鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

成木田橋他

2016-09-10 | 石橋

石橋を3つ紹介します。

 

薩摩川内市祁答院町の成木田橋を左岸から見たものです。県道ですから幹線道路です。

右奥に見えるのが上手小学校。

 

上流から見た成木田橋。

 橋長:15.6m

 幅員:4.4m

 架設年代:明治36年

 

近景。

 

下流側は拡幅されています。

 

成木田橋から上流を望む。川は秋上川(川内川水系)です。

 

薩摩川内市入来町の猿子橋を左岸から見たものです。これも県道です。

 

下流より見る。川は、鹿児島湾に注ぐ別府川水系です。

 

下流から見た内部。

 橋長:5.4m

 幅員:7.3m

 架設年代:大正12年

 

上流側は拡幅されています。

 

姶良市蒲生町西浦の紀念橋を上流から見たものです。これも別府川水系です。

 

右岸より見る。車も通れますが、人道橋として使用されています。

 

下流より見る。ツタでアーチが見えません。

 

下流から見た内部。

 橋長:5.78m 

 幅員:2.76m

 架設年代:明治39年

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牛島

2016-09-08 | エッセイ

小学生の時、国語の教科書に、全国各地の小学生が自分の郷土を紹介する、という内容の文が載っていた。

最初の報告は室蘭からだった。

室蘭は鉄の町で、大きな煙突から煙がもくもく出ている、といったことが、幾分自慢げに書いてあった。

日本が大気汚染、水質汚染などの公害問題で騒がれるのはこの後のことであり、当時は、巨大な煙突から出る煙は復興と繁栄の象徴だったのだ。

 

この中に、牛島からの報告があった。

牛島は瀬戸内海の小島であり、みかんの栽培が盛んであることが報告されていた。

山の斜面にみかんの苗を植えており、島がみかんでいっぱいになるように、といったことが書かれていた。

同級生の一人が地図帳を広げ、

「これが牛島じゃないか? 形が牛に似ているよ」

と言った。

指さした先を見ると、それはなんと小豆島であった。

 

私はその後、牛島はどこにあるどんな島か考えたことはなかったが、最近思い出して調べてみたくなった。

昔なら、百科事典にも載っていないであろう牛島のことを調べるのは大変だったろうが、今は簡単である。

牛島は香川県丸亀市に属し、丸亀の北7.7kmのところにあり、東には瀬戸大橋(瀬戸中央自動車道)が通っている。

 28の島々からなる塩飽(しわく)諸島の中で、4番目に小さい島である。

島の周囲4.2kmで、里浦と小浦の2集落があり、人口は9世帯11人だそうである。

かつて栄華を誇り「瀬戸内海の海上王」と言われた豪商、丸尾五左衛門の本拠地だったとか・・・

今は過疎化が進み、みかん栽培は自家用程度らしい。

ネットには、島の風景など様々な写真が載っており、遠い昔に知った牛島のことが身近に感じられた。

牛島のことは、下のホームページに詳しい。

http://find-travel.jp/article/8320

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鷺簗橋

2016-09-06 | 史跡

土木遺産に指定されている、出水市下大川内の鷺簗(さぎやな)橋を紹介します。

 

左岸から見た鷺簗橋。向こうは国道447号です。

 

右岸より見る。4t車以上は通行止めですが、普通車は通れます。

 

下流右岸から見たものです。

 

下流から見た鷺簗橋。

 型式:鉄筋コンクリート(RC)アーチ橋

 橋長:27m

 幅員:2.5m

 完成年:昭和2年  

 

89年前の完成です。補修の塗装はされていますが、損傷は見られず、原形を保っています。

 

橋から下流を望む。

 

上流を望む。岩が露出した早瀬になっています。

 

左岸にある架橋記念碑。

 

寄付者の名簿です。高い人は120円、安い人で5円です。5円でも当時は価値があったでしょう。

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野間之関跡と日本一の地蔵

2016-09-04 | 史跡

出水市の史跡を二つ紹介します。

 

野間之関跡です。肥後藩との国境に近いこの地に、1600年頃設けられた関所です。

徳川泰平の世になっても、薩摩藩は入国を厳しくしました。

 

「野間之関趾」の碑。大正12年に建立されました。

 

碑の文字は、海軍大将東郷平八郎元帥の書です。

 

関所で使用されていた井戸が残っています。

 

出水麓の近くの八坂神社に、日本一の地蔵があります。

 

階段を登って神社に行きます。

 

神社の横に日本一の地蔵があります。

 

一枚岩から彫られた地蔵で、高さ2.6m、台座を含む全高は4.2mです。大正末期の建立です。

 

近くの路地に六地蔵尊があります。

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伊勢神社の大クス

2016-09-02 | 巨樹・古木

出水市高尾野町上水流にある、伊勢神社の大クスを紹介します。

 

伊勢神社の鳥居と、その向こうにあるのが大クスです。

 

神社側から見た大クスの全容。出水市指定名木です。

 幹周り:5.62m

 樹高:26m

 樹齢:300年

 

上部。大きく枝を広げ、樹勢がいいです。

 

下部。

 

根元。御神木になっています。

 

社殿へ行きます。途中にもクスノキがあります。

 

伊勢神社社殿。

 

狛犬。

 

狛犬の口の中に球がありますが、後で入れることのできない造りです。

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