垂直の岩壁です。
断崖に掘られたトンネルは名音トンネル。


トンネルの上部だけモルタルで保護されており、色が違います。
トンネルを出たところに名音集落がありますが、トンネルが出来る前は、集落間は船で移動していたのでしょう。


海側の岩壁。
岩肌は、赤っぽいところと白っぽいところがあります。


トンネルの左(山側)にも垂直の岩壁がそびえています。
この付近は、奄美の中でも特に荒々しい景色です。


断崖の近くの海に浮かぶ岩。
コメント (10)
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薩摩藩留学生渡欧の地

2011-01-04 | 史跡
いちき串木野市羽島にある、薩摩藩留学生渡欧の地を紹介します。


岬は羽島崎で、島は沖ノ島。
写真の右に羽島浦があります。


途中に、歌人万造寺斉誕生の地があります。
万造寺斉は、明治19年この地に生まれ、東京帝国大学入学とともに与謝野寛の門下生となり、石川啄木、高村光太郎、北原白秋らと親交があった歌人です。
木はアコウの大木。


羽島漁港。
石造り防波堤です。


陸側から港を見る。


漁港の隣にある薩摩藩留学生渡欧の地の碑です。
1865年、若き薩摩藩士たちの一行19人が、グラバーが用意した蒸気船オースタライエン号で、ここから密かに英国へ旅立ちました。


前の写真の近景。
一行の中には、五代友厚、森有礼らがいて、彼らは明治政府の新国家建設で活躍しました。


留学生たちの名前と帰国後の役職などです。


近くにある羽島崎神社。
太郎太郎祭が行われます。
コメント (4)
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ヤクタネゴヨウ

2011-01-01 | 巨樹・古木
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
今年も、山や海などの風景写真、源流や滝などの川巡り、花や古木の写真、史跡探訪、石橋探訪、田の神巡り、去年から始めた絵手紙、とやりたいことはいろいろです。
マイペースで、ぼちぼちとやりたいと思います。


珍しく、大晦日から大雪になった鹿児島・・・
これは、雪をかぶった我が家の庭のシクラメン。

正月らしい記事を・・・ということで、松竹梅のうち松を紹介します。
ヤクタネゴヨウ(屋久種子五葉)は、種子島と屋久島に分布する五葉松の一種です。
種子島には200~300本ほど生育していると推定され、本数が少ないことから、環境省の絶滅危惧種に指定されています。


西之表市中割の鴻峰小学校の庭にあるヤクタネゴヨウです。
青々とした枝が広がり、樹勢もいいです。


根元。


別の角度から見た根元。
鴻峰小学校は、現在休校となっています。
子供たちを見つめてきたヤクタネゴヨウです。


鴻峰小学校から北へ3kmほど行くと大川田川があり、川沿いに10数本のヤクタネゴヨウの群生地があります。
これは、川の岸に設けられた見学道路です。


見学道路から見たヤクタネゴヨウ。直径60cm。
この付近に6本のヤクタネゴヨウがあります。


清流の大川田川。
このような川で、子供の頃ダクマ(テナガエビ)捕りをしました。


先ほどのヤクタネゴヨウの下流左岸にあるヤクタネゴヨウ。
ヤクタネゴヨウは巨木になり、昔はこれで丸木舟を造っていました。
希少種のヤクタネゴヨウが絶滅しないことを願います。
コメント (16)
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